キョンシー家族「 霊幻道士2 キョンシーの息子たち! 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

関係ない話から。

 

 

漫画原作の「 恋愛 」映画『 恋は光 』(22年)

 

「 冒頭 」と「 ED 」で 使われていたのは

俳優の ズーイー・デシャネル の「 デュオ・バンド 」、

she&him の「 曲 」でしたね。

 

その「 ED曲 」、『 In The Sun 』は( 曲名から たぶん )

「 映画の結末の イメージ 」そのままな 感じでしたが、

 

印象深い「 宿木への ぶっ掛け 」から 始まる「 冒頭曲 」、

『 Sentimental Heart 』の方は( こちらも 曲名から たぶん )

 

後々 分かる「 宿木の心情 」を 前もって表した 感じになってましたね。

 

映画の最後を「 宿木で 締めている 」ところと 併せて 考えれば

なかなか オモシロイ演出になってるな、と 思いましたよ。

 

あと「 2人の顛末 」自体も 制作側に 意図があるのかは わかりませんが、

 

「 採用アーティスト 」から ズーイー・デシャネル 主演の

『(500)日のサマー 』(09年)を 想起すると、

 

また 違った 感慨や 余韻が 湧きますね。

 

ちなみに『 In The Sun 』『 Sentimental Heart 』、両曲とも

アップされているんで 興味があったら 聴いてみてください。

 

 

本題。

 

 

「 霊幻道士2 キョンシーの息子たち! 」

(香港/1984)

 

 

中国版ゾンビ・“キョンシー” を題材にした

「 ホラー・コメディ 」シリーズ の 2作目。

 

 

 

現代。

 

洞窟で 3人家族のキョンシー を発見した、“教授”を リーダーとする 盗掘トリオは、それを売るため 隠れ家へと 運び出す。

 

“教授”らは 売買のため、サンプルとして 子供キョンシー を運び

出すが、「お札」が剥がれて動き出した 子供キョンシー が逃げてしまう事態に。

 

その 子供キョンシー を 自宅で発見した 少女・ガガ

子供キョンシーを「 移民 」と勘違い、かくまう事にするのだが……。

 

 

 

むかし、謎の「 キョンシー・ブーム 」がありましたね。

 

こっちは 田舎だったため、時系列は よくわかりませんが

『 ポンキッキ 』で「 歌 」※ が流れていたこともあってか、

 

周りでも キョンシーの マネしてましたよ。

 

 

※ 歌『 うわさのキョンシーたいそう 』

 

「 ピョンピョン跳ねる事しかできない 」キョンシーの悲哀を歌った歌詞は 可笑しくも チョット切ない。

 

妙に 耳残りのよい「 曲 」も いいんだよな。

 

こちらも アップされてるので 興味があったら )

 

 

で、肝心の映画の方といえば、その頃は 結構 遅れて『1作目』は 観てると思うけど( その後 2回 観た、そして今回も… )、『2』以降は 観てないような…。

 

他の「 便乗作品 」(『 幽幻道士 』等々 )は 何作か

「 深夜放送 」で観てますが、これまた ゴッチャになってるんですよね。

 

 

という事で 本作『2』を 主演の ユン・ピョウ も含め、楽しみにしていたんですが、なんか 微妙な内容で 正直、落胆。

 

「 現代が舞台 」という事で『1』で 特徴的で 心も躍った

「 様式( 儀式 )」、「 墨壺 」や「 もち米 」などの「 道士 」要素が ほぼなく、ケレン味としては 減少してたし、

 

「 アクション 」の方も「 格闘 」よりは「 凌ぐ 」要素が強く

爽快感も 少なめ。

 

あと、同じ場所( 隠れ家 )で アクションが 起こるのも

「 画的 」に 代り映えしてないためか、単調な印象も 覚えましたよ。

 

せめて 子供キョンシーが 暴れて( 子供たちを 襲って )

くれれば 良かったんですけど、「 子供たちと 仲良くなる 」

( ヌルい )展開※ でね…。

 

( ※「 ヌルい 」のは「 子供向け 」作品でもあるので しょうが

ないんですけど )

 

全体的に ほんのり「 やっつけ感 」( 人気があるうち 続編?)も漂っていたりと いろいろと 残念。

 

それでも「 コメディ部分 」は 相変わらず くだらなくて 笑えたし、

 

ユン・ピョウの アクションも 観れたので それなりに 楽しくは 観れたかな。

 

「 モンスター映画 」みたいな 大味なラストも 意外と悪くなかったし。

 

とはいえ 個人的には 普通くらいの出来かな。

 

 

ここから「 画像 」。

ネタバレあり。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  タイトル 〕

 

「 原題 」通り、一応「 家族 」の話でもありましたね。

 

「 邦題 」は テキトー。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

子供キョンシー を運ぶ 盗掘トリオのふたり

 

 

〔『 霊幻道士2 』

ビリー・ロウ 演じる「隠れ家」に残った 盗掘トリオのひとり

 

「 一枚のお札 」に対して「 キョンシーは 2体 」の 大ピンチ

状態。

 

“笑い” としては ベッタベタ。

 

若い時は 少々“寒さ”も 感じたけど、一周回って(?)また楽しめるように。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  自分に「 お札 」〕

 

まさかの「 自分に お札 張り 」の裏技(?)。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

少女・ガガ による、子供キョンシーの 保護 〕

 

 

〔『 霊幻道士2 』  子供キョンシーの「 念動力 」〕

 

チャオズ!

 

この「 念動力 」設定も 上手く機能してないんだよな。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

外で遊ぶ、子供キョンシー子供たち

 

「 キョンシー人気 」が 垣間見える描写。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

ヤン 役の ユン・ピョウ漢方医ラム 役の ラム・チェンイン

 

この2人の共演が見れたのは 良かったですね。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  ふざけた スクープ写真を撮る ヤン

 

この後「 対 キョンシー 」の展開になるが「 格闘 」は 少なめ。

 

やたら「 モノが壊れる、散乱する 」ところは なんか派手で

よかったかのも。

 

でも「 気体を吸ってしまい 動きがゆっくりに 」なってしまう

「 遅鈍剤 」のくだりは スピード感が失われて ダメだったな。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  ユン・ピョウ の「 蹴り 」〕

 

ユン・ピョウの「 蹴り 」、好きなんですよね。

 

 

〔『 霊幻道士2 』   車の上を跳ぶ、キョンシー夫婦

 

後半「 街に キョンシーが 解き放たれる 」面白くなりそうな

展開になるんだけど、すぐ終わっちゃう。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

父親バレ、 キョンシー親子の再会、 別れ 〕

 

いろいろあって ついに キョンシー親子再会、

別れの時が来た、と 思いきや…

 

 

〔『 霊幻道士2 』  「 キョンシーに明日はない 」〕

 

警官たちの「 銃撃&照明 攻撃 」に遭い、家の中に 逆戻り。

 

その後「 ラム&ヤン 対 キョンシー夫婦 」のタッグバトル

開始。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

「 胸 」に 木剣を刺され 倒された 母キョンシー

 

乱闘の末、母キョンシー を倒す。

 

つうか、キョンシー倒せる設定なのね…。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  「 温室 」に バズーカ砲 〕

 

父キョンシーの方は「 温室 」に おびき出して「 バズーカ 」。

 

まさかの『 バイオハザード 』チックな( 大味な )展開。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  生きてた(?)父キョンシー

 

だが、父キョンシーは 無事。

怒りの「 第二形態 」( 真っ黒になっただけ )に。

 

 

〔『 霊幻道士2 』  「 特殊弾丸 」での 決着 〕

 

最後は「 特殊弾丸 」を使用。

 

「 バズーカ砲 」より コッチを先に使うべきだったのでは…。

 

 

〔『 霊幻道士2 』

ラムたちに 引き取られる事になった 子供キョンシー

 

その後、子供キョンシーラムたちが 引き取って 終わり…

 

 

〔『 霊幻道士2 』  キョンシー化した 盗掘トリオのふたり

“教授” は この2人に 殺された )〕

 

と思いきや、

ちゃんと “オチ”( 元凶者への報い )もありましたね。