僕の仕事は、メインは何かを作り上げていく仕事なんですが、
取り組んでいるプロダクトが
「完成していく」とき、
不思議な感覚を持つことがあります。
数年前に急に感じたことなんですけれど、
この感覚は
「戦艦がだんだん出来上がっていく」
というイメージのものなんです。
戦艦なんか作ったことあるわけないのに。
おそらく、造船所の様子をテレビや映画で観たとか、
航空機の設計のドキュメンタリーだとか、
そのイメージが僕の中にあるんだと思います。
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ものすごく巨大な建造物である戦艦は、
細かいパーツが無数に組み合わさってできています。
そのパーツ一つ一つすべてに意味があり、
ネジ一つですら、欠けてはなりません。
そのパーツ達が組み合わさって、ある一つの機能を担う。
たとえば推進力を担うエンジンまわり、燃料タンクやスクリュー。
乗務員が生活し、活動を行うためのデッキや部屋。
計画通りの運行を支障なく行うための、艦橋や監視塔。
最初は全体像が見えないけれど、
骨組みができ、段々と形が見えてきて、
いろんな箇所が完成していく。
塗装されて、立派になっていく。
最終的には、そのものに命が宿り、威厳すら放つようになります。
これは「ものづくり」というものに共通の感覚なのかもしれません。
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この感覚を得ているときは、
概してうまくことを進められているとき。
これを楽しめることがこの職業の資質かもしれません。
今年も、楽しみながら、たくさんの新しい命を創り出していきます。