信頼関係構築の専門

接客・社員研修講師 佐藤由利です。

接客の場面でよく耳にする言葉
少々おまちください

便利な言葉ですよね?
接客側からすると、とりあえず言っておけば何となく形になっているかのような。

でも、ちょっと待って。
他の言葉のほうが良い場面でも、「少々お待ちください」と言っていませんか?

先日コンビニで、たった
1分の間に5回もこの言葉を言われたときには、さすがに「癖になっているな」と思いました。

実際のところ、私は22年間の接客経験の中で
「少々おまちください」
という言葉をお客様に言ったことはありません。
ホントです。

ではどうしていたか?

簡単です。
第一声
はあくまでも
はい、かしこまりました
です。
お待たせせざるを得ないときには
その後に
「恐れ入りますが、5分ほどお待ちいただけますでしょうか」

だから少々お待ちくださいという必要はないのです。

簡単なことなのです。
友達から「~してくれない?」とお願いされた時、
第一声で「ちょっと待って」と言いますか?
「うん、いいよ」と言うのではないですか?

接客は特別な能力が必要とされるものではないのです。

相手を大切に思っていることを
相手に伝わるように表現する。

だから、いわゆる「接客用語」なんていうものは
むしろないほうがいいのです。

新人へのトレーニングで
接客用語を繰り返し唱和させているのを良く見かけますが
そんなことをするから「言わなければならない」と思ってしまうのです。

ついつい口癖のように
YESの代わりにお待ちくださいを使っていませんか?

当たり前のように使っている言葉がお客様にちょっとだけ違和感を与えていないか。

振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。

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