ドジャーズの大谷選手が自身の結婚を発表しました。誠にめでたいことです。この結婚にあたって私は持論を述べたいと思います。
その前に私の経歴を若干お話しします。私の経歴のほとんどはホテルでした。ホテルでも仕事はいろいろあるわけですが、私は宴会営業でした。つまり企業や団体、または個人に営業をかけて宴会場を使うような催しの契約を取る仕事です。ま、徐々に管理するポジションにはなりましたが、基本は変わりませんでした。
さて大谷選手です。挙式・披露宴はなさるんでしょうか?どうもあの話しぶりではなさらないような気もします。もちろん私の出身畑から言えばやっていただきたいと思います。なぜかというと有名人が挙式披露宴をなさらないと、それに続く若者も挙げないからです。それぐらい有名人の影響力は甚大です。
私はホテルに挙式披露宴の相談に来館する若い人にこう言っておりました。「私どもでなくとも、挙式披露宴は挙げるようお勧めします」
何故かというと、人生のターニングポイントになるからです。
このお話しをするときには竹の節を例えにしました。竹は細く割ってざるなどに加工するとき節は邪魔になり、職人さんは削ってしまいます。しかし竹はこれがあるために細いのに大風にもしなやかに対処し強いのです。各国いろいろな人生の節目節目に必ずその国特有の行事がありますが、まさにこのことだとは思いませんか。
とはいっても費用も大きいですし、若い二人が二の足を踏むのもわかります。そこはホテルの方によく相談してください。きっと解決策があるはずです。(ついでに、実は親御さんも苦労して苦労して育てた我が子の晴れ姿を見たいのです!お忘れなきように)
社会という入れ物の中で生きる我々。長年培われた歴史のその意味を正しく読み取り、結婚後の長い人生を幸せに過ごしていただきたいものです。