Between The Sheets ~夢への抒情詩~ -5ページ目

Between The Sheets ~夢への抒情詩~

寝る前にちょこっと読んでほしい、素敵な物語をあなたにお贈りします。

 

 明かりを消した空間に




 響くあなたの寝息




 いつもは先に聞こえると




 置いていかれたような気分になるのに




 たまに 心が安らぐ時があるのは




 なぜだろう・・・




 キャンパスの外を歩く夕方。



 聞こえてくるトランペットの音。



 ついこのあいだまで私は



 この校舎の内側にいたはずなのに。



 一刻一刻 空は夜に近づく。



 今はもう 懐かしさすら感じる放課後。


 「ああ~、いいなあ~」
 ため息をつきながら羨望の声を上げるあたしに、彼は何事かと呟いた。
 「これよ、これ」
 あたしはテレビの画面を指差す。
 読んでいた雑誌からいったん目を離し、彼はテレビを見上げる。
 
 今、放送されているのは『新日曜美術館』。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵と、フィレンツェの景色。
 「これが何か?」
 冷めた顔の彼に、あたしは興奮の熱を浴びせかける。

 「モナ・リザも最後の晩餐も受胎告知も、芸術の最高峰よね。
  ダ・ヴィンチだけでもこんなに多くの傑作を残しているのに、
  あっちには他にも偉大なる芸術家がたくさんいるのよ。
  ああ~、うらやましい」
 「だから何が?」
 相変わらず温度の低い彼。



 あたしは、ダ・ヴィンチの描く伏し目がちな女の人の顔を見ながらうっとりする。
 「こんなきれいな絵を、山のように見られる人生、が」
 彼はしばらく、何かを考えるように宙を睨む。
 「それは、あっちに行って生活できたら、ってこと?」
 あっち=ヨーロッパという認識が、お互い共通していることにホッとした。
 「そういうこと」

 満足げに頷くあたしに、彼は大げさにため息をつく。



 「あのなぁ。絵ぐらい、こっちにいたって見られるだろ。
  そんなことくらいでうらやましがるなよ」
 「でも、美術館の数も質も、圧倒的に違うじゃない」
 「今はインターネットもあるじゃんか」
 「画面通して見るのと生で見るのとじゃ、全然違うの」
 「だからってさ、別に芸術家でもないのに美術館目当てで移住するなんて
  そんな贅沢なことできるわけないだろ」
 「そうだけどぉ・・・」

 現実派の彼としては、夢見がちなあたしの理想なんて全く考えられないんだと思う。



 だけどあたしは、どうしても考えてしまう。
 洗礼者聖ヨハネの勝気な視線と、天を指した指先に釘付けになりながら、あたしは呟く。
 「ルーブル美術館の側で暮らせたらなぁ・・・」
 「暮らしてどうするんだよ?」
 呆れ果てた様子で、尋ねる彼。

 「朝起きたらパリの街中を散歩して、開館するや否やルーブルに入り、
  好きな絵の前で一日中ぼうっとしながら、閉館と同時に家に帰るの」
 また彼のため息。
 「お前なぁ・・・」



 「ぐうたらだって思ってるんでしょ?」
 声を潜めて指摘すると、彼は「まあな」と答えた。
 「あたしだってわかってるわよ、そんな生活、できっこないってことは」
 
 そう。いくらなんでも、そんな悠々自適な暮らし、できるわけがない。
 それができるほどのお金も、語学力も、美術に関する知識もない。
 
 すると彼は、あたしの肩に軽く手を回した。
 「んじゃ、隠居生活はそっちの方向でいくか」
 「え?」

 あながち冗談でもなさそうな彼。

 画面に映し出されたモナ・リザは、あたしたちを待ち受けているように静かに微笑んでいた。



 始めて1週間。

 

 のんびりした職場なので、

 特に忙しいということもなく

 まったりと過ごしています。


 残業もなく、定時に帰れるし♪


 民間だったらそういうわけにもいかないんだろうなぁ。

 それを考えると、企業の方々に対して

 ちと申し訳ない気もしますが・・・。




 今、わたしが勤めているのはいわゆる、

 男女共同参画を推進するセンターです。

 そのまんまです、はい。


 ググってみたら、たぶん出てくると思います。


 そこでは「情報」を担当することになり、

 ホームページの更新や市民に配る情報誌なども手がける予定です。

 

 だけど今、主にやっているのは

 図書コーナーやパソコンコーナーでの受付といった

 ルーティン・ワークばかりです。


 なので、お客さん来ないと暇ですね・・・。




 ところで。

 「男女共同参画」というとみなさん、

 どんなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。


 「男VS女」?

 「やかましいフェミニズム」?


 いろんな、イメージがあると思います。


 メディアなんかでよく繰り広げられるのは、

 ○嶋さんとか○さんとかに代表される女性陣が

 過熱した口調で意見を述べ、

 それに拒否反応を示すごとく

 反撃ならぬ反論する男性陣とのトークバトル。

 

 これをそのまま真に受けて

 「『男女共同参画』なんて、女のヒステリーじゃん」なんて

 決して思わないでいただきたい。




 男性には男性の、

 女性には女性のつらさや苦しみがあります。

 もちろんその反対に楽しみもあって然りですが。

 

 だけど、

 今まで「男だから」「女だから」で片付けられてきた

 何の根拠もない役割分担や制限を、

 両性が一緒に考え、一緒に解決して、

 お互いが暮らしやすい社会をつくろうということ。


 それが、本当の「男女共同参画」だと思います。




 「キレイごと言ってんじゃねーよ」

 「それじゃまるで、共産社会じゃねーか」

 そうお思いになる方も、いらっしゃるかもしれません。


 どうか、従来の価値観にとらわれずに一度考えてみて下さい。


 「男たるもの女に負けるわけにはいかない」

 能力なんて個人個人で違うのだから、肩肘張る必要なんてありませんよ。

 「旦那が稼ぐのが当然だから、あたしは家でのんびりしたいわ」

 決まりきったように役割を分担することで、「生きる」ことから逃げていませんか。

 

 あっ、と・・・。

 ここで注意してほしいのは、

 わたしは何も専業主婦をバカにしているわけでも

 サラリーマンを不幸だと言っているわけでもないんですよ。




 人はそれぞれ、「自分の生き方」を持っています。

 だけど、人は一人っきりで生きているわけではない。 

 

 常に「自分」と「周り」との兼ね合いの中で、生活しています。


 そのバランスがうまく取れるか取れないかで

 人生って大きく変わると思います。

 あなたの今の「生き方」は、

 あなた自身を苦しめていませんか?

 もしくは、

 誰かに苦痛を強いてませんか?

 

 従来の価値観にとらわれている方々には、

 それを考え直せるきっかけを

 どうかつかんでいただけたらと思っています。

 傷口に ばんそうこう


 


 その上から おまじない

 



 イタイノトンデケって唱えたら




 きっとその辛さも忘れられるはず 




 だからあたしは




 今日もココロに手を伸ばし




 見えないばんそうこうを貼るの




 「イタイノトンデケ」



 

 たとえ 今 歩いているのが



 予定外の道だとしても



 最終目的地さえハズレてなければ



 問題なんて 何もない



 いや 本当のところ



 最終目的地すら変更したって



 ちっとも構いやしないんだ



 「最高」と言えるのであれば



 それだけで いい


 お風呂上がり。
 髪の毛をタオルドライしながらテレビを見つつ、インターネットに接続し、ミルクの入ったマグカップをレンジに入れてボタンを押した後、髪をきちんと乾かそうと洗面所に行きドライヤーをオンにした。

 すると・・・。

 フッ・・・と電気が消えた。



 「停電?」
 天井を見上げ、あたしは呟く。
 突然に広がった暗闇。
 スイッチの切れたドライヤー片手に、辺りを見回す。

 「ねえ! 停電なの?」
 リビングにいるはずの彼に向かって、あたしは声を上げる。
 


 すると、彼がやって来る足音が聞こえた。
 「おいおい、何やってんだよ」
 呆れ半分な彼の声。
 真っ暗な中、あたしより少し大きなシルエットが目の前に浮かび上がる。

 「お前、電気、使いすぎ。ブレーカー落っこっちゃったじゃん」
 「ブレーカー?」
 あたしは反射的に、風呂場の入り口の上にあったと思われるブレーカーのスイッチに目をやる。
 暗くてよく見えないけれど、そこには確かにスイッチの列がある。



 いくつかオフになったスイッチを、彼は上に押し上げる。
 すると、ぱっと明かりがついた。
 
 「なーんだぁ。停電じゃなかったんだ」
 呑気な声を上げるあたし。ようやく灯った照明の下、彼は眉をしかめてこっちを見ている。
 「なーんだ、じゃないだろ。
  テレビにパソコンに電子レンジに、
  挙句の果てにドライヤーまで使っちゃあ、そりゃブレーカーも落ちるだろ。
  それでなくてもドライヤーって、結構電気食うのに」
 「ごめんなさーい・・・」
 ばつが悪そうな顔をして、あたしは謝る。
 
 すると彼は、あたしのおでこを軽くコツンと小突いた。

 「エネルギー放出しすぎるとさ、危険なんだから気ィつけろよな」
 「そうね」
 「電気に限らず、何でもそうだけど」
 彼はそう言って、洗面所から出てリビングに戻った。



 エネルギーの過剰な放出は危険・・・か。
 確かにそうかもしれない。
 電気に限らず何でもそうだと彼は言ってたけれど、たとえば他に、何があるだろう。






 考えて、思いつくものがこれしかないあたしは、よっぽどの色ボケなのか。
 これだけは過剰なほどに、あたしという源泉からわんさか流れ出ている。

 リビングに行き、ソファーに座ってテレビを見ている彼に寄りかかった。
 「あたしの中のブレーカーは、いつ、落っこちるのかな?」
 「は?」

 彼の訝しげな顔すら、あたしにとってはいとおしい。

 過剰なほどに、あふれ出る。
 たとえ危険を察したとしても、こればっかりは自動制御なんてきかないの。
 
 

 過剰なほどに、彼への想い。


 あなたが笑うからわたしも笑う



 あなたがうれしいからわたしもうれしい



 ただ それだけのことなのよ



 じゃあ反対に


 
 わたしが笑うからあなたも笑い



 わたしがうれしいからあなたもうれしい



 そんなふうに あなたは



 思ってくれてるのかな?


 記念すべき、初出勤でした。

 フルタイムで働くのは初めてな上、
 今までの大学生活で自堕落な暮らしをしていたせいか
 8時半出勤はキツかった・・・。

 ま、これから徐々に慣らしていこうと思います。



 新しい職場は女の人が多く、
 ほんわかしたムードです。
 しかもほとんど既婚者で、
 30代から上の人たちばかり。

 新卒での雇用は何と、わたしひとり。
 若輩者のわたしは、
 ちょっと緊張ぎみでした。

 でも、みなさんすごく親切で
 何もわからないわたしにいろいろ教えてくれました。
 なので、少しほっとしたり。

 転校生ってこんな気分なのかなぁと
 ふと、思っちゃいましたね。



 一年前に就活を始めた頃は、
 まさかそこで働くとは思っていませんでした。
 一応、今の職場では公務員のような扱いになるのですが、
 民間にしか目を向けていなかったわたしとしては、
 市の職員として働くことに、少し、戸惑いを感じています。

 でも、「やりたい!」と思って応募をし、
 幸運にも就くことのできた仕事です。

 月並みですが、
 責任感を持って取り組もうと思います。

 

 このブログでも、
 仕事の話を少し、書いたりするかもしれません。
 もちろん、メインの詩や小説も続けていくつもりです。

 やっぱり、仕事を始めると忙しいかな?
 でも、できるかぎりはがんばりますね。

 どうぞこれからもよろしくお願い致します☆


 あなたにこだわればこだわるほど


 
 わたしはどんどん意地っぱりになっていく



 子供みたいって?



 笑うなら笑いなさいよ



 スマートな恋愛なんて初めからできやしないんだから


 
 だけど時々おもうの



 あっさり諦められたら楽だろうな、って



 無理な話だけどね