蹴上げと踏面 | きるろいの快刀乱麻を断つ

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温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

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前に書きました「洞(うろ)」もそうですが、大変恥ずかしながらこの歳になるまで知らなかった言葉、まだまだありますねぇ。


テレビ東京、先月30日(土)放送の『アド街ック天国』渋谷百軒店編を観ていました。

意外に坂が多いのはこのためでしたか。そして崖の上に円山町、花街、の町

大ヒット曲『雨』で有名な三善英史の歌にもありましたね。あんまり売れなかったけど^ ^;

花街の芸者さんたちの着物姿見て見たかった気がする。いや、ただ見るだけ。芸者遊びするなんて甲斐性はとてもありません😂


閑話休題

地元写真家の佐藤豊さんが案内役で映像を観ていた時のこと。初めて耳にする言葉を聞きました😳


「蹴(け)上げ」という言葉については、私はずいぶん前から知っていました。昔八王子城跡を訪れた際に階段の解説版で知りました。そして恥ずかしながら今回、高さの蹴上げに対して

「踏面(ふみづら)」

という言葉を初めて知りました。読み方のルビは映像中に表示されませんでしたが、佐藤さんがはっきりと仰っていました。たとえ建築などの専門でなくとも日本人としてこういう言葉は知っておきたい気がします。

なるほど〜。着物を着た人への便宜ですか。勉強になりましたニコニコ
さすがは地元を撮り続けて何十年、写真家の佐藤豊さんの解説はおっしゃる通りで分かりやすい。
神楽坂あたりもこんな感じだったかな。

ですが、ひとつ思ったのは、私の知る限り東京の四ツ谷あたりも窪地があったり、本郷〜目白には台地があったりで、東京は起伏が激しい箇所はいっぱいあります。坂になっている路地にはこのように「踏面(ふみづら)が広くて蹴上げが浅い(低い)」階段も散見されます。それは花街付近とは限らないような気がするのですが。

それはどういう事かと言うと、昭和も戦前頃まではふつうの人が着物👘で出歩くことがふつうだったということではないかと思います。スーツ姿は勤め人くらいだったのではないでしょうか。今では着物姿の妙齢のお姉さまを浅草でたまに見かけるくらいでしょうか。寄席には着物姿の男性も時々いらっしゃる。お母さんの割烹着姿も見なくなりました。懐古趣味に過ぎません。分かっています。でもやっぱり何だかさびしいな。着物、着てみようかな😌