昨夜さすがにあれだけ飲んだのでは朝の目覚めは快調とはいえない。

軽く二日酔いになっているのが分かる、問題なのはこれが時間経過で快方に向うか悪化するかだ。


湯船にお湯をはり朝風呂に浸かりながら今日はこれからどうしようと思案する。

昨日あれだけやりたい事をやって、とくに行きたい所もないしというわけで、このまま銚子へ戻ると決める。


ホテルを出て船橋駅から電車に乗り千葉駅へ。

この辺になると体調も大分良くなっていて、逆に調子が良かったりする、自分で自分の身体を褒めてあげたいと思った(笑


用を足すのにトイレへ、そのトイレの手前にラーメン屋のとみ田がある。

以前に一度食べたことがあるが、煮干系の出汁が効いていて美味かった記憶がある。

客の入り次第では食ってこうかなとも思ったのだが、店内を見てみるとほぼ満席。

まだ9時過ぎだというのに、ほんと日本人てみんなラーメン大好きなんだな。



12時20分くらいに銚子へ到着する。

この日は駅前の通りでフリーマーケットが催されていていつもより賑やかだ。

余談だがあっち系の真っ黒い街宣車もドーンといい場所に停まっていてマイクを持った人が演説をしていた。


取り敢えず腹も減っていたので駅前にある吉原食堂で昼食をとることにした。



店の存在はずっと前から知っていたが入るのは今回が初めてだ。

想像では小ぢんまりとした店で、表現は悪いが少し寂れた小汚い感じが良い雰囲気を醸し出している食堂、そう勝手に思っていたのだが、実際にはそんな事はなくて店内は広くテーブル席がいくつもある。

そのテーブル席も8割位は既に埋まっていて、テキパキ動くホールのオバちゃんが忙しそうにしている、なかなかの活気だ。


丁度入り口前の席が空いていたから、ここいいですかとオバちゃんに声を掛けたら、相席になっちゃうけど隣の席でお願いしますと言われた。

その席には60代くらいの恰幅の良い男性が料理待ちをしていて、お邪魔しますと声を掛け斜になる形で着席をする。



食べたのはミックスフライ定食。

他のお客さんも何人か同じものを注文していたから人気なのだろう。

味、ボリュームの方は至って普通、普通に美味しく頂いた。


相席の男性、気さくな人で声を掛けてきてくれて色々と話をさせてもらった、自分からは中々声を掛けられるタイプではないので何気に嬉しかったりするものだ。

後でフリーマーケット会場を歩いていたらこの人そこにいた出店者さんだったのね(笑


店には次から次へと客が来て大繁盛、お会計を済ませて出る時には席待ちの人も店の外にいたくらいだ。


店を出てせっかくなのでフリーマーケットを少し歩いてみる。

人は疎らだったが寂しい街でだいぶ以前から続いているイベント、街興しとまではいかないだろうが今後もこのまま継続していってほしいものだ。

値段交渉とか苦手なのでなんにも買わなかったけどね。



腹ごなしも済ませたし、家までゆっくりと帰ることにする。

もちろん徒歩である。



そういえば春日町のパン屋の前に変わり種の自販機があったなと思い出し…







購入し食べながら歩く。


なんか楽しい(笑



暫く歩いていると何かが物足りない事に気付く。

なんだろうと思い歩き続けていると、分かった。

酒が足りていないのだ。

さっきの吉原食堂では瓶ビールを一本飲んでいたのだが、それが呼び水になってしまったようだ(笑



なのでカスミに寄って一杯やりながら歩く。
呑気なものだが、たまにはこんな日もあっても良いだろう。

飲みながら歩いていると空の雲行きがあやしくなってきた、と思ったら降り出してきた。
天気予報を見る限りでは直ぐに止みそうなのだが中々降り止まず、濡れながら小畑の農道脇の畑道を一人歩く。


行き先は家ではなく犬吠灯台である。
昨日の余韻がまだ残る中、ただこのまま真っ直ぐ家に帰ったのでは何か勿体ないような気がして、犬吠灯台にてもう少し時間を潰してこようと思ったわけだ。

14時20分
灯台に着いた頃にはウインドブレーカー越しに染み込んだ雨が冷たかったが、その頃には殆どやんでいたのは幸か不幸か…
さすがにこの天候では休日とはいえ、いつものように大勢の観光客はいなくて少し寂しい雰囲気だ。



前から気になっていた【海鮮レストラン 海づくし】でラーメンを食うことにする。

先客は可愛いプードルを連れたファミリー1組だけ、その父親が先払いの会計を済ませている間に入り口にあるメニューから注文するラーメンを決めておいた。
なんでもこれから団体さんが大挙して押し寄せて来るそうで店員さん達は忙しそうにしている。


ラーメンの前にまずはビールで少々歩き疲れた身体を癒やす。
こういう時の一杯は本当に喉に沁みて美味い。


イワシつくねラーメン

こんがり焼かれたイワシのつくねが醤油スープを染み込ませていて実に美味い。
少しだけスープはしょっぱかったが、如何にも銚子のラーメン、港町のラーメンらしくて良いのではないか。
食べていてホッとするラーメンだ。
ラーメン専門的ではないが、このような観光客目当ての店でも以外に侮れない事を知った。


店を出てからは、テラステラスで買い物をして帰路についた。
旅先から地元へ戻ってこうして飲み食いして買い物をしてみるのも案外楽しいものだ、ちょっとした砂はたきみたいなものにはなったろう。


今回はレインボーブリッジからお台場、豊洲と歩き、千客万来、船橋でハシゴ飲みをして銚子に戻ってまた歩き砂はたきをした。という旅であった。
2連休を使った短い間だったが充実した楽しい時間を有意義に過ごせたのは良かったと思う。

2日間で46000歩、歩いたのは我ながらに驚きだった。


また近いうちに必ず何処かへ出掛けよう。







あれだけ飲んで食って時刻は15時過ぎ、そしてまだ飲み足りない、食い足りない。

船橋でまた飲み直そう、そう思った。

ゆりかもめの市場前駅から電車を乗り継いで船橋駅まで移動する。



確か新木場駅で乗り継ぎしたような気がするが、そのへんは定かではない(笑
船橋では早い時間から営業している名居酒屋が数件あり、そのうちの何軒かを伺ってみたのだがやはり先客で一杯だった。
仕方がないので一旦ホテルでチェックインをする。


今回は駅の北側にあるサンホテル船橋というホテルに宿泊した。
このホテルは前にも1度利用させてもらったが、部屋がかなり広くコンロ、流し台まで備わっている点。
長期滞在で外食でお金を掛けたくない人にとっては使い勝手がよいだろう。


17時30分にホテルを出る、向かうは一番のお気に入り坊っちゃん。
ここも人気店で16時から店を開けているので席が空いているか不安だったが運良くカウンターが空いていて、そこへ通される。
この店のカウンターはアクリル板で仕切られていて隣との距離もゆったり目に取られているので居心地がよい。
タブレットにて注文をするスタイル。


生ビールのアテにタンの刺身、低温調理されたもの。
ここへ来たら必ず注文する逸品。
次の日の電車の事を考えて薬味のニンニクは少しだけ。


今回初めて目にするごま鯖。
多分だが新メニューだろう、自分自身まだ一度も食った事がない料理、福岡の方の料理だという認識はあるのだが。

味の方はというと、美味かったという記憶は確かにあるのだが、毎度の事ながらこの辺りになると酔も回っていて記憶がおぼつかないのが正直なところ。






焼鳥たぶんネック、テッポウ、玉葱スライス。
もちろん覚えていない…

ただ不思議なことにビールの後に飲んだ日本酒の味は覚えているのだ。


花陽火おりがらみ、みむろ杉おりがらみ、この2種類を飲み比べした。

最近日本酒は淡麗辛口の大吟醸一辺倒ではなく本醸造など日本酒本来の味を楽しむ傾向があると噂で聞く。
それにあやかっているわけではないが、自分の中での小さなブームは、このおりがらみってやつ。
スッキリとした中にも少し舌の奥の方にザラッとくる感覚、ガス感と表現するようだがそんな感覚が好きになってしまった。
若干濁っているのも良い感じ。
2つの銘柄の味の違いは覚えていないが、どちらも美味かった。

時間経過とともに客足も増えてきて、メニューも品切れが続々と増えていく。
やはり人気店なのが分かる。


ハッピーアワーもやっている、今迄こんなのやってたっけ?



そんなわけで豊洲から船橋に掛けてのはしご酒はこれにて終了、珍しく〆のラーメンは無し。

6軒で
生中ジョッキ7杯
生大ジョッキ1杯
ハイボール1杯
日本酒2種類、量は知らん

これだけ飲めば大満足というものだろう。
明日の朝財布の中身を見て笑ってしまいそいそうだが、そんな事を気にしていたのでは楽しめないというものだ。






12時50分 千客万来に到着する。



予想はしていたが、かなりの混雑ぶりだ。
やはり外国人が多く色々な国から来ているようで多種多様な人種が混ざりあい歩いている。
しかし思いの他、中を覗いてみるとメインの通りの人混みに比較して店舗自体はそれ程混んではいないように見える。

やって来たはよいが露頭に迷うことの無いように、事前に何軒か良さ気な酒を飲める店をピックアップしておいたのは良かった。
一通り場内を見て廻ってからお目当ての店に入ろうかとも思ったのだが、どうも酒の虫が騒ぎ始めてしまっている。
腹も減っている、朝から缶コーヒー1本だけでは無理もないことだろう。
なので最初に目に付いた調査済みの店へ入って見ることに。



【江戸 深川屋】

メインの通りに面した店で、テイクアウトもしているが中で食事も出来るスタイル。

千客万来ではこのタイプの店が殆どだった。


小柄で可愛らしい東南アジア系の店の女の子の後を着けるように入店する。

店内は思ったより広くてテーブル席、カウンター席が半々くらいの数で配置されている、客入りは少なく4分の一にも満たない感じだ。


壁に対して座るような形になるカウンター席に腰を下ろす。

マスクを外した時の顔の傷を人に見られたくないという羞恥心がまだこの時点では働いていたのだ…



まずは生ビールで喉を潤す。
うまい!飲みたい欲求を貯めに貯めてから飲むビールは本当にうまい!
難を言うのならグラスが小さいのと泡が多過ぎたこと、値段は普通なので許容範囲ではあるが。


鳥の唐揚げ。
無難な1品、普通に美味い。
可もなく不可もなく。


鯛漁揚げ。
大が鯛になっているオヤジギャグ的な…
銚子の嘉兵衛で売っていそうなやつだ。
壁にお勧めの料理として貼られていたので注文してみたが、フワフワと弾力があり名前からして鯛のすり身が入っているのだろう、甘みがありかなり美味かった。
ワサビを付けすぎてしまいツーンと胸が噎せたのはご愛嬌である。

もう一杯生ビールを追加して店を出た。



次は【築地銀だこ】
言わずと知れた例のたこ焼き屋さんのちょっとした居酒屋だ。

千客万来はメインの通りの他に店舗を挟んだ形で左側の屋内にもう一本通りがあり、銀だこは屋内の道を挟んでテイクアウトと居酒屋が隣り合っている。
奥の居酒屋へ案内され二人掛けのテーブルへ座る。
店の規模は小さくメニューも少ない。
居酒屋の方は元気のよいオバちゃんが一人で担当していて、居酒屋側ではドリンク系、テイクアウト側で各種料理と分担しているみたいだ。
若い女性の1人客とかいて、そこそこの客の入りだった。


腹に溜まりそうだったが、たこ焼き屋でこれ頼まなかったら怒られそうだったから(笑


生クラゲ柚子ポン酢。
あれば食べたい生クラゲ、コリコリしていて美味しかった。

ここでは生ビールとハイボール(もちろんタコハイ)を飲んで店を後にした。



外へ出ると何やら賑やかだったので行ってみると太鼓の催し物をしていた。
外国の人達からしてみれば珍しいのだろう、大勢集まって仕切りに写真を撮っていた。
メインの太鼓を鳴らすお姉さんの分厚い化粧がちょっと怖かった。



3軒目は【牡蠣や粋】
粋をせがれって読んでいた自分が恥ずかしい。
本当に牡蠣を専門的にやっている店で牡蠣以外のメニューは殆ど無かったと思う、たぶん。
メニューの写真を撮ってくれば良かったと後悔するが、メニューには色々な産地の独特の名前の付いた牡蠣がズラリと並んでいる。
この店は立ち食いスタイルで、隣の女性グループなんかが楽しそうに店員さんに色々と何を頼もうか質問していたりする。

銘柄は沢山あるがどれを頼んでよいものか迷っていると、女性の店員さんにセットを勧められる。
2種類のセットがあり、よく分からないがコッチだ!と決めたのが室津×2、マルエモンのセット。
後で調べてみると確かに個別で注文をすると2350円するのだがセットだと1650円とかなりお得な価格になっている。


2つ平らげてから写真を撮っていないのに気付き、今更ながらカシャ!

味の違いはよく分からなかったが牡蠣どれも美味く上品な味だった。
それにしてもこんなに牡蠣の種類があるが、日本酒好きが銘柄に拘るように牡蠣もこだわる人がいるのだろうか。

最後は客自分一人しかいなくなってしまい、店員さん同士の私語の勢いが増してしまい居心地が少々悪かった。
しかし牡蠣自体はどれも美味しく、値段的にも決して高くはなかった、話のネタに1度行ってみるのにはよい店なのかもしれない。
生ビールを一杯飲んで店を出た。


この千客万来という施設、出来た当初はかなり話題になりテレビ等でも盛んに取り上げられていたが、最近では外国人向けのインバウンド価格が祟り客足がかなり減ったなんて噂をきいていたのだか。
実際にこうして訪れてみるとそんなことは無く、賑わっているし値段も総じて特に高いとうこともないと思う、海鮮丼などはどうなのかは知らないが。


次は4軒目、まだまだ飲むのだ!



4軒目【炙り屋せん】
ここは何気に前を通ったときに様子を見てみたら、中々の良さ気な雰囲気だったので入ってみた。

カウンターに座りメニューを見てみると、奇をてらったと言ってはなんだが、変わった品がいくつかありおもしろい。


カサゴの丸揚げ、確かそんなネーミングだったような。
丸揚げというから大きくてトゲトゲしいやつが出てくるのかと思ったら、思いの他可愛らしいのが出てきた(笑
昔新潟の寺泊で食ったノドグロの串焼きは全身凶器で、骨やヒレの棘を呑み込まないように食べるのにおっかなびっくりでホントに大変だったからなぁ。
こちらのはサイズ的に物足りなさはあったが頭の先から骨ごと全部バリバリ食えて美味しかった。


これまた変わり種のアブラボウズの燻製。

アブラボウズはかなり前に寿司ネタで食ったような記憶があるが味は覚えていない。
東京でこの魚を食えるなんて思っていなかったし、しかも燻製である。
小さく切られた身を口に入れると脂の乗った美味い魚特有の甘みが感じられ、燻製の渋みとの相乗効果でメチャクチャ美味い。
あっと言う間にペロリと平らげてしまって店員さんにもこれ凄く美味いね、なんて上機嫌で言ってしまった。
生ビールを飲み終えて店を出る。


最後に向かったのは一番奥にある【ペアリング酒場 米三角】

名前からして少し洒落た居酒屋という印象。
そもそもペアリングとは何ぞや?と思いググッてみると…
「酒と料理の組み合わせ、お互いの香りや味を引き立てる」ことを言うのだそうな。
わざわざそんなことを言葉にする事もないと思うのだが。
その前に日本の居酒屋なんだからカタカナじゃなくて漢字での表現に出来ないものなのだろうか、なんて思ってしまう。
まぁ親父の戯言である。

入り口を入ると中は広くてテーブル席が数席あり、そこへ腰を下ろす。
往来の少ない最奥というのもあるのだろうか、自分以外には客はいない。


真鯛の刺盛り
大きくて切られた皮付きの身が綺麗に盛られている。
これを醤油と麹ポン酢でいただく。
程良い鮮度の鯛はネットリト柔らかく、2つの漬けダレで味の変化を味わいなが美味しくいただいた。
ここの生ビールは普通の生ではなく東京クラフトビールという変わったビールで飲みやすかった。


というわけで豊洲の千客万来での飲みはこれにて終了。
美味しい料理を味わいながら、5軒をハシゴして6杯の生ビールとハイボールを飲んで充分に満喫できて満足であった。

1つ気掛かりなのはこの千客万来という施設、店内外の混雑ぶりが全く釣り合っていないように思える。
外国人が多く見学目的で、店側で言うところのひやかしみたいな客が多いのではなかろうか。
場所柄、都心からは少し外れているし、オフィス街などもなく新橋のように仕事終わりに一杯という人はいないだろうと思う。
かといってわざわざここまで電車に乗って酒を飲み来る人もそう居ないだろうと想像してしまう。
自分のように話のネタとして来場する一見さんをずっと取り込めていられるうちは良いのだが、今後もインバウンド需要がずっと続くとも限らないし、どうなっていくのだろうか。


次は今晩の宿のある船橋へ向かい、そこで飲み直す。