レクサスRZ350e、実際の電費をまとめつつ、今回、急速充電性能を試してみたのでレポートします。
特にトヨタ・レクサス系BEVでは、bZ4Xなどについて「急速充電しても思ったほど入らない」というYouTube動画や口コミを目にすることも多く、正直なところ、充電性能についてはあまり期待していなかった。
しかし、実際に使ってみると、その印象はかなり変わった。
実電費
今回借りたRZ350eは18インチタイヤ仕様。航続距離としては有利。
早朝、東京から秩父方面への往復の実績。早朝の一般道では、かなり効率よく走れた。
往路では、登り基調の山道を含み、途中からSPORTモードも使用していたことを考えると、十分に良い数字だろう。
復路においては、極端に良い数字だが、これは基本的に下り基調だったため、回生ブレーキの恩恵が大きかったと考えられる。
🔳全体
- SOC:93%➡︎69%、SOC消費24%
- 走行:139km
- 推定電費:約7.7km/kWh
- 単純なSOC換算航続距離:約580km
🔳往路
🔳復路
- SOC:79%➡︎69%、SOC消費10%
- 走行:71km
- 車両電費計:11.3km/kWh
埼玉・東京都内 推定5.4km/kWh
朝8時代や夕方15時代の信号や渋滞の多い環境で使用した。特に市街地は信号の都度Stop&Goで巡航区間が短く、外気温は30℃を超え、停車中に1時間ほどエアコンも使っていたため、短くなった。
🔳全体
- SOC:69% → 37%、SOC消費32%
- 走行:132km
- 実走推定電費:約6.2km/kWh
- 単純なSOC換算航続距離:約413km
90kW急速充電を試す
SOCが37%まで下がったところで、コーナンにある90kW CHAdeMO急速充電器を試した。外気温は約30℃。曇り時々雨という条件。
充電開始から5分おきに充電状況を撮影した。
充電開始直後は76kWで立ち上がり、最大80kWを記録。SOC60%を超えると50kW前後に落ちたものの、その後も大きく崩れなかった。
興味深かったのは、30分で一度終了し、また再開させると、SOC80%前後でも一時64〜65kWまで回復したこと。89%以降は41kWまで低下した。また、SOC81%前後から車両の冷却ファンが大きく回り始めた。高SOC領域まで急速充電を続けたため、バッテリー温度管理が積極的に入ったものと思われる。
30分で37%→78%まで回復し、32.53kWhを充電できた。今回は充電待ちのクルマもなかったので、さらに10分試すことでで9.950kWhを充電。
- 充電時間:約40分
- 合計充電量:約42.5kWh、SOC37%→90%
- 全体平均出力:約63kW
「全然充電されない」という印象とは違った
bZ4Xなどの急速充電については厳しい評価も見かけるため、正直期待していなかった。
外気温約30℃、開始SOC37%という比較的好条件だったことは考慮する必要があるが、「30分休憩すればSOCを約40ポイント回復できる」という結果だった。これなら長距離ドライブでも十分実用的だと感じた。
RZ350eの印象
RZ350eは、派手な加速演出やスポーティなサウンドで楽しませるEVではなかった。その代わり、静粛性、回生ブレーキの扱いやすさ、そして想像以上に良かった電費性能、急速充電性能も含めると、実用性を重視したBEVになりつつある。
また、欧州では350〜400kW級の急速充電器が普及し始める一方で、日本では近所を探しても50kW級が多く、90kW以上の急速充電器はまだ限られる。今回90kW器で最大80kWを確認できたことは、現状では十分実用的だった。







