海底怪物ホラー「 ザ・デプス 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 ザ・デプス 」(米/1989)

 

SF・ホラー( パニック )作品。

 

監督は『 13金 』ショーン・S・カニンガム

 

「BS」放送って事で 観た人多そう。

 

 

 

米海軍の「 海底基地 」。

「 ミサイル発射台 」の建造のため、「 謎の空洞 」にかまわず 爆破を決行するが、直後、何者かの襲撃を受ける……。

 

 

みたいな内容。

 

まあ、海底版『 エイリアン 』が イメージとしては わかりやすのかな。

 

個人的には、昔「 TV深夜放送 」か「 レンタル 」かで

一回は観たハズ。

 

ですが、例によって 忘れてますけどね。

 

あと『 リバイアサン 』(89年)や その他「 海モノ 」と

ゴッチャになってたり…。

 

その記憶の中では「 怪物 」が あまり活躍せず、いい評価ではなかったんですが、

 

今回 それを踏まえて 鑑賞してみると 案外 悪い内容じゃなかったです。

 

上で『 エイリアン 』を 例に出してますが、本作の中心は

どちらかといえば「 怪物 」よりは「 パニック 」の方…かな。

 

予算は おそらく「 中規模 」くらい?のため、

「 パニック描写 」や「 セット関係 」も まずまず。

 

という事で、総じて 雰囲気も 結構 良かったですね。

 

メインの「 怪物 」は クオリティ自体は 高めでしたが、

「 出番 少なめ 」&「 よく見えない 」ところは 残念。

 

あと、ちょっと前に ドキュメンタリー映画

『 クリーチャーズ・デザイナー 』を観たためか、感慨 深くも

ありましたよ。

 

詳しくは「 画像 」の方で。

 

 

キャスト関係は ミゲル・フェラー が “久しぶり”で チョット

嬉しい気持ちに。

 

調べてみると『 ポリアカ 』シリーズ『5』『6』に出演

している、 マット・コッケイ※ も 出てましたね。

 

 

〔 ※ マット・コッケイリーアム・ニーソン

『 アイス・ロード 』(21年)にも出ているようだ。

 

『 アイス・ロード 』『 THE GREY 凍える太陽 』(11年)“寄り” の内容と 思っていたが、「 いつもの ニーソン映画 」の方で ちょっと ガッカリ。

 

まあ、普通に 楽しめたけど 〕


 

ここから「 画像 」。

( 見やすく修正してます )

 

 

〔『 ザ・デプス 』  海底基地 〕

 

ここらへんは「 海底感 」がなく、チョット心配に。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  救出場面 〕

 

「 怪物モノ 」ではあるけど、個人的には「 パニック 」強めに

感じたな。

 

「 セット 」も イイ感じ。

このくらいのだと 身を入れて 観れます。

 

 

〔『 ザ・デプス 』

海軍兵士・コリンズ

潜水艇の操縦士・マクブライド の 主人公・カップル 〕

 

 

〔『 ザ・デプス 』  学者・スカルペリ

 

学者が「 空洞 」を気にするが、上は それを無視…という、

定番の流れ。

 

この スカルペリ、頭も良さそうだし、ほどよい 筋肉もあったし(「 筋トレ 場面 」アリ )、

 

「 シャワー場面 」も あったりだったので「 活躍 」を期待したんだけど、あっさりヤラれてたな~。

 

 

 

〔『 ザ・デプス 』  スナイダー役の ミゲル・フェラー

 

この スナイダー

 

「 言われた通りに マニュアルに従い ミサイルを爆破 」、

そして「 皆から 責められ 」たり、

 

「 うっかり “空気注入槍” を 人に刺し、殺し 」たり、

「 パニックになり 減圧せず 脱出艇に乗り 減圧症で 死んだ 」りと、

 

一人( 悪い方で )大活躍。

 

特に「 言われた通りやったのに 結果、怒られる 」という

理不尽な状況が「 オモロ悲しかった 」な。

 

というわけで 一番 オイシイ役 でしたね。

 

 

 

〔『 ザ・デプス 』

スナイダー怪物に驚き「 空気ヤリ 」を “誤刺し” 〕

 

 

〔『 ザ・デプス 』  スナイダーが「 減圧症で死ぬ 」場面 〕

 

地味ですが「 血が噴き出す 」特殊効果もあったりします。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  怪物の「 口 」のアップ 〕

 

怪物、初登場の場面。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  嚙み切られた? 潜水服の人 〕

 

唯一の「 残酷 」描写。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  怪物の上半身1 〕

 

よく見ると 胸に「 空気ヤリ 」が刺さってます。

 

実際は 暗く、カット割りも速くて、よく見えないんですよね…。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  怪物の上半身2 〕

 

こう見ると 海の生物っぽいです。

 

この「 怪物の構図 」、明るいところで 見たかったな。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  怪物の「 腕 」〕

 

よく見えませんが、指?が 二本( 二股 )になってます。

上のヤツは さながら「 さすまた 」みたいでしたね。

 

ここらへんは「 カニの ハサミ 」が モチーフかな。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  終盤、海上へ到達 〕

 

なんだかんだで 脱出成功と 思いきや…海から 怪物が 出現。

 

定番とはいえ『 13金 』と同じ演出。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  終盤の怪物1 〕

 

どうよ、この質感と 色味。

 

イイ出来なのに じっくり見れる場面がないんですよ。

 

 

〔『 ザ・デプス 』  終盤の怪物2 〕

 

おそらく、最初で最後の ベストショット。

 

「 口の中 」も イイんだけど、

個人的には そこから見える「 目の神経の筋 」?みたい

なところに グッときましたよ。

 

調べたら「 クリーチャー・デザイン 」は

『 ザ・フライ 』(86年)で アカデミー「 メイクアップ賞 」を取った クリス・ウェイラス でした。

 

ちなみに ウェイラス『 ザ・フライ2 』(89年)の監督

( 特殊メイクも担当 )でもありましたよ。

 

 

こうやって見ると「 怪物の演出 」が ダメっぽかった作品

かも…。