生駒のバイク乗り -18ページ目

生駒のバイク乗り

友だちが少ないほうなので近場のバイク仲間が増えるようにと地元を意識したタイトルに変更しました。

残るあとひとつのカスタムに取り掛かることにした。

 

それはワタシにとって未踏の領域である、ECUチューニングである。

 

今のところ、VITPILENにフルコンはない。

 

だからサブコンの導入となるわけだ。

 

サブコンはパワーコマンダーが有名であるが、今回導入するのは、COOBERである。

 

 

COOBERのECUは通常のサブコンとはちょっと違う動きをする。

 

一般的にサブコンとは、本体のメインECUに割り込んで、標準の燃料噴射マップの補正を行う装置のことだ。

 

つまりエンジン回転数とスロットル開度などに合わせて燃料噴射量を設定してあるマップに「ここは少し濃く」とか「薄く」という補正を加えているのだ。

 

しかしこれをいらうのは素人にはとてもハードルが高いのがわかる。

 

パソコンを繋いで設定していくわけだが、どこを濃くするのか、薄くするのか、まったくわからない。

 

話によると、先人の知恵を借りてネットには情報があるようだが、試行錯誤するのが面倒くさい。

 

 

対してCOOBERはそういうマップ補正をするのではなく、マップそのものを入れ替えてしまうのだ。

 

ゆったりとツーリングしている時は標準マップを使い、急にアクセルを開けた時にCOOBERのパフォーマンスマップに切り替わる。

 

瞬時に切り替わるため、ショックや継ぎ目のようなものは感じないらしい。

 

COOBERはKTMと親密な関係にあり、MOTO GPの車両もCOOBERがマップ作成を行っている。

 

そのためエンジンにダメージを与えない範囲でエンジンをフルパワー化し、排気ガスの濃度を変更することもなく、エラーのランプも出ないようになっているそうだ。

 

 

 

実は5月に海外のネットサイトから既に注文していた。

 

注文してからわかったことなのだが、COOBERは受注してから作り始めるのだ。

 

1ヶ月近く何も言ってこないので、どうなっているのか問い合わせると、ファームウェアのアップデートをしていたから遅くなったと返事がきた。

 

それからDHLの手に渡って2週間で手に届いた。

 

 

心配なのが、日本のハイオクのオクタン価でちゃんと動くかである。

 

取り付けとレビューはまた今度にする。

 

元AKBの平嶋夏海さんがWebオートバイにSVARTPILEN701のインプレ記事を載せていた。

 

平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

 

 

読んでみて、このバイクに初めて乗った人が感じることをよく表現できているなと思った。

 

おそらく読者は「低速で乗りにくいバイク」と印象を持たれるんじゃないかな。

 

確かに、2000~3000回転でも、何も考えずに乗れちゃう国産バイクと同じように考えたら、そうなってしまうだろう。

 

それで、なぜそんなバイクになっているのか考えてみた。

 

 

シングルエンジンは多気筒エンジンと比べて大きな違いがある。

 

4サイクルエンジンは爆発してから2回転してまた爆発となる。

 

1回転目は圧縮行程だが、多気筒エンジンは他の気筒が圧縮をサポートしてくれる。

 

しかし単気筒は回転慣性力に頼らなくてはならない。

 

そのためにはクランクの重くする必要がある。

 

自転車に例えると、踏み込んだペダルが上がってこれるのは、両足で交互に漕いでいるからで、単気筒のように片足だけだと大変だよね。

 

しかしクランクを重くすると、低回転が安定して乗りやすくなる反面、レスポンスは悪くなる傾向がある。

 

またそれは反対のことが言え、クランクを軽くすると、低速の安定性はなくなる反面、レスポンスは良くなる傾向になる。

 

SR400と500の違いがここにある。

 

SR400はクランクを重くして、どっしりとした低速で安定感があるエンジンであるのに対し、SR500はクランクを軽くしてシャープなレスポンスの味付けがなされている。

 

ハスクバーナの701シリーズに搭載されるLC4エンジンは、後者を採用していることがわかるだろう。

 

通常の低回転で乗りやすいシングルをツーリングシングルとするならば、LC4はスポーツシングルといったところか。

 

その代わり、4000回転からのパンチ力は半端ではない。

 

また本来なら頭打ちが始まる回転からまた加速が始まるのである。

 

7000回転からは別のバイクが存在した。

 

シングルエンジン特有の鼓動のビートが増していく感覚を味わえるのは、ビッグシングルに乗っている人だけの特権であると思う。

 

シングルエンジンはみなそうなのだが、低回転でギクシャクして安定性がない。

 

VITPILEN701はそれが顕著で3000回転以下は使えない。

 

5速で3000回転だと70キロも出てしまうので、街中では4速までしか使えない。

 

それをなんとかできないか考えて「ブースタープラグ」なるものに行き着いた。

 

EURODIRECTでは18700円なので、ECUチューニングとしては安い方だ。

 

これの仕組みは簡単で、外気温を実際より低くECUに伝えることにより、混合気を濃くするというものだ。

 

吸気温度センサーの間に入れるだけなので、簡単に取り付けができる。

 

実際に使っている人のレビューを見ると、以下のような感想が多い。

  • 低回転時のトルクが向上し、1速上のギアが使えるようになった。
  • 低速時のノッキングがなくなった。
  • アクセルレスポンスが穏やかになり、乗りやすくなった。
  • 社外マフラーでアフターファイヤーが減った。
  • 1速上が使えるせいか、燃費はあまり変わらない。
デメリットとしては、メーターパネルに外気温センサーが付いていると、13-14℃くらい低く表示されてしまうことくらいか。
 
インプレでは良い言葉が目立つのだが、よーく考えると、現象的にみて、キャブ車でいえばチョークを引いているのと同じではないかと思った。
 
またアクセルレスポンスが穏やかってのは、走行モードをレインモードにしているのと同じではないかということ。
 
それで調べていくと海外のサイトで実際にダイノマシンでパフォーマンス計測をした記事があった。
 
 
この記事ではブースタープラグはぼったくりだと言っている。
 
ダイノマシンのグラフでは全体的にパワーが落ちているばかりではく、混合気が恐ろしく濃くなっているとのこと。
 
ひとそれぞれ意見はあると思うが、ワタシはこの記事に同意する。
 
ECUは外気温以外にもいろんなセンサーから情報を受け取っている。
 
スロットルセンサー、気圧センサー、カムセンサー、クランクセンサー、O2センサー、水温センサー、温度センサー、ノックセンサーなど。
 
それらを考慮すると、他のセンサーとの連携が正常に行われるのか不安である。
 
特にO2センサーは、ガスが濃くなるので確実に値が変わる。
 
その値を受け取ったECUはまともに動くのだろうか。。
 
メーカーはしっかりテストをして商品化しているので問題ないと思うのだが、ダイノマシンの結果を見る限りでは買う価値はないと思った。