「 レプリコーン3 」(米/1995)
アイルランドの妖精・レプリコーン( レプラコーン )が 暴れる ホラー・コメディ 3作目。
先月の「 Amazon配信 」( 前回 書き忘れたが『 2 』も )
100円枠から。
『 4 』もありましたが 通常料金だったので スルーってことでこの シリーズも終わり。
ちなみに『 5 』もあるみたいですね。
あと、別の「 レプリコーン作品 」として
ウーピー・ゴールドバーグ 出演『 ~ 妖精伝説 』とか
『 不細工な妖精 / 愛しのレプリコーン 』(ひでータイトル)、
さらには『 ~ オリジン 』なるものも ありましたよ。
で 本作『 3 』はというと…
質屋に売られた「 銅像化?状態 」の レプリコーン。
だが、店主の グプタが 銅像に掛けられた「 封印のメダル 」を外したことで 復活してしまう。
「 金貨 」を巡る対決の末、レプは グプタを拷問するが うっかり殺してしまい…。
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大学への入学前に ラスベガスを見に来た 未成年のスコットは、
マジシャンのアシスタント、タミーと 知り合い 彼女が働いている「 カジノ 」に入れてもらう。
だが、賭けないつもりが 雰囲気にのまれ 家族からの お金をつぎ込んでしまい すっからかんに。
スコットは 賭けを続けるため グプタの質屋に行くが そこで
「 望みを叶える 」レプの金貨をみつけ……。
というような内容。
『 前作 』と同様、今回も “繋がりは無し” で、舞台も「 田舎 」「 ロス 」ときて カジノの街「 ラスベガス 」に変わってます。
「 緊迫感 」は あまりなく、「 残酷度 」も ショボめなため
「 ホラー 」としては 物足りないですが
「 寓話系・ファンタジー 」とみれば 悪くはなかったですね。
ここから「 画像 」。
〔『 レプリコーン3 』 タイトル 〕
ネオンを模した(?)タイトルが 見難い。
〔『 レプリコーン3
銅像化・レプリコーン と 質屋・グプタ( 右 )〕
「 銅像化 」や「 メダル 」について 詳しい説明は 無し。
余計な説明がないのが「 ジャンル映画 」っぽくて イイね~。
まあ、経緯は チョット気になるけど。
〔『 レプリコーン3 』 レプ、銅像から復活 〕
質屋店主・グプタが 値踏みのため「 銅像 」から「 メダル 」を取り外すと レプが元通りに。
今回も レプリコーンを 演じるのは ワーウィック・デイヴィス。
個人的には すっかり ウィローより レプリコーンの人になっちゃたな。
〔『 レプリコーン3 』
靴を盗った後に グプタの「 足の親指 」を食べる レプ 〕
何故か レプに襲われる グプタだったが「 メダル 」を掲げて
追い払う事に成功。
〔『 レプリコーン3 』
大事な金貨を落としちゃう 粗忽者のレプ 〕
逃げだした レプだったが その時に「 金貨 」を 1枚 落として
しまい それを グプタに 拾われてしまう。
『 前作 』は「 金貨 」以外もあったが 今回は「 金貨のみ 」に回帰。
〔『 レプリコーン3 』
主人公2人、スコット( 右 ) と タミー( 左 )〕
一方、大学入学前に ラスベガスを見学に来た スコットは そこで マジシャン・アシスタントの タミーと 知り合う。
年齢で カジノに入れない スコットだったが「 賭けない 」事を条件に タミーが働く カジノへ入れてもらう事に。
〔『 レプリコーン3 』 親からもらった 学費 〕
だが、カジノの熱気にのまれた スコットは「 親からのお金 」、
2万3千ドルを 全てチップに変え ルーレットに使ってしまう。
チップを 全て失い、イッペー状態になった スコットは 祖父からもらった時計を換金するため 向かいにある グプタの質屋へ…。
〔『 レプリコーン3 』 うっかり レプ兵衛 〕
一方、グプタは PCで「 妖精辞典 的なソフト 」を起動、
レプの事を知り「 金貨の横取り 」を考える。
そんな グプタと 金貨を取り戻したい レプは 駆け引きの末に
格闘に。
だが、レプは 金貨の在処を聞き出す前に うっかり グプタを殺してしまう。
〔『 レプリコーン3 』 7つもいらない & 強欲レプ 〕
そこに スコットが現れ「 レプ金貨 」を手にする。
くだんの「 PC辞典 」での説明で「 レプ金貨で 望みが叶う 」
事を知った スコットが 何気なしに「 カジノで大勝ち 」を願うと カジノへと 瞬間移動。
残った レプリコーンも スコットを捜しに カジノへ…。
〔『 レプリコーン3 』
イッペーなんて 言わせねえよ・スコット 〕
〔『 レプリコーン3 』
スコットの持つ「 金貨 」を狙う フォビオ と ロレッタ 〕
「 金貨 」の力で 大勝した スコットだったが ディーラーの
ロレッタに 目を付けられてしまう……。
ちなみに「 金貨の願い 」には ルーレットの「 イカサマ装置 」を壊すなど 強い強制力があります。
というのが 導入 & 前半。
これに、タミーを狙う カジノのオーナー、ミッチ
が絡んできます。
あと「 金貨 」とは関係なく ミッチに金を貸している
金貸しと ボディーガードの コンビ も。
〔『 レプリコーン3 』 レプリコーンといえば コレ 〕
もちろん レプの「 金貨を返せ 」もありますよ。
この後はというと… ( ネタバレあり )
〔『 レプリコーン3 』 一瞬 鏡に映った「 レプ化 」幻影 〕
レプに咬まれた スコットが 少しずつ「 レプリコーン化 」する事態になり「 金貨 」の持ち主も 次々 変わっていく……
という流れ。
〔『 レプリコーン3 』
テレビから出てきた 電影美女と ミッチ 〕
その最初は 意図せず「 タミーを抱く 」願いをした オーナー・ミッチ。
しかし、すんでのところで ロレッタに「 金貨 」を盗られた事で失敗。
…したものの、レプが密かに「 テレビ 」から 美女を 具現化。
だが、美女は「 機械 仕掛け 」で ミッチは あえなく感電死。
〔『 レプリコーン3 』 教祖レプ誕生 〕
ここでは 皮肉たっぷりな レプによる「 寄付を募る 宗教番組 」なんかも。
〔『 レプリコーン3 』 金貸しと ボディーガードのくだり 〕
そこに現れた 金貸し & ボディーガード。
本来「 金貨」とは 関係ないが レプへの 不適切な発言で エライ目に。
内容と関係ないけど このふたりの 掛け合いは 好き。
〔『 レプリコーン3 』 「 永遠に美しく 」〕
ロレッタは「 若返り & ナイスボディ 」を ご所望。
〔『 レプリコーン3 』 3か所肥大・若ロレッタ 〕
だが、若返ったものの ここでも レプが干渉、
ロレッタの「 唇 」「 胸 」「 お尻 」は 肥大化し…
〔『 レプリコーン3 』 いきなり 爆霊地獄( ベノン )〕
最後は 爆発。
これは 行き過ぎた「 整形( 依存 )」の メタファーですな。
面白い場面だけど「 特殊効果 」は ショボめなのが残念。
この頃から「 特殊 」関係の「 予算 & 製作期間 」が 減らされているので おそらく その影響かな。
〔『 レプリコーン3 』
進んだ スコットの「 レプ化 」と、レプの殺人 〕
一方、スコットの「 レプ化 」が進む中、2人は レプの性質
「 レプリコーンにとって 金貨は魔力の源 」
という 有力情報を ゲット。
その後「 世界一の マジシャンにしてくれ 」と願った フォビオの ステージ場面へ。
〔『 レプリコーン3 』 ただの切断 〕
こちらも ある意味「 世界一の マジシャン 」として記憶に残るような「 真っ二つ 」の顛末を迎える事に。
〔『 レプリコーン3 』 レプの最後 〕
最後は レプの「 金貨を 半分やろう 」という 竜王みたいな提案を蹴った スコットが「 金貨 」を燃やし、レプを退治。
〔『 レプリコーン3 』 「 吊り橋効果 」かな 〕
そして「 欲しいモノは 目の前にある 」と タミーが手元に残った「 金貨 」を ポイして 終了( くっつきエンド )。
「 親からの学費 2万3千ドルを あっという間に溶かす 」男に
惹かれるのは…とは思うが
「 ルーレットで大金を得た 」から( 中盤以降 特に 言及なし ) いいのかな?
( それはそれで ちょっとモヤるが )
〔『 レプリコーン3 』 レプの中指立て 〕
という事で 今回も レアな(?)「 レプリコーンの中指立て 」で 終わります。