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​2022.10.07 追記


この本編は、果たしてどこまで伝わるのか…


オペ前夜の話ですが、
コメディに全振りして書いたので、
後半のババア(コラ)のくだりとか、
笑ってもらえてるかちょっと心配ですね。


オペ前夜怖くはなかった。
むしろ、ワクワクしてました。

私の脳内って大体こんな感じ。


それでは、本編をどうぞ。





入院と手術63 オペ前夜にワクワクした理由






オペ前夜。




急に左の脇の下に出来た、

小さなシコリを発見。





シャワーの音に、

負けないくらい叫びました。



なんじゃこりゃー!

パニック!パニックだよ!



なんだっ!


これ!


大丈夫なやつかよ!


なんだマジで!



ガン関係ない?

ほんとガン関係ない?



マジで!





風呂から即出て、

髪もびしゃびしゃなまま、

看護師さんに言いました。



なんか左の脇に小さいしこりが

これ平気でしょうか





看護師さんは、


主治医の先生、

確かまだ病棟にいたはず、

すぐ伝えておきますからね、


とにっこり。





私はもう思考が、

小峠さんのテンション!



「パナマどこよ!!」の言い方で

「シコリなによ!!」と止まらない。





小峠ラッシュに、

西村さんが困り始めたころ、

※全部脳内での出来事です





主治医の先生が来てくれました。





ベッドで触診し、

めちゃくちゃ冷静に深刻に、


これはね、

皮膚にできてる普通のデキモノです。


と。



だからわたしも深刻に、

こっくりうなづいて、



なるほど。

普通のデキモノ。



と言いました。




なんだよ、なるほどって。




バカすぎる。





先生

「大丈夫、明日はオペだから、

安心してよく寝て。

オペ頑張りましょうね」



「あ、はいなんかすいません





デキモノで大騒ぎ。

大変でした。


周りの方が。




そして、




明日の朝、こふじが来たら、

私は手術室に行くんだな。





この胸はなくなるんだな。

もう2度と会えないんだな。

転校した友達よりもっと、

会えないんだな。





って、


感傷的になろうとすると、





向かいのババア(コラ)が、

屁をこきまくって、

それどころじゃない。




もうね。

オナラってそんな、

高らかに出る?みたいな。



ラピュタのパズーのラッパより高らかすぎて、

鳩飛んでくるかと思いましたよ。

あとで食パンに目玉焼き乗せて食べようかと思いましたよ。

まあ、オペ前は絶食だったんでやめときましたけどね。




雑な脳内。




いやいや、屁は大事です!

病気なんだし、

みんな屁をしたほうがいい!




そんなオペ前夜。






私は胸を失うんじゃない。

未来を得るんだ。



そう希望に満ちて、眠りました。




※切除前に記念撮影した写真。


ーつづく








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