こんにちは、シャムです。
誰にも望まれていないサッカー・・・
そして、誰にも望まれていないベティスのお話ですよ・・・
試合を観ながらの一発書きによる思考垂れ流しなので、クオリティも何もありませんが。
サッカーに興味が無い人は、この手の記事を無理に読まないことを推奨しますわっ
■前半戦
月曜の深夜開催枠となった、
サポーター以外には消化試合としか思われなさそうなこの一試合。
うろ覚えですが、直前に見た順位では、ベティスとレバンテ以外のチームが全て
6試合消化した暫定順位の状態で、レバンテが6位、ベティスが9位だったと思います。
開幕5試合はコンディション調整やら怪我人、上位陣&代表の過密日程、
更に言えば試合の組み合わせ順もあり、信用しても仕方ない数字ではありますが、
どう転んでも6試合終了時点で、この2チームが上位10チームに入るというのは思いませなんだ。
逆にアラベスがあんなにスタート躓くとは思わなかった・・・
そんなベティスのスタメンは、ほぼ主力級が揃っている状態で、
中盤の3枚については、カマラサが怪我をしたのでファビアンがスタメン。
また、3トップに関してはセルヒオ・レオン、サナブリア、ホアキンというまさか?の3トップ。
まぁ、まさかとは言いましたが私の日記でもコレが見たいといっていたのもありますし、
前節のマドリー戦でのサナブリアの奮闘を考えれば、2戦連続スタメンなのも、
セルヒオ・レオンをサイドで使うのも全然アリだとは思いますが
対してレバンテは・・・すいません、正直誰が誰やら全然わかりませんでした
ただ、唯一フォワードだけは誰かわかった・・・ベティスからレンタルで出たアレグリアやんけっ
アレグリアは修行レンタル枠なんだとは思いますが、この手のレンタル選手が所属チーム相手に
どれだけヤル気があるのかって、昔は疑問に思っていましたが、今だとそもそも所属チームに
既に居場所が無い場合や、レンタル先で活躍しないと未来が無い場合等が多々あるので、
実際はそんな甘い感情なんてなく、レンタル選手は活躍が求められるんだろうなと思う今日この頃です。
・・・と、長々書きましたが、試合が始まるとレバンテは「バルセロナを相手にする格下か」ってくらい、
自陣にドン引きで、ひたすら守り続け、5分近く何も動かない試合が続きます
カウンターチャンスがあった際は、大分素早くキレのある速攻をかけてはいたので、
守ってカウンターなんだなぁとは思いますが、他のレバンテの試合は観てないんですよね
でも、ソシエダから3点とっている事も、ここ5試合で無敗という事を考えても、
守備力と決定力はあるのかな?という気がしないでもないですが・・・
少なくとも、前半は何もなさそうなので、平日という事もありほぼすっ飛ばしました
■後半戦
後半戦45分だけはちゃんと観ようと思いましたが、
この時点ではブログに書く事が無い試合だなぁと眺めていたものです・・・
が、なんと47分(後半2分)には、同じ展開からベティスがボールを回し続けていると、
レバンテの前線がボールを奪いにセンターラインを超えて詰めに来て、
スペースを埋めるように、レバンテの選手が2,3人、前にプレスを連動させました。
その瞬間、ベティスの攻撃にスイッチが入ったのが目に見える程わかり、
プレスに来た相手の裏へのパス、サイド裏へのスルーパスと速攻でボールが回り、
最後は、裏に抜け出したセルヒオ・レオンがゴール前にクロスを上げ、
中央にいたサナブリアのヘディングシュートで、ベティスが先制!!
去年、シーズン通して3点しか獲れなかったサナブリアが、今季6試合、しかもスタメン2試合で
2試合連続ゴールを決めるという快挙に喜びを爆発させていましたが、それ以上にサナブリアへ
クロスを供給したセルヒオ・レオンが満面の笑みで、サナブリアに手を広げて待ち構え、
二人して抱き合って喜んでいるシーンには好調さを感じずにはいられませんでしたね
今季のベティスはずっと3トップ(または1トップ)で行くんだと思いますが、
この二人の関係が良好であれば、上手く回していけると思います。
むしろ、1月にルベン・カストロが帰ってきたらどうなるのかが気になるというところでもあります
私はベティコ(ベティスのサポーター)となってから、13年経ちますので、
そりゃもうベティス贔屓ではありますが、弱さについても十分理解してます(自慢出来ませんが)
そもそも、この13年でポゼッションサッカーといえるチームスタイルを持った事は
一度としてなかったと思いますが(攻めれないだけの保持はポゼッションではない・・・)、
今季は観ていて、あぁこれがポゼッションサッカーなんだなぁという良さばかりが目立って、
監督って凄いんだなぁという事をしみじみと感じております
勿論、ソレを体現する為に監督に選ばれた選手達、補強内容、コーチ陣等々、
物凄く色々な理由はあるのでしょうし、プレシーズンでは結果がサッパリ出なかったのも、
チャレンジしている内容を身につけるまでに時間がかかったという理由もあるのでしょうが、
ホント、一年で、半年で、数ヶ月でこれだけ変わるんだからサッカーは面白い・・・
そして、ベティスのレジェンドとも言える状態になっているルベン・カストロが
現状のチームに馴染めるのか、もしくはその中で本領を一気に発揮してくるのか・・・
と、アメリカの老人くらい回想と自分の気持ちに酔っていると、
54分には、レバンテの攻めから、アダンのキックがセンターライン横のバラガンまで綺麗に繋がり、
そこにプレスに来たレバンテ選手をかわしつつ、頭でボールを折り返すシーンが。
そこからのボールを、グアルダードが一気にダイレクトで前線中央へパスすると、
待ち構えていたファビアンがトラップし、あれだけガチガチだったレバンテ陣内に
ポッカリと空いたスペースをドリブルで独走
あわせて、前線には3トップの選手と、左サイドバックのドゥルミシが走りこみ、
ボールを持ったファビアンとあわせて、ベティスが5人、レバンテ守備陣が4人という状態に
何処にボールが出るか・・・と固唾を見守る一瞬、ファビアンの左足一閃で、
ゴール右隅へ綺麗に吸い込まれていったシュートにより、ベティスが後半10分で2点目をゲット
ファビアンはプレシーズンでも点を決めていた選手ですし、去年から観ていても
身長もあり、得点力もありという感じなので、このまま成長していって欲しい選手です
そして、マドリー戦でも何回かありましたが、何気にアダンはキックが上手い・・・
昔のキーパーはキックが求められなかったのでキックが下手(というより練習していない)というのがあり、段々とキックが上手い選手が出てきましたが、アダンも十分な精度のキックをもっていますね~
フィールドプレイヤーを10人で考える日本と違い、海外だとキーパーも入れて11人って場合が多いですが
この得点についても、攻めに来たレバンテの選手を引きつけて、センターライン右側まで
一気にアダン(GK)のフィードで展開した事が起点となっていますし、GKのキックは本当に大事です
今年、一押しのグアルダードが素晴らしいパスを通したのも、見所ですが
そして、なんでもないような場面ですが、レバンテからボールを奪ったベティスが、
左サイドバックのドゥルミシに流し込み、ドゥルミシが右を見てグラウンダーのクロスを入れると、
ボールがそのままGKを越え、狙い通り右に走りこんでいたセルヒオ・レオンが3点目をゲット
引いて守ってくるプランの相手に後半開始直後に1点取れた事から、
相手が前に出てくる状態を作り出し、後は流れるパス回しからの2点目、3点目と、
最早言うべき事がないくらい、この試合は当たっていましたね・・・今後も続けていきたい
起用に応えて、サナブリア、セルヒオ・レオンの二人ともが点を取ったのもまた素晴らしい・・・
68分にはホアキンがお役御免で、テージョと交代。
今季何回か見せていますが、左のコーナーキックの時にホアキンがキッカーとなり、
目の前にグアルダードが待ち構えている、あの組み合わせが大好きです
この試合でもありましたが、ホアキンが右で蹴る、ショートコーナーでグアルダードが左で蹴る、
ショートコーナーでホアキンが裏に抜けてパスをもらう、といったいくつかのパターンが
高いキック精度で出来るのは、見ていて楽しい・・・点になった試合もありましたしね。
残りの試合は流石に3-0なのでそのまま推移しましたが、勝ってる時にいやらしい程
モノを言うのがポゼッションで、今季はハビ・ガルシアを中心に、
ハビ・ガルシアとセンターバック二人の距離感が本当に素晴らしい・・・
試合はこのまま終わりかと思われたロスタイム、92分にファビアンからのパスを受けた
サナブリアがゴールを決め、ついに今季3得点目・・・去年の得点に並びました
セルヒオ・レオンとのポジション争いがありますが、出来るだけ共存しつつ、
二人とも10点以上取ってくれるとチームとしては理想ですね
これでベティスは全チーム6試合を終えて、2位まで勝ち点差2の5位となりました
何処まで好調を維持出来るかはわかりませんが、ビジャレアル戦のあの負け方から
マドリーに勝ち、レバンテに4点叩き込んだわけですから、怪我人が出始めない限りは、
多少崩れても建て直しが出来るチームに仕上がっているのではないかと(期待しています)
来週からは、ソシエダ戦、バレンシア戦と控えているので勝ち点をどれだけ伸ばせるかの
戦いと成ってきますが、ソシエダの勢いにかげりが見えてもいるので、
2試合で勝ち点3か2は積み上げておきたいところっ。
バレンシアは今年本当に良いチームになったから、色々と心配ではある・・・