論語224子罕篇第九(19) 精進の本質 | 山田光復のブログ

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<本日のメッセージ>

『他人に寄りかかり、物質的援助を求めるようなことをしてはいけません。』易卦: 山雷頤 二爻変 

※出版社のご好意によって『マーフィー博士の易占い(王様文庫)』から引用させて頂いています。 

 

 

<ワンポイントレッスン>

■論語224子罕篇第九(19) 子曰語之而不惰者章

 

子曰、語之而不惰者、其回也與。

 

先師がいわれた。――

「何か一つ話してやると、つぎからつぎへと精進して行くのは回だけかな」下村湖人『現代訳論語』

(回 … 孔子の第一の弟子。顔回)

 

山田解説:論語の子罕篇には、孔子と顔回の神格化というテーマがあります。この章は儒家による創作であり、孔子は「自分の教えを真剣に聞き入れて実行してくれたのは、ただ一人顔回だけだった」と述べています。この話の本質は、学びに対する姿勢と才能の違いにあります。

 

「精進して行く」とは、「一つのことを学ぶと、それを基に次々と新しいことを学び、進歩していく」ことを意味します。顔回は、孔子が何か一つ教えるだけで、それを深く理解し、自分のものとしてさらに新しい学びに繋げていける非常に優れた弟子であることを示しています。

 

この孔子の言葉は、顔回の学問に対する優れた姿勢と能力を称賛し、他の弟子たちにとって学びの姿勢の模範として示されているのです。

 

 

<本日のつぶやき>

相手によって態度を変える人を「八方美人」と揶揄することがありますが、同じ行動を「コミュニケーション能力が高い」と評価することもあります。この違いは何でしょうか?それは、その動機にあります。自己中心的に態度を変えると「八方美人」となり、相手のために態度を変えると「コミュニケーション能力が高い人」となります。相手の態度や振る舞いに疑問を感じたら、その動機を確認すると良いでしょう。

 

 

<活動予定>

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