新型BMW X7に乗り込んでみた① | ベルトーネ★BMW X3と輸入車レビューブログ

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所有のBMW X3 G01に関するメンテナンスやチューニング、輸入車やSUVの試乗記、過去に所有していたシトロエン、最近はじめたキャンプなどをトピックにしています。ジャパンモビリティショーについても速報をあげています。

Xシリーズの最高峰、新型BMW X7 Individual。東京駅近くのBMW Group Terraceにて展示されたとのTwitter投稿を見て、行ってみた。
7シリーズ同様に、キドニーグリルとヘッドライトは繋がっており、キドニーグリルはシングル化され、より大型化された。実物を見ても、やはり巨大でインパクト強し!
そんなフロントエクステリアの質感は高いのかと言うと、よくよく見ると、さほどでは無い。各々のパーツは衝突安全性や対人性を考えれば、本アルミなどの素材を使える訳ではなく、特にグリルシャッターやアンダーグリルの質感は気になった。
デザインとは裏腹に機能性を持たないフロント左右のアンダーグリル、サイドグリルも残念だ。
リアはシンプルで気品の高いデザイン。サイドのプレスラインも抑え気味で上品である。
この35dに搭載される新開発3ℓ直6DOHCディーゼルエンジンは、高い静粛性を実現しているという。最高出力195kW(265ps)/4000rpm、最大トルク620Nm/2,000-2,500rpmを発揮する。
BMWもとうとうレクサス同様にマフラーカッター一体型のバンパーを採用。

インテリアは広大。エクスクルーシブなモデルには、ベージュやホワイトのシートがとても似合う。
Individual専用のアイボリー・ホワイトとミッドナイト・ブルーの2トーンのフルレザーで、ハーフレザーのようにセンターがモケットではない点は嬉しい。
ドライバーズシートに乗り込む。X5同様に背が高く、ステップがあるので右足を掛けてから乗り込むとよい。
デザイン言語はX5と同様。ナビゲーションのモニターはメーターパネルと一体感を増し、エアコンコントロールは吹き出し口にシンプルに配置される。3シリーズとは流石に違い、質感が高い。
BMWのどのモデルにでも付いてはいるが、暑い夏の車内に乗り込んだ際に、ボタン1発でエアコンMAXにできるスイッチが嬉しい。後部座席のエアコン操作パネルにもAC MAXがついた。
アダプティブ・エア・サスペンションを搭載していることから、5段階(上下40mm)の車高調整が可能なスイッチがシフト周りについた。セルフレベリング機能を持つ為、乗車人数や積載量が変化しても、常に一定の車高を保ち、高速では車高を自動的に下げる。更にオプションのエグゼクティブ・ドライビング・プロでは、ステレオカメラが検知した路面の凹凸に応じて、サスペンションを調整するという、シトロエン顔負けの機能を満載している。

シフトノブのクリスタルフィニッシュは洒落ているが、右側のスイッチは、X5同様に安っぽい感触と音がする点は見直したい。
その他、トレーを開けば、スマートフォンをワイヤレス・チャージング可能なドック、保冷・保温機能付きカップホルダーがつく。
ステアリングは、X3 MSportsよりも太い。アクティブ・ドライビング・アシストで前走車との距離を設定するスイッチは、2ボタンになり、利便性が上がっている。
ステアリングヒーター、アームレストヒーターもついており、致せり尽くせりだ。
ピラーからルーフまで、Individual専用のアルカンターラで覆われる。スエード生地に近い起毛性はとても高級感がある。

後部座席とラゲッジについては、②へ続く