お芝居をみているようなお話会のBettyさんです。
こんにちは。
母の古い本棚に、昔から、昭和40年代からあった本。
小ぶりの箱に三冊おさめられた詩集。
長い間に 表に出ていた背は日焼けして、
桃色・黄色・薄緑が どれも同じようになってしまっていた。
サトウハチローの詩集
『おかあさん』 全3巻
(日本図書センター)
出版社のHPによると、
実は、この詩集は何十年も前の大ベストセラーだったんですって。
当時の「おかあさん」というテレビ番組のために、
毎週サトウハチロー氏が詩を書き下ろし、
番組の中で朗読していたものをまとめたもので、大反響を呼び、
番組終了後に書かれた物も集めて全3巻にまでなったそうです。
時代から察すると、母の本棚のは初版かもしれません。
母が、お母さんになった時に
どなたかから贈られたものかも知れません。
今となっては、それも尋ねられないけれど・・・。
母の本棚の 詩集『おかあさん』
それは あまりに大切そうにひっそりと鎮座していたため
一度も開いたことはないけれど、ずっと気になっていました。
そして、気になっていたのは私だけではなかったようで、
形見分けの時、妹が真っ先に
「これ、いただいてもいい?ずっと気になっていたんだよね。読んだことないけれど」
って、言って、
「私も気になっていた」
と言う声が、そこここでも 発せられ、大笑いしたのです。
そんなわけで、現在は妹の所にありますの、
サトウハチロー 詩集『おかあさん』全三巻
おかあさん、ありがとう。
今朝は夢にも出て来てくれましたね。
ありがとうございました。
感謝合掌