関係ない話題から。
『 映画秘宝 6月号 』の
「 続ニセトラ 」( ニセ・サウンドトラック )記事。
今回は『 スター・ウォーズ 』でしたが その流れで
子門真人 が歌う『 スター・ウォーズのテーマ 』と、
謎のグループ、スペース・ロボット が歌う『 戦え!ルーク 』も紹介されてましたよ。
まったく記憶にありませんが 子門真人の方は『 トリビアの泉 』で紹介されてたみたいですね。
( ネット情報だと クレームがつき 回収されたとか… )
個人的には そっちよりも「 特撮ヒーロー 」っぽい 曲調と 歌詞( ダースを砕け~ )の『 戦え!ルーク 』の方が スキだな。
パッケージの 締まりのないルークの顔も サイコーだし。
両方とも ネットで聴けるんで 興味があったら。
本題。
「 レプリコーン2真夜中のミゼットデビル 」
(米/1994)
アイルランドの妖精「 レプリコーン 」( レプラコーン )が
暴れる ホラー・コメディの続編。
「 妖精・レプリコーン 」については 前に紹介した『 1作目 』の記事や ネット情報を参照。
1000年前の アイルランド。
1000歳になった 妖精・レプリコーンは 奴隷・ウィリアムを連れて「 花嫁 」として 目を付けた 若い女性をさらいに行くが
その女性が ウィリアムの娘だったため 彼に 阻まれてしまう。
ウィリアムを殺した レプリコーンは 1000年後に 彼の子孫の女性を花嫁にすると宣言するのだった…。
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現在の ロサンゼルス、3月17日「 聖パトリックの日 」。
おじの「 暗黒ツアー 」の客引きをしている 青年・コーディ。
コーディは この後、彼女・ブリジットと デートの予定だったが 泥酔した おじの代わりを務めた「 ツアー 」に同行させたため 彼女に呆れられてしまう。
その後、ブリジットに謝りに行くが そこに 彼女を狙う レプリコーンが現れ……。
「 続編 」ですが レプリコーンのキャラは そのままではあったものの『 前作 』との繋がりみたいのは “なし”。
もともとの 邦題自体『 真夜中のミゼットデビル 』だけのようです。
それと『 前作 』( 復活したばかりで )ほとんど 発揮できなかった「 特殊な力 」が 今回 出てきたのは 良かったんですが、
「 弱点 」が「 四つ葉のクローバー 」から「 鉄 」と ショボくなったのは マイナス。
( 一応、設定上は 残ってるっぽい )
舞台が都会のため「 四つ葉 」が 入手しづらいってのも あるかと思いますが、
そっちの方が サスペンスとしては 盛り上がりそうだし、何より レプリコーンの特徴でもあったので 少々残念。
あと「 ホラーの続編 」という事で「 残酷度と 予算のアップ 」を期待したんですが、そこも そんな変わらない感じだし、
『 前作 』は 少しユルめでは あったものの「 展開 」は多く、
レプリコーンの可愛らしさや ユーモアもあったのですが、
今回は そこらへんも フツーで 全体的に トーン・ダウン気味。
『 前作 』では「 ドロドロの最後 」を迎えた レプリコーンも
今回は “超あっさり” だったしね。
それでも 主人公・男女2人を演じた俳優も 良かったし、
『 前作 』と同じく ワーウィック・デイヴィス が演じる
レプリコーンも 変わらず 魅力的なキャラで 総じて 満足感は
ありましたよ。
ここから「 画像 」。
ネタバレあり。
〔『 レプリコーン2 真夜中のミゼットデビル 』 タイトル 〕
「 邦題 」にある「 ミゼット 」( midget )は「 小さい 」他、
「 小人 」の意味もあるらしい。
そういえば 昔、「 ミゼット・プロレス 」なんてのもありましたね。
近年だと 小人症の人に使うと 差別になるみたいですが。
〔『 レプリコーン2 』 1000年前、レプの結婚宣言1 〕
何の縛りか レプリコーンは 1000歳を迎えないと 結婚できないらしい。
ちなみに 倒れているのが レプの奴隷・ウィリアム。
〔『 レプリコーン2 』 レプの結婚宣言2 〕
その方法は「 女性が クシャミを3回したら 」という強制的な
もの。
だが「 神の ご加護を 」の言葉で 防ぐ事ができ、
チャンスも(1000年毎に? )1度きりのようだ。
アイルランドでは おちおち クシャミもできませんな。
〔『 レプリコーン2 』 「 暗黒ツアー 」〕
主人公は 運転席の コーディと その隣の ブリジットの
カップル。
書かなくても わかると思いますが、ブリジットが ウィリアムの子孫です。
ちなみに 個人的に コーディ といえば ゲーム『 ファイナルファイト 』。
ラスボスにも行ったことあるけど、だいたい「 5面 」で 終わってましたね。
〔『 レプリコーン2 』 ルーシー & いじめられっ子 〕
それと ツアー参加者の 一組は
『 ツイン・ピークス 』の ルーシー、キミー・ロバートソン と
『 デビルスピーク 』(81年)の クリント・ハワード、
の カップルだったり。( 出番これだけ )
「 クリント、そういえば 実写『 北斗の拳 』に出てたな 」
と思ったら そっちは 本作の後(95年)でした。
〔『 レプリコーン2 』 レプリコーン登場 〕
今まで 何していたのかは 不明ですが「 フーディーニ の家 」
の木の根元( ここに住んでいた?)から レプ登場。
〔『 レプリコーン2 』 金歯強奪 〕
まずは 近くにいた 酔っ払いから「 金歯 」をゲット。
〔『 レプリコーン2 』 「 愛しいしと 」ゲット 〕
その次は「 金の指輪 」をゲット。
『 前作 』は 奪われた側だったが 今回は 奪う側。
〔『 レプリコーン2 』 「 エロ幻覚 」と「 草刈り機 」〕
ブリジットを 家に送った イアン、すげなく追い返されたと思ったら 呼び止められて…という くだり。
『 前作 』は「 声マネ 」だけだったけど 今回は「 幻術 」と
「 念動力 」も使う。
ちなみに「 残酷度 」は 低いので この後の「 画像 」は無し。
時代背景的には この頃の アメリカは 景気が良かったらしい。
後の描写が顕著だけど「 欲望に 惑わされる 」みたいのが
テーマ、モチーフとしてあるのかも。
〔『 レプリコーン2 』 結婚首輪 〕
しばらくは ドタバタ展開で 場を繋ぐんだと思ったら あっさり さらわれる展開。
コーディがいたので「 クシャミ3回 」の攻防があると思ったんだけどな。
ここで コーディが 転がってきた レプリコーンの「 金貨 」を
手に入れることで 本来の レプらしい展開になっていきます。
〔『 レプリコーン2 』 レプの顔舐め 〕
この場面の ブリジットの イヤそうな顔が サイコー。
〔『 レプリコーン2 』 容疑者・コーディと おじ 〕
それと コーディは イアン殺害と ブリジット誘拐の容疑者にも なるんですが、こちらは 最終的に 解決されてません。
容疑者のまま終わるって 結構あるんですよね。
〔『 レプリコーン2 』 金貨返せ 〕
レプリコーンといえば やっぱ「 金貨返せ 」だよな。
〔『 レプリコーン2 』 鉄ダメージ 〕
今回は レプの「 弱点 」として「 鉄 」が追加。
〔『 レプリコーン2 』 小人ギャグ 〕
ワーウィックの繋がりでか 小人の人も 結構 出ていましたね。
「 聖パトリックの日 」という事で「 レプのコスプレ 」なんですが( アイルランド系・バッチも 付けてる )、
こちらは「 ニセ金貨 ゲット 」という( わかりやすい )伏線にもなってます。
〔『 レプリコーン2 』 「 高温蒸気 」残酷 〕
こちらは レプが「 酔い覚まし 」に立ち寄った エスプレッソ・バー での殺し。
「 皮膚が モコモコ動く 」など 頑張ってはいるが いかんせん
描写が淡泊。
〔『 レプリコーン2 』 レプが叶えた 3つの願い 〕
今回 一番 面白かったのが
「 レプを捕らえると 3つの願いを叶えてくれる 」という、
レプの性質を 上手く取り入れた「 レプを 金庫に閉じ込める 」くだり。
欲深い おじが レプの宝を欲して
「 お腹の中に 宝のツボ 」を入れられ( 1つ目の願い )
さらに「 お腹を 裂いて取り出される 」( 3つ目の願い )
という 悲惨な結果を招く 寓話的なオチも 良かった。
まあ「 残酷度 」は 低めでは ありましたけど。
ちなみに「 2つ目の願い 」は「 レプを金庫から出す 」
( おじ自らが 開けた )です。
〔『 レプリコーン2 』 レプ車。
車体の「 金貨を返せ 」の 字幕は ファインプレイ 〕
今回は 借りものではない「 レプリコーン車 」が登場。
ですが「 四つ葉 禁止マーク 」など 楽しさは感じるけど
盛り上がりとしては 弱め。
ここから「 金貨を 持っていると攻撃できない 」という
「 ヌルい 新設定 」が 明らかになり、緊張感も なくなっていくんですよね。
〔『 レプリコーン2 』
チョコッと騙され「 鉄の棒 」を刺された レプ 〕
「 倒し方 」にしても 裏をかいた※ とはいえ 武器は「鉄の棒」だし、
( ※ レプ自身も 欲で目が曇った、身を滅ぼした というオチ )
〔『 レプリコーン2 』 レプリコーンの最後 〕
最後も ただの「 爆発 」だけで 物足りないんですよね。
ちなみに 手元に残った「 金貨 」は 外に出た後 捨ててます。
〔『 レプリコーン2 』 レアな 帽子無し・レプ 〕
最後は レアな 帽子を取った レプリコーンで締めときますか。