タイに来る前のわたしは
お金が無い方が
文明が発展していない方が
私たち人間は
幸せなのだと思っていた
文明の退化を心から望むくらいに
けれどそれは私の
ずれた視点だったのかもしれない
私から見てほんとうに幸せそうに見える人は
自然のリズムの中でナチュラルに生活している人
心を動かされるのは
周りに流されたり影響されず妬みもしない
マイペースに
ただ自分の生活を愛し守る人の姿だった
そこにはお金の有無や文明の進退は関係しないのかもしれない
それらによって自然のバランスも人間の人格も崩れてしまうのは確かだろうけれど
日本にいても
タイにいても
眉間にシワを寄せる人も
舌打ちする人もいる
私は
どこにいても変わらない私でいられているだろうか
忙しいときも
そうでないときも
同じ目線で物事を見て
柔らかい物腰でいられているだろうか
地球を
生まれたままの姿に戻すべく
文明の退化を望むのは
不自然な自然を望む不自然な思想なのかもしれない
