榛名神社(群馬県) | yampoo 御朱印集めの旅 

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御朱印を集める旅を始めました。

群馬県で一番人気のある榛名神社にお参りしました。榛名神社は上毛三山のひとつ榛名山の南西麓に鎮座されています。

 

「榛名」というと、私は日本海軍の戦艦の名前をすぐに思い浮かべます。子どもの頃はプラモデルを作るのが大好きでした。特にタミヤから「ウォーターライン・シリーズ」という1/700スケールの軍艦のプラモデルが販売されていて、日本海軍全ての艦船を揃えるというのが目標だったのですが、お小遣いが足りず実現できませんでした。

「ウォーターライン」というのは、プラモデルの軍艦の底が平になっていて、テーブルや机の上を海面に見立て、並べやすくなっているのです。

旧日本海軍の戦艦では、もちろん「大和」や「武蔵」も格好良いですが、「霧島」や「榛名」のように、もともとは巡洋艦だったのが改造されて、高速戦艦として生まれ変わった経歴を持つ艦艇も好きです。

そう言えば、同じ上毛三山のひとつである「赤城」は空母で有名ですね。

 

榛名神社に到着すると、すぐに、かつては神仏習合のお社だったことが分かります。

毘沙門天や布袋の像がありますし、立派な三重塔も建っています。

駐車場近くの鳥居から拝殿までは結構な距離があります。大きな木々、滝や巨岩、奇岩を見ながら参道を歩くと心が癒やされると同時にパワーを感じます。今年は九月になっても残暑が厳しいなか、この空間だけは涼しく心地よさを覚えました。

 

おそらく榛名神社の始まりは、噴火を繰り返す榛名山を鎮めるための祭祀の場であったと思います。

実は「榛名山」という山の頂はなく、いくつものピークがある山体の総称を「榛名山」と呼んでいます。噴火を繰り返したために、このような複雑な山容を呈しているわけです。

昔から日本には巨人伝説があって、そのなかで「ダイダラボッチ」が有名です。ジブリ映画「もののけ姫」にも登場しますね。榛名山にも、ダイダラボッチ伝説があって、土を盛って榛名富士を作ったときに、土を掘り起こしたところに水が溜まって榛名湖になったというお話しです。

 

榛名神社は中世から近世にかけては、「満行宮榛名寺」と称していて、特に江戸時代には上野・寛永寺の管理下に置かれていました。

明治の神仏分離によって、「榛名神社」として再スタートを切ったわけですが、仏に関するものは全て破却せよとの命令を受け、当時は相当な葛藤と混乱があったようです。しかしながら、その状況下でも三重塔は難を逃れることができました。

 

2017年から2025年にかけて、文化財保護の大修復が行われています。現在は本社、幣殿、拝殿がちょうど工事中で、残念ながら見ることができませんでした。全ての修復が終了したあとで、もう一度、癒しとパワーを感じにお参りしたいと思います。