X3が点検とリコール対応から帰ってきました。
ディーゼル微粒子センサー交換
エンジンチェックランプ点灯について、診断の結果、ディーゼル微粒子センサーの交換となりました。
・ディーゼル微粒子センサー 42,350円
・交換作業(工数11) 16,335円
・合計 58,685円
なお、同時にソフトウェアプログラムの更新も予定されましたが、コーディングをしている為に上書き不可だったことから見送りになりました。
ディーゼル排気浄化システム
このセンサー交換の背景を理解するには、ディーゼル排気浄化システムの特性を理解しておく必要があるようです。
- エンジンで軽油を燃焼させると、ススである微粒子(PM)と窒素酸化物(NOx)が発生。
- DPF(ディーゼル微粒子物質除去フィルター)がPMを集める。なお、一定量が溜まると排気温を上げて焼き払う「DPF再生」を行う。
- SCR(尿素)システムは、尿素水を排気中に噴射、排気熱で加水分解されてNH3(アンモニア)となり、 DPFを通過した排気に含まれるNOx(窒素酸化物)を無害なN2(窒素)とH2O(水)に還元する。
- ディーゼル微粒子センサーは、DPF前と後ろの排気圧力差を計測。この差圧からDPFにどれだけススが溜まっているか、再生状態をECUに伝える。
- 排気温センサーは、排気ガスの温度を計り、DPF再生が成立する温度環境にあるかを見る。
図引用元:BMWファン
交換となる要因
今回交換となったのは、DPFの詰まり具合を監視する差圧センサー。このセンサーが異常値を出すと、実際には走行可能でも、ECUは「DPF異常」と判断しエンジンチェックランプを点灯させるようです。
参考記事
DPF差圧センサーは、DPF前後の排気圧を細い配管(ホース)を通じて直接取り込む構造になっているそう。その為、排気ガスそのもの、スス(PM)、結露した水分の影響を常に受け続ける部品。
短距離走行中心の使い方では、排気温が上がらず、DPF再生が成立しない/途中中断、この為にススが蓄積し差圧が慢性的に高めになる、排気中の水分が配管内で水滴となりススと混ざり、センサーに付着、結果、センサーの劣化や誤検知を招くようです。
うちのX3の使い方は、近隣の走行、1回あたり 10〜15分程度、長距離走行は少なめ。この条件は、DPF/SCR系にとって最も厳しい使い方なようです。特に冬場は、アイドリングストップもキャンセルして、可能な範囲で連続走行時間を確保することが良さそうです。




