「 レプリコーン リターンズ 」(米/2018)
“金貨大好き” な アイルランドの妖精、“レプリコーン”
( レプラコーン )が暴れる ファンタジーホラー・シリーズ
の1作。
先月の「 Amazon配信 」100円枠から。
「 たしか『 リターンズ 』も 100円だったな 」と思い出し
サイト内検索を 掛けたものの 見当たらず。
一旦 諦めたものの「 セール 」を 一から見て行ったら
なんと「 レプレコン 」と 間違った タイトルで 登録されてましたよ…。
( 中身は ちゃんと「 レプリコーン 」表記 )
って事で『 レプリコーン3 』で 終えるつもりでしたが、
またまた やらせていただきましたァン。
で、本作ですが『 5作目 』から かなり時間が経っているし、
ネットでも見かけたので てっきり「 リメイク 」※だと思っていたんですが…
〔 ※『 レプ オリジンズ 』( コチラは スルー)とは別のヤツ。
検索したら 23年の記事で リメイクの情報があった。
アイルランド系の人 以外にも 人気があるのかも。
…と思っていたところ、図書館に『 妖精の教科書 』なる本があったので レプリコーンの箇所を かいつまんで 読んでみると、
NBAの「 ボストン・セルティックス 」の マスコットが
レプリコーン でしたよ。
軽く調べると「 セルティック 」( ケルティック )が
「 ケルト人の 」という意味で、
ボストン自体、アイルランドからの移民が多かったようで、
今も アイルランド系が多いみたいですね 〕
地球環境を考える 大学のサークルが そこで 活動するために
ある廃屋の修繕を 始める。
(『 1 』の主人公 )トリの娘、ライラが遅れて サークルに
合流するが、その家は 25年前、トリたちが レプリコーンに
襲われた家だった…。
┇
25年前の メンバーで、今や おじさんの オジーは 妙な胸騒ぎを覚え、過去に レプを落とした 井戸の様子を窺う。
だが、オジーの「 お腹の中の金貨 」で 力を取り戻した(?)
レプリコーンが 復活してしまい……。
という、まさかの『 1 』の 正統続編。
ちょっと テンションが 上がったものの、その前に チラっと目に入った「 予告編 」が 普通の「 若者 襲われ ホラー 」っぽかったので 期待感としては 低め。
だったんですが、少々 気になるところは あったものの
「 レプらしさ 」はあったし、「 残酷度 」も 結構あって 総じて 満足のいく内容でした。
25年経っての「 伏線回収 」( 金貨回収 )にも ヘンな感慨を覚えましたし。
鑑賞後に 調べたんですが、監督は
『 サイコ・ゴアマン 』(20年 未見)、
『 ザ・ヴォイド 』(16年)※
の スティーヴン・コスタンスキ なんですよ。
〔 ※『 ザ・ヴォイド 』は クトゥルフっぽい感じの内容
( 雰囲気系 )で オモシロかった 〕
って事で「 ホラー好き 」は チェックしておいても いいかもしれませんね。
ここから「 画像 」。
例によって「 残酷 」& ネタバレ注意。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 タイトル 〕
〔『 レプリコーン リターンズ 』
OP、『 1 』の ラストの再現。 この後に タイトル 〕
OPは…
「 レプの口に 弱点の四つ葉のクローバーが入りドロドロに…。
その後 レプは井戸へ 落下… 」
と、みんな 忘れている、または 若い人は 観ていないからか、
『 1 』の レプの最後の再現と 親切設定。
実際は この後で 爆破されてますけど。
何にしても わざわざ 作った「 ドロドロ・レプの再現 」は 好感が持てますね。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
レプの夢 & 主人公・ライラ 〕
タイトル後、「 レプの夢 」の後に 登場するのが、
『 1 』の主人公・トリ( J・アニストン )の娘で 今作の
主人公の ライラ。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
塗装屋で タクシー運ちゃんの オジー 〕
バスの後、ライラを サークルの家に送るのが『 1 』に出てた、すっかり おじさんになった オジー。
俳優も同じ マーク・ホルトン です。
ちゃんと( って、すでに 記憶が薄いんだけど )オジーの耳に
「 レプに かじられた跡 」があるんですよね。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 今の家と 昔の家 〕
舞台は かつてトリたちが レプに襲われた(『 1 』の舞台となった )家。
ちなみに その後の トリはというと…
「 レプの恐怖に怯え、心を病み、それを 娘・ライラが介護 」
「 レプの話は 誰も信じず(?)」、「 最後は 病死 」
という、悲しい結末を 迎えています。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 若者メンバー 〕
メンバーは オーソドックスな構成。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 レプリコーン復活 〕
「 レプ復活 」は、
井戸に近づいた オジーが「 レプが溶けた液体 」を浴び、
感染(?)、
かつて オジーが飲み込んだ「 金貨 」を 力に(?)身体を
復元、オジーの体内から出て来る…
という 凝ったモノ。
最近「 特殊造形 」が 増えてきているようで 嬉しいね。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
25年越しで「 金貨 」を取り戻した レプ 〕
25年を経ての「 金貨回収 」( 伏線回収 )に ファンならず
とも 心が熱くなる場面でもあります(?)。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
オジーは 死んじまっただ 〕
オジーは 死んじゃったけど、その後も
「 ライラだけに見える 幽霊 」として 出てきます。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 レプの 殺人肩ならし 〕
最初の被害者は ポストマン。
ちゃんと 段階を踏んでいて すごくイイに「 残酷場面 」に
仕上がってましたね。
まったく 関係ないけど、昔むかし『 ポストマン パット 』ってのが ありましたが、
歌っていたのは( あと 全キャラの声も )竹中直人 だったんですね。
知りませんでしたよ。
ちなみに 久しぶりに聴いたら「 ぶち猫チャン~ 」が 軽く ツボに入りました。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 ライラ、レプと対面 〕
どうやら『 1 』の後、トリたちは「 金貨 」を隠したようで、
( 元凶なのに なぜ隠す? )
ここから お決まりの「 金貨 返せ 」展開へ。
それと ここで レプの凄まじい「 再生能力 」も判明。
ちなみに ライラが 身に着けている、母・トリから貰った
「 レプ金貨 ネックレス 」は「 黄鉄鉱 」で出来ており、
後半、コレにより「 鉄 」が「 レプの弱点 」だと気付く流れになります。
( この「 弱点:鉄 」は『 2 』からの引継ぎ。
もしかして 仁義を切った? )
という感じで、前半は 上々の滑り出しなんですが、
中盤は「 停電 」で「 画面が 暗くなる 」ため よく見えず、
ストレスが 溜まるんですよ。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 今っぽい スマホ撮影 〕
「 レプと一緒に 写真を撮った 」り…
〔『 レプリコーン リターンズ 』 「 ニンゲンの開き 」〕
「 ソーラパネルで 真っ二つ 残酷 」があったり…
( 左右や 上下ではなく、あまり見ない「 前後に 切断 」なので
見応えがある )
〔『 レプリコーン リターンズ 』 「 レプに翼 」〕
「 ドローンに乗った レプと カーチェイス 」したり…
〔『 レプリコーン リターンズ 』 血のスプリンクラー 〕
「 スプリンクラーで殺した 」り…
〔『 レプリコーン リターンズ 』
バンソーコーでも貼っとけよ…では 済まなかった 〕
「 ドローンで 首チョンパ 」があったりするんだけど、
暗くて 見づらいし、サスペンス描写も 少々淡泊で 思ったほどは 楽しめず。
( ちなみに「 画像 」は 明るさ修正してます )
でも、この後は 展開が多く 盛り返していましたね。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
レプ、「 クローバー酒 」を飲まされて 爆発 〕
手始めに「 酒好き 」な メレディス( 説明 端折った )が作っていた「 クローバー・シェイク( お酒 )」を レプに 大量に飲ませて 爆破。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 小さいレプ み~つけた 〕
そして レプの「 飛び散った肉片 」で 小さいレプが たくさん
出現と 愉快な流れ。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
噛み千切られた 小さいレプ 〕
その 小さいレプを「 噛み千切ったり 」と バトル自体も
激しめで 単純に楽しいです。
ちなみに この人、ローズが「 隠した金貨 」を発見し、
「 家の修繕費 」として 使ってました。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
T-1000 みたいに 復活した レプ 〕
元に戻る描写も「 CG 」を使った事で ケレン味があってね。
で、最後はというと…
〔『 レプリコーン リターンズ 』 ビリビリ・レプ 〕
「 電気流し 」からの「 人体発火 」と、今だと 逆に珍しい、
(「 レントゲン表現 」も 久しぶり )シンプルな 倒し方。
〔『 レプリコーン リターンズ 』 メラメラ・レプ 〕
チョット地味ではあったけど、ホラーらしく もう ひと展開あるんで そんな悪くないです。
〔『 レプリコーン リターンズ 』
ライラに手を振る オジー 〕
「 霊体・オジーとの別れ 」にも ちょっと感動。
そんで「 締め 」ですが、ホラー映画では「 復活 & 復活予感 」タイプが 多く見受けられますが、コチラはなんと…
〔『 レプリコーン リターンズ 』 ヒッチャー・レプ 〕
「 フツーに生存、フツーに ヒッチハイク 」という 基本から
大きく ズラした、実に レプらしい「 オチ 」になっています。
しかも「 何だかんだ 運転手を 殺すんでしょ? 」と思って
いたら…
〔『 レプリコーン リターンズ 』
荷台で しょんぼりする レプ( ラストカット )〕
これまた「 フツーに 荷台に乗車、しかも うなだれている 」と、ハズした「 終え方 」なんですよね。
ここらへんは 監督の作家性が 出ているのかな。
という事で、予算のためか「 中盤 」は 少々 残念だったけど
それでも イイ作品ではありましたよ。