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酒場BETTAKO

⚠️同じ店名のお店とは無関係の個人店酒場で御座います。
1981年池袋創業/2018年2月池袋▶︎滝野川へ移転。
樽生ホッピー、本格焼酎、日本酒等の酒類取扱店。
日替り料理とお酒の路地裏酒場。

古い思い出で時は止まっている。
学生時代、仲間と過ごした街は、
高いマンションが建ち、多くの人達で、
賑わっていた街に変わっていた。

所用で訪れた、昼時の町屋。
35年という月日が流れてしまった。
本業とは異なる所用とはいえ、
昔の思い出と照らし合わせ歩く街並み。
駅までの道のりの途中。

ん?アクアショップが目に入る。
自店カウンターの上り框に鎮座している
水槽の必需品達を、カゴに入れながら、
店内を散策する。
流木の品数も充実、店内には家族連れや、
恋人同士で、優雅に泳ぐ熱帯魚達を、
観賞していた。

ふと腕時計を見ると、示した針は夕方の5時。
有料袋をぶら下げて、久方ぶりに来た、
町屋の街を後にした、そんな日曜日でもあった。

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伊豆大島のぐっさんから
送られてきた常圧と減圧な麦。
解析してみて…かねちゃん。
という意味を持った2本なのだろうか。

同封されていた、手紙にはそれがしの事は、
書かれてないが、たぶん…そうだろうと思う。

島の酒は、極めて高難易度解析になる。
それはまるで、極めて薄くて向こう側が、
透けて見えるほど、とてもとても薄い皮膜を
一枚…そしてまた一枚…と、慎重に剥離してゆく
作業の解析なんですよね。

特にぐっさんが造り上げる製品達って、
複雑にプログラム化されているから、
無音の空間で、成分の値に焦点を合わせ、
意識を全集中しながら、一枚…また一枚と、
剥がしてゆく事を繰り返すんです。

最終的に、剥がれた一枚一枚を、再び
貼り合わせて、製品の公表されているスペックと、
隠されたスペックを見つけ出して、
製品本来のポテンシャルを解読する事が
私のスペックホルダーでしょうか。

まぁなんて言えば良いのか、上手な表現は、
見つからないですが、兎に角…非常に厄介で
面倒な作業なんですよね。

僕はソムリエでも、唎酒師でもないし、
上手な言葉の表現が苦手で出来ないけど、
こと、甲類と乙類の焼酎という専門分野では
本領を発揮するというか、何というか、
製造製品のお題を、探求したくなるんですよね。

回りくどい話になりましたけど、
芋・麦麹と麦・麦麹の島酒達は、
最高難易度だけど、その謎が紐解けた時は、
無茶苦茶、安堵感と爽快感に包まれるんですよ。

なので、今後…。
GI認定された東京の島酒達を、
船で例えるならば、順調だった航路が、
5年後…10年後に、突然の天候悪化で、
難破船にならない様に、灯りが兆す的確な、
航路を見つけ出してあげる事が、
必要なんですよ。

#本格焼酎 #島酒 #解析 #bettako #谷口酒造

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谷口と主人-episode2-
目線は壇上に向けられてるのだが、
パネルディスカッションの会話が、
耳に入ってこなかった。

そりゃそうだよね。
御神火芋の成分を解析した数式と、
会場が用意してくれた、100度超えのお湯と、
お水…そして持ち込んだ3種類の水との、
適合性の数式を、頭の中の黒板に書き綴って
いたからだと思う。

少しだけ席を離れ、1階のエントランスで、
間違ってはいないのか、iPhoneのメモ帳アプリを
参照しながら、答え合わせをしている自分。
関係者が見ていたら、コイツ何やってんだ?
そう思うのも当然かもしれないね。
大凡の答え合わせを終えて、席に着くと、
早々と試飲会が始まる時間だった。

ぐっさんと最終の打ち合わせを手短に済ませた。
主人:提供側は僕に任せて下さい。
ぐっさんは、どんどん御神火をアピールして
下さいね。

谷口:カネちゃん、これちょっと飲んでみて?
そう手渡され飲んでみた。
谷口:どう?
主人:んー。
林檎が強調し過ぎてますね。
炭酸成分の値と、御神火芋の特徴の値が、
適合してませんが、流れのスタイルだと
思えばいんじゃないっすか?たぶん。
谷口:たぶんって…。
主人:さぁ始まりますよ。

扉が開くと同時に、会場内に居た人達が、
お目当てのブースへ向かっていた。

谷口酒造のブースとはいうと、試飲開始、
20分弱で、林檎のカクテルが既定杯数に
達した為、御神火芋を求める方達が、水割りと
お湯割りの注文に、ワクワクしながら作っていた。
その傍らで、ぐっさんは…多くの人達と
一生懸命会話を交わし、名刺を交換していた。
その光景を見れて、嬉しさが込み上がってくる。

とはいえ…。
谷口酒造のブースに多くの人達が訪れてくれた。
お湯割りや水割りの仕立てた味わいの変化に、
質問を受けお応えをしてゆく。
主人:すみません。お湯の補充って大丈夫ですか?
そう、会場のスタッフ聞いてみた。

届いたお湯…。
先程は沸点を超えた温度帯だったお湯は、
今度は、舌感で50度弱…んー。参ったなぁ…。
即興でお湯の温度と、用意した水達を、
合わせてゆく。

すると…、
女性:お湯割り…を…。
主人:くっ…倉嶋さん、どうして居るんすか?
倉嶋さん:あははは…お湯割りを…。
主人:甘めにしますか?辛めにしますか?
倉嶋さん:辛めでお願いします。

すると、会場のスタッフさんから、
お湯割りの注文が入る。

多くの人達で賑わう会場内。
倉嶋さんに元気を分けて頂いた。
さぁ、求めるお客さん達の要望に、
どんどん応えてゆくよ!気合いを再び入れた。

そんな、御神火芋は、鹿児島県の芋焼酎に
用いる、さつま芋とは異なる品種というのと、
鹿児島とは異なる土壌が違うさつま芋をもとに、
仕込まれた今回の御神火芋。

紅系の特徴を考慮しつつ、御神火芋特有の
苦味やエグ味を馴染ませつつ、
炭酸が売り切れとなったブースで、
面白く仕立てさせてみた。
それは柑橘も何も使わずに、少し酸味を効かせ、
スルスルと飲み易い仕上げ方でもあった。
また、御神火芋用に、調合した水やお湯割り用の
お湯の調合など、今回ブースに立たせて頂いた事、
谷口さんに感謝であり、この東京島酒の
イベントへの参加へ打診して頂いた、
八丈興発の小宮山くんに、感謝の時間というのは、
あっという間に過ぎて行った。

18年ぶりにGI認定された事、それはそれは、
とてもめでたい事なんですよ。
とはいえ、これは始まりのキッカケであって、
これからが、本当の物語の構築でもあると、
ブースに立ちながら思いました。

島々で造られる島酒達は、その島によって、
味が異なります。
異なるという事は…、
製品化されたプログラムの焼酎を、
ハイレベルなポジションでコントロールしてゆく
人材がこの先必要だと思った。

ただ単に、飲んでもらうキッカケの為だけに
ソーダ割りやカクテル等の路線に突き進むのは、
一つのスタイル形式としてありかもしれません。

ただ…自分自身、全否定はしませんが、
リキュールや果汁を添加した本格焼酎って、
別に東京の島酒じゃなくてもよくね?と、
思ってしまった自分が会場内に居ました。
口にして飲まれた人が、美味しい…と思えば、
それでもいんじゃね?
という事を思った自分も居ました。

とはいえ…。
島々の異なる味わい、そして異なる文化や歴史、
それらを全てひっくるめて、
東京の島酒なんですよね。
東京でも焼酎造ってる事への認知。
そこから生まれる、購買へのつながりは、
手に取ってもらう。買ってもらう。飲んでもらう。

それは、最も消費者に近い職種は、
酒販店と飲食店で、ただ単にお店の棚に
飾り置きするのではなく、島々の異なる
テーマに見合った提供方法や、思考の変換など、
今回をキッカケに取り扱う酒販店や飲食店達は、
この先、東京島酒に対する、ビジョンや
コンセプトをしっかりと考えて、この先長い年月、
未来に繋げてゆく事への、島酒の位置付けを、
このGI指定で育んで欲しいと、思い願った
9月11日の会場でした。


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谷口と主人-episode1-

9月11日水曜日。
国際フォーラムで18年ぶりにGI指定された、
東京島酒Kick offに、ちょいとお店をお休みして、
私主人行って来ました。
当初は、いち参加者側でしたが、伊豆大島で、
古くから島酒を造り続ける小さな小さな焼酎蔵。
谷口酒造との出会いと繋がりは、過去文に
綴っております。

古くからのご縁は、仇で返さず、恩で返すのが、
私のSTYLEでも御座いましてね。
蔵元から主催運営側に、推薦された様でして、
なんとも…久しぶりのタッグな水曜日でした。

当日、11時ちょいと過ぎに会場入り。
関係者、蔵元の皆さん達にご挨拶後、
担当するブースをチェックさせて頂きました。
日頃とは勝手が違いますからね…そんな環境下が
逆にワクワクで、メッチャ活き活きでしたね。

主人:ぐっさん、イベント始まる前に、
出品酒試飲させてもらってもいっすか?

カリカリ♪
真新しい御神火芋の蓋が開けられる。

谷口:どう?カネちゃん。

試飲した御神火芋のデータを、iPhoneの
メモ帳アプリに記述してゆく。

主人:まぁ、何とかなりますが、水とお湯の
適合性をチェックする必要がありますね。
なので、会場のスタッフさんにお尋ねしてみます。

主人:すみません。
ミネラルウォーターとお湯は有りますか?

スタッフ:こちらになります。

会場が用意した、ミネラルウォーターの
表示成分mgをチェックしつつ、お湯の温度は、
舌感で100℃越えのお湯。
はてはて?どうしてゆくか、私目が予め用意した
3種の水との数式と温度帯を、メモ帳アプリで
算出しておりましたら、

スタッフ:何されてるんですか?

主人:あぁー。水とお湯を作ってます。

なんだ?この人…という目。それまた面白い。

◾️お湯の温度をミリ単位で下げ適温を探し出す。
◾️用意されたミネラルウォーターのmgと、
予め用意した水との適合範囲を探し定める。

この状況下の中で、笑えるよね…と心の中で
呟く主人。

そして、イベントが始まり、私目も会場の傍らで
視聴させて頂きました。

➖つづく➖

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先日の晩。
たかが、4年のお付き合い。
私からすれば、されど4年のお付き合い。
島根県出雲市→路地裏酒場。
お疲れの中、態々ありがたい、
そんな蔵元が訪れた晩でもある。

全国津々浦々には、1000を超える
日本酒を醸す蔵がある。
その中の内、出会いとは面白いもので、
キッカケとなる記憶は今もあるのも、
実に面白い。
古式製法の蒸溜酒を醸すのは、
日本酒と異なる重労働で大変…と、
お会いした時から仰っていた。

古式製法を用いて、乙類の蒸溜文化を、
継承しながら醸されていた蔵元は、
時代と共に、造りを辞めていってしまう。

2020年某所。
口にした古式製法の蒸溜酒に、衝撃を覚えた
記憶が今もある。
消えゆく銘柄達の物語を、某所に佇む
店の主人と会話を交わした記憶もある。

売れそうだから扱うのではない。
売れるから扱うでもない。

長きに渡る、歴史と文化を絶やす事を、
何としても、避けなければならない。
そう思った事を今も覚えている。

その時から4年。
二次産業の製造メーカーと、消費者との
関係性を、どう地場産業の架け橋に繋げて
ゆけるかを、常日頃から考えている。
一次産業となる、農家が居なければ、
立派な酒は生まれる事はない。

ノンフィクションでリアルな体験と経験は、
現場で生じている。
その事を伝え導くのが、私のもうひとつの
お役目でもある。

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