2023年9月24日(日)第28節 VS 川崎フロンターレ 湘南ベルマーレ公式サイト
負けることに
慣れていないか?
PHOTO by 湘南☆浪漫 from TORCIDA FURIA SHONAN
まずは…
このデザインのユニフォームを着た選手たちは
負けたあとにもっと悔しそうな表情で
ゴール裏に来ていたよ。
今の子たちに言うと笑われるであろう、
1990年代はね。
負け慣れていなかったのか、
プライドがもっと高かったのか…。
とにかく、もっと申し訳なさそうに
ゴール裏に来ていたよ。
BETINHOなんて、
敗戦後はいつも両手をあわせて謝っていた。
この試合でそんなBETINHOと同じような
雰囲気を発していたのが途中加入の
キムミンテだけって、「それでいいのか、
ベルマーレ」と思ってしまった。
技術とか戦術とか、そうした以前の問題を
あまりにも軽視していないか?
負けることに慣れてないか?
2000年代前半なんて、負けてばっかりだった。
でも負けに慣れてはいけないって、
それは敗者のメンタリティだって、
ずっと自分に言い聞かせていた。
絶対に慣れちゃいけない…って。
怒号の飛び交うゴール裏が日常茶飯事って
湘南ベルマーレをそんなクラブには
なってはいけないと思うけど、
選手たちの意識は大きく乖離しているのか?
絶対に、敗戦に慣れてはいけない。
悔しさとか無力感とかマイナスの感情を
無理矢理にでもプラスに転換して
次の試合に挑まなければいけないんだ。
マイナスとマイナスは掛け算するとプラスになる。
そのくらいの気持ちを持ち続けないといけない。
勝てないときはね。
こんな大舞台を迎えるにあたって、
フロントスタッフが頑張ってくれて。
これだけの観客を呼び込んで。
サポーターだって、感嘆されることはあっても、
否定されるような雰囲気が発信しなかったはず。
それなのに、あの程度のプレーですか…。
あいかわらず相手の力に屈するのではなく、
自分たちのミスから失点。情けなさ過ぎる…。
正直、ACLを戦った影響だったのか、
それとも湘南対策として3バックにしたせいか、
川崎から怖さはそれほど感じなかった。
自分たちが変なミスさえしなければ、
最低限、勝点1は獲れる。
本当にそう思っていた。
しかし現実はそんなに甘くなく…。
とにかく、湘南はもっと気持ちを入れて戦うべき。
タッチラインを割りそうなボールを
必死で追いかけているのは川崎だった。
以前は湘南だったのに…。
相手より先に諦めてしまうというか、
ボールを追わなくなるの湘南というのは
見慣れてないこともあるけど、
本当に違和感しかない。
技術や決定力で相手を上回れないチームが
ボールを一所懸命追わないことは理解できない。
引いたチームには勝てないとか、
上手く蓋をされたとかどうでもいい。
それを突き破って、勝点をもぎ取ってこそ
勝負事に挑む集団であってね。
遊びじゃないんだよ。英語ではplayと言ってもね。
国立での主催開催。
クラブとしての威信もあった。
だからこそ、あれだけ偏重と思えるくらいのPR。
それはそれで問題ない。
集客面とスタジアムの盛り上がりという面では
本当にスタッフはよくがんばったと思う。
サポーターだって、前日の準備から
多くのサポーターが国立に集結してくれた。
変にかがむ姿勢の連続で
準備は想像以上に大変だった。
でも本当にみんな楽しみながらも頑張っていた。
これこそ「たのしめてるか。」なんだな…って
心の底から思ったくらい。
だからこそね…
この試合は選手に結果で応えてほしかった…。
多くのスタッフ、サポーターの努力や想いに
結果という唯一無二の形で応えてほしかった。
敗戦という結果で、降格圏内脱出という
最低限のポジティブ要因を得ることさえも
できなかった。
でもだからと言って、諦めることには繋がらない。
おれたち湘南はこんなもんじゃない。
まだまだこっから。
ゴール裏で頑張ってくれているサポーターには、
心折れずに続けてほしい。
最終的には、絶対に応えてくれると信じている。
折れずに、信じて、戦い続ける。
湘南の勝利のために、やれることをやり続けよう。
強い気持ちで続けていくしかない。
おれたち湘南ならば、絶対にできる。
BELIEVE ~road to the future~
おれたち湘南は絶対にここから這い上がる。