枚聞神社(鹿児島県) | yampoo 御朱印集めの旅 

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御朱印を集める旅を始めました。

鹿児島市内から薩摩半島を南下するにあたって、久々に指宿スカイラインをドライブしました。途中に数ヶ所ある展望所からは錦江湾と桜島の姿をきれいに望むことができます。子どもの頃から見慣れた風景ですけど、日本のあちこちに行ったことがある私の経験からして、日本を代表する絶景のひとつではないかと思います。

 

半島の形をした国の一之宮は、半島の付け根に位置している場合が多いのですが、薩摩国の一之宮である枚聞(ひらきき)神社は薩摩半島の南端、指宿市に鎮座されています。そして、御神体は開聞岳(かいもんだけ)で、神社の本殿越しに山頂を拝むことができます。

 

開聞岳はその山容から「薩摩富士」と呼ばれています。標高1000mに満たない山で百名山に入っているのは開聞岳と筑波山だけです。百名山を選定した深田久弥は、よほど開聞岳に思い入れがあったのでしょうか?古代から、東シナ海航路の目印としての役割を果たしていたということも選ばれた理由のひとつかもしれません。

 

枚聞神社の御祭神は「オオヒルメノムチノミコト」で天照大神のことです。ただし、枚聞神社はかつて和田都美(わたつみ)神社と呼ばれていたこともあるようで、和田津美とは豊玉姫命、つまり竜宮のお姫様ですから、海幸山幸の神話や浦島太郎伝説にも深く関わっています。

 

それにしても「枚聞(ひらきき)」とはどういう意味なのでしょうか?紀氏一族がここで、「土地を拓(ひら)いた」からだという説があります。

そう言えば、開聞岳の開聞も訓読みで「ひらきき」と呼べますね。「ひらきき」とは何かもっと深い意味があるような気がします。