今月の2日にペットショップにハムちゃんたちのご飯を買いに行った時に可愛いベビハムちゃんたちを見ていたら「今月誕生日でしょ~ちょっと早いけどお迎えしたいハムちゃんがいたらお迎えしていいよ~」と予想外のことを言われてびっくり!(笑)
嬉しかったけど今3匹飼ってるし全然乗り気じゃないから「今日お迎えはしないな~」って思いながらゴルハム長毛のベビちゃんをジーッと見てたけどやはり「お迎えは今ではない!」って言葉が頭に!
なのでお会計して帰ろうかな~ってその場を離れようとした瞬間に2匹しかいないと思っていたゴルハム長毛の男の子のケージの奥の角っこの紙材の中からひょっこり顔を出した3匹目のハムちゃんを見た瞬間「真っ白な天使だ!この子だ!!!!!」って直感というか一目惚れ( *´艸`)
テンション上がりまくりの私を不思議そうな顔でベビハムちゃんは見てたな~(笑)
店員さんに「あの真っ白なベビハムちゃんをお迎えします」と伝え店員さんがそのハムちゃんを抱っこして体をチェックするために仰向けにしたら下腹部に異変があるのに気付いて渋い顔・・・。
そして「おちんちんが赤くなって炎症を起こしてるし、明らかに他のハムスターより体が小さいので発育不良の可能性大なのでこのハムスターはやめた方がいいです」と言われ予想外の展開にびっくり!
本当の事は言わないだろうな~って分かってはいたけど思わず「そのハムちゃんはどうなるんですか?」って聞いたら「1度後ろにさげ治療をして体調管理をし、元気になったらまた店頭に出します」という返答でした。
彼と顔を合わせ頷き「発育不良や炎症をおこしてるのを承知の上でお迎えします」と言ったら店員さんはびっくりして「え!?」って顔してて「そりゃ~そんな表情になっちゃうよね~」って心の中でツッコミを入れちゃいました(笑)
まあお店側としては後で問題が起きても困るので「やめた方がいいですよ。炎症を起こしてるので病院代はかかるし発育不良の可能性大なので、いろいろと大変だと思うので本当におすすめしません」とさらに念押し!
だけど何を言われても気持ちは変わらなかったので「病院での治療費がそれなりにかかることも承知の上でお迎えします」と伝えたら私たちの気持ちを分かってくれたみたいで、「このハムちゃんは体が小さすぎるしおちんちんも炎症を起こしてるので、病院への移動に耐えられる元気なうちになるべく早く病院に連れて行ってあげてください!」とさっきまで店員としての言葉ではなく動物が好きな個人の言葉に変わってました。
全てを承知の上での購入なので契約書にはそのことが記入され、回し車とか必要なものをカゴ入れてたら責任者にそのことを伝えたらしく「店長がお店側としては何もできることはないので、せめてもの気持ちとしてハムスターの値段を1000円にお下げします」と言われ何とも言えない気持ちに・・・
命あるものを値下げってものすごく悲しい気持ちになるから全然嬉しくない・・・・。
お店側の気持ちも分かるけど、でもやはりいい気持ちはしないんだよね・・・・。
契約も済みワクワクしながら家に帰りとりあえず今の体重を把握しなくては!と思い、箱を開けたら警戒もせず怖がりもせずテーブルの上を「ん!?ここはどこだ!?」って感じで興味津々で歩き回ったのにはびっくり!(笑)
体重を量る為に抱っこしようとしたらさすがに人間の手は嫌がって逃げたけど、ケースに入れて量ったらなんと予想以上に低くて25グラムだったのにはびっくりして呆然・・・。
まさかここまで小さいとは思わなかったけど、ご飯あげたらペレットを必死に頬袋に詰めて初めての生野菜を「何だ!?これ!?」って不思議そうな顔をしながら食べててとりあえず一安心!
かかりつけの病院が4日からだったので、4日に電話をして事情を説明したら予約で一杯なのに診察してもらえることになりました。
事前に待つと聞いてたのでドキドキしながら待ち約1時間半経ってから診察室に呼ばれ、発育不良と炎症を起こしていると聞いていた先生も心配そうにケースを覗きハムちゃんを見た瞬間「あ・・・・・これは小さいね・・・・」と渋い顔・・・。
抱っこして仰向けにし下腹部を見てすぐに「これは先天的な神経疾患で、その影響でおちんちんが出っぱなしになっているんです。これは治らないですね・・・」と言われ絶句。
「おちんちんが出っぱなしでも元気に過ごしてる大人のハムちゃんもいるし、神経疾患だから中に戻してもまたすぐ出てきちゃうので~」って言いながらピンセットでグッと押して中に戻したのにはハムちゃんもたまらず大暴れしてました(>_<)
そして全身を触って状態を確かめケースに戻し今日体重を量ったら23グラムに落ちてたことを聞いた先生がさらに渋い顔で「本当に申し上げにくいんですが治療して治るならいいんですけど先天的疾患は治らないし、このハムちゃんに関してはできることがない。そしてその体重の減り方なら2~3日で危険な状態になります。ビタミン栄養剤を飲ませて様子を見ましょうとしか言えません。」と説明されてさらに絶句。
炎症を起こしてるのは治療すれば治ると思っていたし発育不良でもしっかりご飯を食べれば小さいなりにも平均寿命までは無理でもそれなりに生きられると思っていたので、まさかの2~3日で危篤の予想外の診察結果に言葉も出ませんでした。
会計を待ってる間に突然「シエル!これだ!」と浮かび彼に話をしたら「やはり名前はシエルだったんだね!」と言われ思わず苦笑い。
ハムちゃんの名前を決めるのに早々にシエルがピンとくるって言ってたんだけど、私は何か引っかかるものがあって決めれずにいたんです(笑)
だからまさかこのタイミングで直観でひらめくとは思わなかったのでびっくりしたし、彼もそう思ったみたいで苦笑い(;^ω^)
ソールはラテン語で太陽、ホルスはエジプト神話の太陽と天空の神、カイルスはギリシャ神話の天空の神、シエルはフランス語で天空と直感でこれだ!って思ったのを名前にしたんですけど、我が家の男の子はみんな天空か太陽に関する名前に決まるからほんと不思議!
絶望的な状況の中くよくよしててもしょうがないので、とにかく体重減を止めなければ!と思いシエルが食欲が落ちてないか何か変化はないかとこの日からシエルがいるリビングで付きっきりの生活が始まりました。
私たちの願いも空しくシエルの体重は落ちていき食べることが大好きで常にガリボリガリボリとペレットを食べていたシエルも、日に日に顎の力も落ちペレットを上手くかじれなくなって食べる量が激減してきました。
でもシエルは大好きな食べやすい大きさに砕いたニッパイのでかペレを食べようと一生懸命頑張る。
食べやすいようにふやかした別のペレットに小動物用粉ミルクをかけたやつも用意したけど、食いついたのは最初だけでニッパイのでかペレに必死に食らいつく。
少しでも量が食べれるようにとでかペレを粉々にしたんだけど、シエルはでかペレをかじる食べ方が好きみたいでそれ以外の食べ方をしない。
どうしていいのか分からず病院に電話したら、今は食べることが1番大事なのでとにかくシエルちゃんが好きな物をあげてください!あごの力が落ちてるので、ミルワームをあげるのもいいと思います」と言われ虫が苦手な私は固まる・・・(;^ω^)
だけどシエルが元気になるなら!とショップに買いに行ったら、あの店員さんが居てすぐにシエルのことを聞かれたので状況を説明しかなり厳しい状況なので心の準備はしているけどでもまだ諦めてはいませんと!話したら「お店としては何も力になれないですけど、あのままお店にいるよりはお客様にハムちゃんをお迎えしてもらって愛情をたくさんかけてもらって本当によかったです!」って涙目になりながら言ってくれたのでグッときて泣きそうになったけど泣くのはまだ早い!って自分に言い聞かせて必死に我慢しました。
そして「これ食べてくれるかも!?」と店員さんが小動物用の鶏肉のおやつ!?みたいなやつを封を開けて中身を見せてくれたので「え!?開封しちゃっていいんですか!?」ってびっくりしてたら「いいんです!いいんです!ここにいるベビハムちゃんたちのおやつにあげたりするんでいいんですよ~」とのこと。
「これ開封しちゃいましたけど、よかったらハムちゃんにあげてみてください」と袋にに入れて渡されたのでまたまたびっくりしたけど、店員さんの気持ちが嬉しくてありがたく頂きました。
きっとあれは店員さんの自腹だろうし、お客さんにあんな風にあげるのはダメだろうけどシエルの為にやってくれたんだろうな~。
帰ってきてシエルをプラケースに移し彼が割り箸でミルワームをつまんでシエルにあげたら、なんとすごい勢いで食らいつく食らいつく!
動きが鈍くなってたのにミルワームを目の前に持っていくと俊敏な動きになってびっくりしたし、ミルワームを食べてくれた喜びでテンションが一気に上昇!
2匹目も完食したので3匹目をあげたらプイってされたので、もういらないんだな~って思ってシエルをケージに戻したら即巣箱に潜って爆睡!
シエルが寝たので睡眠不足が続いてた私もさすがにきつくてちょっと夕寝をすることにして、リビングでゴロ寝してたら1時間後に物音で目が覚めて何だろう?って思ってよく見たらなんとシエルが元気に回し車を回しててびっくり!!!!
一瞬何が起きてるのか理解できなくて思考が止まったけど、シエルが回し車回し元気にケージの中動き回ってる!!!!って大騒ぎもいいところ( *´艸`)
いや~ミルワームの威力が凄すぎてテンション上がりっぱなしだったけど、1日にどれくらいの量をあげていいのか分からないのでかかりつけの病院に電話してミルワームを食べたことそしてどれくらいの量をあげたらいいのかを聞きました。
そしたらミルワームを食べてくれたことに「よかった!!」って喜んでくれて「本来なら1日1匹ぐらいがいいんですけど、今のシエルちゃんは食べることが最優先なので欲しがるなら1日10匹~20匹あげても大丈夫です。ただミルワームだけだと栄養が偏るのでお野菜といっしょにあげてください」と言われ「もしお野菜をあまり食べないようなら、またペレットをあげてみるとか違う種類のお野菜をあげてみるとか変化をつけてシエルちゃんの食欲を刺激するようにして様子をみてください」とアドバイスをしてもらいました。
元々体力がないシエルは少し動くだけでも疲れてしまい歩いてても突然立ち止まりウトウトするような感じでジッとして、しばらくするとまた歩き出すんだけどちょっと動くとまたウトウトするような感じでその場で休憩。
普通のハムちゃんと違って筋肉と脂肪が全くないシエルは、雛鳥みたいにつま先でタッタッタッタッタって歩くので余計に疲れるだと思うって先生が言ってたな~。
ミルワームで復活して元気になったけどやはり疲れたらしく、すぐに巣箱でスヤスヤして時折デカペレをかじる音が聞こえてきました。
そして夜の12時過ぎぐらいにシエルが起きてきた時にミルワームをあげようとケースに移動させたら彼が渋い顔になったのでどうしたの?って聞いたら「シエルうんち緩くなってない?」って言われてびっくり!
焦ってシエルのお尻を見たらうんちが緩くなってお尻にくっついてるのを見て頭が真っ白になったけど、下痢の一歩手前の状態だったのでとりあえずミルワームをあげるのは中止にしました。
お尻についてるうんちを取ってあげて様子をみてたけど、下痢にはならないけど相変わらず緩いまま・・・
お野菜もあげるのやめて様子を見てたら、お野菜が大好きなシエルはお野菜を探してフラフラと巣箱とお皿を行ったり来たり(>_<)
そしてTwitterで添加物の少ない食パンを焼いて狐色の部分を1グラムあげるといいよと教えてもらい明け方の4時にセブンに金の食パンを買いに行ったんだけど、暗くてほんと怖かったし寝てないので意識がぶっ飛びそうになりながらもよく行けたな~と自分にびっくり(;^ω^)
その狐色の部分にうんちを固くする成分があるらしく、祈るような気持ちでシエルにあげたら少しだけど食べてくれたの!
そして2時間後ぐらいにシエルのお尻を見たらなんと奇跡的にうんちがコロコロに戻っていて、あまりの嬉しさに朝から絶叫寸前に( *´艸`)
かかりつけの病院がその日はお休みだったので彼がエキゾチック対応の病院を探してシエルの状況を伝え何かできる事はないか聞いたら、今の状態だと病院までくる体力もないしうんちがコロコロに戻ったことはいいことなのでとりあえず様子見てくださいとしかアドバイスできないですと言われかかりつけではないのに色々親切にアドバイスしてくれたのでお礼を言って電話を切ったそうです。
彼もシエルが心配で心配で仕事中に時間をみつけては電話したみたいで、かかりつけではないのにとても親切にアドバイスしてくれたのでもしシエルの様子がおかしくなったらそこに電話してどうしたらいいか聞いてみなって連絡先をメールで送ってくれました。
そこに連絡するような事態にはなりませんように!と祈るような気持ちで一人ソワソワしてたら、シエルが給水器の下で丸まってたのでびっくり!
シエルは今まで給水器の下に行ったことがないし初めての事だったので、まさかまさかと思ってたらちょうど彼から電話が来て状況を説明してシエルに声を掛けたけど動かないし触っても全く動かないのでパニックもいいところ(>_<)
急いで抱っこして確認したら今にも消えそうな鼓動に半泣き状態になり、彼があの親切な病院に電話して何かできることはないのか聞いてみるからとにかくシエルを温めて!と言っていったん電話を切りました。
祈るような気持ちでシエルを両手で包んで温めて声を掛けてたら、しばらくしてシエルが手足を伸ばすようにして動いたんです!
よかった~!!!!ってホッとしたのもつかの間シエルが苦しそうにしてたので、撫でることしかできない自分が情けなくて情けなくて・・・(>_<)
彼から電話がありその状態だとできることはもうないので、両手で包んでハムちゃんをたくさんたくさん撫でてあげてくださいと涙声で言われたそうです。
シエルは人間にまだまだ慣れてなかったので抱っこをしようとする人間の手を嫌がり逃げてたし、お薬を飲ませるのに首根っこを掴んでたのでシエルにとって私の手は怖くて嫌なものでしかなかったんです。
だから逃げずに私の手に初めて大人しく抱っこされるのが、こんな形になるとは悲しくて悲しくて本当に辛かった・・・(>_<)
しばらくして苦しそうに口をパクパクして微かな声でキュッキュって鳴いてたので、たまらず「シエルよく頑張ったね!本当によく頑張った!」と泣きながら撫でてたらしばらくしてシエルの鼓動が止まりました。
1度消えかけた鼓動がまた動き出し約2時間私の手に抱かれ、シエルは最後の最後まで頑張りました!
もしいつものように巣箱で丸まってたら寝てるんだろうなとシエルの危篤に気付かなく、シエルはそのまま虹の橋を渡っていたと思います。
いつもと違う初めての行動をして私に知らせてくれたんだろうな~と勝手に思ってるけど、この手で最期を看取れて本当によかったと思っています。
シエルは最期の最期までペレットをかじりけして食べることを止めなかったし、生きようとする力がとてもとても強いハムちゃんでした!
たった5日間だけだったけどシエルと家族になれて本当によかった!
あの時ひょっこり顔出してくれなかったらシエルに気付かないまま帰って家族にはなれなかったし、私たちを呼んで運命的な出会いをしてくれたシエルに心から感謝してます!
シエル私たちを呼んで家族になってくれて本当にありがとう!
シエルからたくさんの幸せをもらったよ!
今日はシエルと一緒に過ごせると思っていた私の誕生日でシエルがいなくて寂しいけど、シエル今頃虹の橋の向こう側で元気に走り回ってたくさんご飯食べてるのかな~☆
1月7日13時ちょうどに虹の橋を渡ったシエル☆
寂しくないようにアロが眠るプランターにシエルも埋葬しました☆
アロ、シエルのこと宜しくね!
シエルを埋葬し悲しみで撃沈してたけどハムちゃんのお世話があるので、いつものように準備してソールから掃除をしようと起きてきたソールを抱っこして撫で撫でしてたら口元から何かが見えて「え!?舌が出てる!?」ってドキッとしながら慌てて見たら・・・
前歯の横辺りに腫瘍のような物ができててそれが口から出てるのを見た瞬間に頭が真っ白になり、慌てて寝てる彼を起こして見せたら彼もこれは腫瘍だね・・・と呆然としてました。
まさかシエルが虹の橋を渡ったその日にソールの腫瘍を見つけるとは・・・・(>_<)
なんでこのタイミングで!?って思ったけど、多分シエルが教えてくれたんだろうな~☆
ソールの腫瘍、手術の事はさらに長くなってしまうので別記事で書こうと思います。
真っ白でフワフワの天使のシエル、生まれ変わってもまた家族になろうね!
発育不良や先天的疾患のハムちゃんが生きていくことの難しさ知り命の大切さ、そして飼い主としての葛藤といろんなことを学んだとても濃い5日間でした。
かかりつけの病院、かかりつけではないのに親切にアドバイスしてくれた病院、心からシエルの心配をしてくれた店員さん、Twitterで応援やいろんなアドバイスをしてくれた皆様本当にありがとうございました!
たくさんの方に愛されシエルは本当に幸せでした!
本当に本当にありがとうございました!