タランティーノの好きなモノ「 キル・ビル Vol.1」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

その前に『 映画秘宝  5月号 』の感想を 少し。
 
 
「 サブカル 強め 」な感じで 個人的には 面白く読んだけど、
この値段を考えると「 少々割高 」なのは 否めないかも。
 
アリアスター・クロウリー のヤツ( またしても 後藤護
なんか、私は 興味がある方なので 別段 支障はありませんが、
 
ほとんどの人は 興味ないような気がするんですよね。
 
「 ニセ・サウンドトラック 」※や「 世界プロレス映画史 」
は 結構 良かったので 期待感もありますけど。
 
あと、このくらい トガらないと 他の雑誌や ネット情報と
差別化も 出来ないですしね。
 
 
( ※「 ニセトラ 」
 
本家じゃない 楽団の演奏。
外国の楽団と思いきや 実は 日本の楽団の場合もあったとか。
 
『 エクソシスト 』の「サントラ」 、『 チューブラーベルズ 』の「 無許可使用 」により アメリカ以外で 発売中止した話も
オモロかった )
 
 
意外性があったのが『 5月号 』から連載される、
 
「 20世紀のトラヴィスたち インセル時代の映画語り 」
 
おそらく 休刊の発端になった「 DM事件 」や その後の
「 延焼 」の ある種、自戒を込めた企画だと思うけど、
 
「 インセルの 成り立ち 」なんかも 詳しく書いてあって 普通に いい内容でしたよ。
 
ちなみに「 インセル 」って あまり見かけないので 浸透していないと思っていたんですが、ネット上では 結構 浸透してましたね。
 
 
あと 今日『 6月号 』を買ったんですが、パラパラッと見た限りだと「 内容の幅 」(?)が 広がっていて 良くなってるっぽいです。
 
( まさかの「 続・ニセトラ 」もあり )
 
 
それと ようやく『 文春CINEMA 春号 』も購入。
 
読む時間の関係で 次回は 買わないかも…ですが、
 
一押しライター、CDBの記事が読みたいので 悩んでます…。
 
ちなみに まだ読んでませんが、今回は、
 
「 ハリウッドは ヒーローか ヴィランか 問われる超大国の
『 関心領域 』と 国内外で生まれる 小さな新しい映画 」
 
と 今回も 面白そうです。
 
でも『 文シネ 』、人気なさそうなんですよね。
 
季刊誌なんで ゆっくり読めるし、値段も手ごろなんで 結構 いいと思うけどな。
 
 
本題。
 
 

「 キル・ビル Vol.1 」(米/2003)

 

 

クエンティン・タランティーノ 監督の アクション映画、前編。

 

「 タラちゃんの 好きなモノ、Vol.1 」的な内容でもありますね。

 

 

有名なんで 基本情報 省略。

 

 

久しぶりに観たんですが エンタメ度が高くて やっぱり面白かったです。

 

ですが、その前に ドキュメンタリー映画、

『 クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 』

(19年)を観ていたので

 

チョット気が重くなる ところも ありましたが。

 

 

その『 QT 映画に愛された男 』も 裏話てんこ盛りで 面白かったです。

 

すっかり 忘れていましたが『 レザボア・ドックス 』は 低予算だったため、あの「 黒スーツ 」は 各自の「 自前 」なんですよね。

 

スティーヴ・ブシェミ なんか「 下 」は 黒ジーンズだったのは チョット切なかったな。

 

その他、マイケル・マドセン が「 ティム・ロス には 撃たれたくない 」と言っていたり、

 

その マドセンの「 耳切ダンス 」の場面では 踊りが苦手な

マドセン のため QTが「 音楽をかけた 」など、

 

『 レザボア 』での ほっこりエピソードが 一番 笑えましたね。

 

ちなみに マドセンが「 切り取った耳 に 語り掛ける 」演技は

なんと アドリブ でしたよ。

 

 

で、本題の『 キル・ビル 』

 

驚く事に 制作から もう20年経ってたんですね。

 

有名作品だけど 観てないどころか 知らない人もいそうだな。

 

 

今回、ふと違和感を覚えたのが 後半の「 青葉屋 」の場面、

 

ブライドクレイジー88との闘い 」で 途中から 画面が

「 白黒 」になるところ。

 

てっきり「 修正が掛かったのかな 」と思い調べてみると、

 

どうやら「 残酷描写が マイルド 」になっている「 US版 」の方みたい?

 

作品自体は 変わらず面白かったものの、魅力は 若干 損なわれたような。

 

 

あと 別の意味で「 作品に 影を落とし 」てもいましたね。

 

『 QT 映画に愛された男 』の後半に『 キル・ビル 』

主人公・ブライド を演じた ユマ・サーマン

 

ハーヴェイ・ワインハウスの「 セクハラ 」にあっていた

エピソードが 入れられているんですが、

 

それと 映画内で 昏睡状態中の ブライドが「体を売られていた」姿が 重なって見え、そこの場面だけ 重苦しくなるんですよね。

 

ちなみに『 QT 映画に愛された男 』には『 キル・ビル 』撮影時に起こった「 ユマ・サーマンの事故の隠蔽 」の話も ありましたよ。

 

 

ここから「 画像 」で サクッと紹介。

 

一応「 展開 & ネタバレ 」と「 残酷描写 」注意。

 

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  タイトル 〕

 

 

「 彼女には 復讐する権利がある 」

 

この後『 Vol.2 』も 観ました。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  「 ブライド vs グリーン 」1 〕

 

 

「 暗殺チーム 」の ひとり、ヴァニータ・グリーン を演じて

いるのは ヴィヴィカ・A・フォックス

 

 

調べたら、結構 好きな ボンクラ系の ホラー・コメディ

( 主人公が 超バカ )『 アイドル・ハンズ 』(99年)にも

出てた!

 

今だと「 Amazon配信 」で 100円だし

 

ヒロインが ジェシカ・アルバ だったりするので 興味がある方は  チェックしてみてね。

 

( 定期的に 100円になる作品なんで 今 観なくていい )

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  「 ブライド vs グリーン 」2 〕

 

 

みんな大好き?「 死闘の最中、娘が帰ってきたため 一時中断 」という、ほのぼのユーモアな くだり。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  グリーンの最後 〕

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』

ブライドエル・ドライバー の「 画面分割 」〕

 

 

「 画面分割 」の この場面と「 青葉屋 」での 対決前の

 

ブライドが 着替える 」( カメラが離れて 動き回る )時の

「 長め1カット 」は「 デ・パルマの オマージュ 」でしょう。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  アニメ・パート 〕

 

 

オーレン石井の過去を描いた「 アニメ・パート 」の キャラ・

デザインは

 

子供時代が 石井克人、 成長した後のは 田島昭宇 が担当。

 

石井克人は わかったが、田島昭宇 は わからんかった。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  オーレン石井の 首チョンパ 〕

 

 

「 暗殺チーム 」の ひとり、オーレン石井 を演じるのは

ルーシー・リュー

 

最近のでは『 シャザム 』続編に 出てましたね。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  オーレン石井 軍団 〕

 

 

この「 画 」を観ると 頭ん中で 布袋 が流れるよな。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  天井張り付き 〕

 

 

オーレン石井の用心棒、GOGO夕張 を演じるのが 栗山千明

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  ソフィの「 腕チョンパ 」〕

 

 

主人公以外だと 一番ヒドイ目に遭う? オーレン石井の組織の NO.2で 弁護士の ソフィ

 

全く 記憶にありませんが、演じる ジュリー・ドレファス

『 変態島 』(08年)に出ていたようです。

 

 

ちなみに「 特殊メイク 」は KNB・エフェクツ※ が担当なんで 少しカットされているとはいえ 見応えがありますよ。

 

 

( ※ 分かり易い紹介だと、“N” の人、グレッグ・ニコテロ

『 ウォーキング・デッド 』に参加してたり )

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  ヤッチマイナ! 〕

 

 

『 キル・ビル 』といえば コレも 名物。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  「 ブライド vs GOGO夕張 」〕

 

 

GOGOが「 鉄球使い 」ってだけでも グッと来るんだけど、

栗山千明の クールな顔立ちと相まって より カッコよく感じますね。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』

「 vs クレイジー88 」戦の 始まりと 終わり 〕

 

 

上で書いたように「 88戦 」の前半部分が「 白黒 」になっていて、ちょっと テンションも 下がるんですよね。

 

( なので「 残酷画像 」なし )

 

「 残酷描写 」の他にも「 トラックスーツの黄色 」と

「 血の赤色 」と 色味的にも 楽しかったんだけどな。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  「 ブライド vs オーレン石井 」〕

 

 

一転して 最後は 静かな対決。

 

ここで 降らせている「 雪 」、体に悪いらしくて スタッフは皆

「 マスク 」を付けてたらしいです。

 

 

〔『 キル・ビル Vol.1 』  ルーシー河童 〕

 

 

最後は「 カッパ残酷 」で締めて 今回は 終わり。