メカ怪獣 2作品 「 キングコングの逆襲 」、「 ゴジラ対メカゴジラ 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 メカ怪獣 」2作品。

 

 

…の前に 少し関係のない作品を。

 

一回しか観てなかったので『 シン・ゴジラ 』を再鑑賞。

 

( ちなみに『 ゴジラ 』も再鑑賞 )

 

情報量の多さには ついていけませんでしたが

やっぱり 面白かったですね。

 

ゴジラの形状も 最高だったし。

 

「 しっぽ 」の先端が 丸みを帯びているのが 気になったのですが、あそこからも「 熱線ビーム 」が出ることを思い出し 納得。

 

「 しっぽ 」と言えば、すっかり忘れていた ラストの

「 第5形態 」といわれる “人間ゴジラ”

 

シンゴジって「 人類の8倍の遺伝子がある 」という設定じゃないですか。

 

鑑賞後、ネットの「 “人間ゴジラ” 考察 」を読んで ふと 思ったんですけど、あの「8」という数字って

 

「 核保有8カ国 」から取ったんじゃないのかな?

 

( イスラエルを加えれば 9カ国 だけど… )

 

つまり「 物語の設定上 」は ともかく、

「 制作側のメッセージ 」?としては

 

「 あのゴジラは 核保有している お前たちの事だぞ 」みたいな ニュアンスを込めた数字ではないかなと。

 

シンゴジは 福島の事故と関連付けられる事が多いですが、
 
もしかしたら 意外と「 皮肉たっぷりの 原爆批判 映画 」なのかもしれません。
 
 
 
〔『 シン・ゴジラ 』  「 第4形態 」ゴジラ
 
 
〔『 シン・ゴジラ 』 ラストの「 第5形態 」“人間ゴジラ”
 
 
 

本題。

 

 

「 キングコングの逆襲 」(日/1976)

 

メカニ・コング 目当て。

 

初鑑賞…のハズ。

 

あ、その前に『 キンゴジ 』も再鑑賞しましたよ。

 

その『 キンゴジ 』、初見時は イマイチくらいの感想でしたが、

意外や 今回は 楽しめましたね。

 

たぶん、「 ピントが うまく合った 」のでしょう。

 

特に 分が悪い コング「 電気属性 」を得て ゴジラと 互角に

戦えるようになる展開などは

 

妙に 味わい深くて( ゲームっぽくて? )ワクワクしましたよ。

 

あと、コングが「 岩を投げる 」ところなんか 獣の巨人 みたいで ちょっと ニヤリとしちゃいましたね。

 

それと「 人間パート 」も 面白かったな。

 

個人的には 高島忠夫 よりも、多湖部長の方が好きです。

 

 

『 キン逆 』

 

とにかく「 ボッチのゴング 」が切なかった…。

 

そこそこ充実した暮らしの レジェンダリー『 コング 』を観てるんで、尚更 そんな思いを感じましたよ。

 

あと、結構 いいように ヤラれるのも 悲しかったな。

 

活躍っぷり自体は まあまあ良かったんだけど、

 

「 ラストバトル 」は 暗くて よく見えないし、動きも 少ないしで 少々残念でしたね。

 

メカニ・コングの「 目くらまし 」とか 卑怯で 面白くなりそうだったのに…。

 

その メカニ・コング は「 無骨 」でありながらも、

丸みを帯びた「 体 」からは キュートさも 感じられる

良デザイン でしたね。

 

愛嬌のある「 顔 」も良かったな。

 

正直 コングより 好きですよ。

 

 

内容としては「 スパイ映画 ブーム 」を取り入れたかのような

「 人間パート 」の方が 楽しめたかも。

 

個人的には 妖艶な 浜美枝、 典型的ヒロインの リンダ・ミラーは キレイでしたけど、

 

やっぱり 天本英世 演じる、思慮が深いんだか 浅いんだか

よくわからない ドクター・フー が 見ていて楽しかったですね。

 

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  メカニ・コング

 

腹巻みたいなのは「 爆弾 」。

 

自信満々の ドクター・フー だったけど、エネルギー鉱石

「 エレメントX 」の影響で すぐ故障しちゃうんだよな。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』

コングが住む「 モンド島 」上陸 〕

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  コング 初登場 〕

 

洞窟で ひとり ぽつねんと眠っていた、侘し気な コング

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 「 コングゴロサウルス 」1〕

 

ゴロサウルスの造りも 良かった。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 「 コングゴロサウルス 」2〕

 

ゴロサウルス、まさかの ジャンプ・キック!

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 「 コング ゴロサウルス 」3。

コングの腕を咬む ゴロサウルス

 

さらに「 咬みつき 」。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  「 コング ゴロサウルス 」4 〕

 

コングに 助けられた スーザンリンダ・ミラー )。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  「 コングゴロサウルス 」5 〕

 

倒したと思った ゴロサウルスから 今度は 足を ガブッと咬まれる コング

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 「 コングゴロサウルス 」6〕

 

「 口裂き 」で トドメを刺す コング

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 スーザンを見送る コング

 

ひとり スーザンたちを見送る コングが 切ない。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 さらわれる コング

 

メカニ・コングが ダメなら 本物だ 」という事で

さらわれる コング

 

「 雑な運搬方法 」も相まって やるせなさ 倍増。

 

ここ、コングが「 引っこ抜いた木を ヘリに 向かって投げる 」んだけど、 物の見事に ハズレるんですよね。

 

それも 悲しかったな。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 メカニが 仲間に見えた コング

 

ここも「 ひとりぼっち感 」が感じられてね…。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  催眠術をかけられる コング

 

しかも この後「 エレメントX 掘り 」させられるという、

まさに 踏んだり蹴ったりな展開に…。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 「 コングメカニ・コング 」〕

 

心躍る「 ラストバトル 」も こう暗くっちゃ 迫力半分だな。

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』 落下した メカニ・コング

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  ドクター・フーの最後 〕

 

 

〔『 キングコングの逆襲 』  終盤のコング

 

フーは 倒したものの「 空しさ 」の方が強くて あんまり

スッキリとは しないんですよね。

 

あと 最後も、てっきり スーザン宝田明が くっつくんだと 思っていたら、ネルソン司令官と いい感じになるところも

なんだかな~。

 

 

という事で 個人的には「 寂しさが募る 」内容でしたね。

 

でも「 キングコング 」自体「 悲しい話 」でしたから これで

いいのかもしれません。

 

 

 

「 ゴジラ 対 メカゴジラ 」(日/1974)

 

こちらは 再鑑賞。

 

メインの「 ラストバトル 」は まあまあ大味 なんだけど、

 

メカゴジラ「 遠隔攻撃 」ばかりで卑怯って事もあって

案外 盛り上がるんですよね。

 

あと、個人的には 「 ゴジラが流血する 」展開も 盛り上がる

要因になりましたよ。

 

ゴジラが「 マグネット・パワー 」を得る展開は かなりの

ご都合主義ではありましたが 子供向けなんで 無問題 です。

 

結果的にも 面白かったし。

 

あと、前半戦う “かませ”アンギラスも しっかり爪痕を残していたのも 良かったですね。

 

少し 残念に 思ったのは あんまり強くない キングシーサー

かな。

 

せっかくの「 ビーム跳ね返し 」も

効果は イマイチだったりで 見せ場不足に 思えました。

 

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  “構える” ニセ・ゴジラ

 

当時の「 空手ブーム 」が窺えます。

 

「 肩の傷 」( 塗装見え )は アンギラスがつけたもの。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』

ニセ・ゴジラに ヤラれる アンギラス

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』

「 暴れる ニセ・ゴジラ 」と「 ご本人 登場 」〕

 

カワイイ感じの「 顔 」の ゴジラ

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  正体を現した メカゴジラ

 

 

メカゴジラ といえば、

 

レジェンダリー『 ゴジラ VS コング 』(21年)

「 人間パート 」は ともかく、「 対決 」自体は すごく面白かったですね。

 

メカゴジラも「 格闘 」主体で 凶悪だったし。

 

でも 決着のつけ方は あっさり気味だったかな。

 

あと、小栗旬「 白目 」ですが、個人的には いわれてるほど

悪くはなかったです。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  「 メカゴジラ 」と「 対決 」〕

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』 「 姿を現した キングシーサー 」と「 目覚めさせる 唄( 二番 )」〕

 

 

ここの「 祈りの唄 」、

 

「 一番 」だけでは キングシーサーが目覚めず、

「 二番 」に 続く流れが 悠長で 笑えますね。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  凶悪な顔の キングシーサー

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  対峙する 両者 〕

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  メカゴジラの「 バリア 」〕

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  メカゴジラの「 遠隔攻撃 」〕

 

この「 遠隔攻撃 」連発が 超ズルい。

 

はじめは「 大味だな~ 」と思ったんだけど、

あまりのハデさに 段々と 楽しくなってくるんですよね。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』 メカゴジラ 対 二匹 〕

 

二匹 相手でも この通り。

 

キングシーサーなんか「 顔面直撃 」だぞ。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  空から攻撃する メカゴジラ

 

しかも 空中戦も 出来る。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』  「 ゴジラ 流血 」〕

 

そして「 ゴジラ 流血 」…と、燃える展開に。

 

ここら辺は「 プロレス 」の影響かな?

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』

「 磁気能力 」( マグネット・パワー )を発動した ゴジラ

 

このピンチに ゴジラ、謎スキル「 磁気能力 」を発動。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』

ゴジラの「 磁気 」に引き寄せられた メカゴジラ

 

 

「 磁気による 引き寄せ 」から 飛んで逃げようとする

メカゴジラ だったが「 磁力が どんどん強くなる 」で ついに

掴まる。

 

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』

ゴジラキングシーサー“サンドイッチ” される メカゴジラ。  「 あんたの負けだ お若いレディ 」 〕

 

 

「 膠着状態で 動けない 」二体キングシーサー

「 ずっと 俺のターン 」とばかりに「 連続体当たり 」。

 

 

〔『 ゴジラ対メカゴジラ 』   メカゴジラの首を取る ゴジラ

 

最後は ゴジラメカゴジラの首をもいで 決着。

 

 

という事で「 全身武器 」のメカゴジラの猛攻を受けてからの

「 逆転劇 」が痛快な 楽しい作品でした。

 

そのほか「 グラスを揺らす 」ブラックホール第三星人 など、

見どころも 多くありましたね。