「 バスケットケース3 」(米・1991)
フランク・ヘネンロッター 監督の
“結合双生児”・ホラー 『 バスケットケース 』シリーズ 3作目。
「 3部作 完結編 」でも あるのかな?
「 Amazon配信 」で 『 2 』と一緒に 借りました。
( 前作の最後で )錯乱した “元・結合双生児”の 弟・ドウェイン は
数か月間 「 隔離部屋 」に 閉じ込められていたが、部屋から出され
兄・ベリアルの 恋人・イヴの 妊娠を知らされる。
フリークスたち を匿う ルースは イヴの出産のため 皆で
ジョージア州に住む 医師・ハル の屋敷へ向かう。
だが その途中、ドウェインは 兄との関係を 蘇らせたいと、
自身の正体を 女性・オーパルに 知らせ、逮捕されるように仕向けていた…。
〔 『 バスケットケース3 』 「 タイトル 」。
タイトルの前に 「 前作の終盤 」( スーザン死亡 ~ 兄弟 再び結合 )が
まるまる 流れる 〕
『 2 』は 「 やり過ぎフリークス 」 と 「 年を取った ドウェイン 」に
なにやら 物悲しさを 覚えましたが、早くも 慣れましたね。
今作は ベリアルの 「 そして父になる 」話ですが、
弟による 「 兄弟の絆の 修復 」の話 でも ありました。
( 「 そして 叔父になる 」 話でもある…?)
〔 『 バスケットケース3 』
前作の最後で 再び“繋がった” 兄弟 だったが、あっさり 切除…。
錯乱していた 弟・ドウェイン は 「 隔離部屋 」に入れられていた。
今まで同様、弟・ドウェイン 役は ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック 〕
〔 『 バスケットケース3 』
「 隔離部屋 」から 出された ドウェイン( 上 ) と 妊娠中のイヴ( 下 )。
この後、フリークス一行は スクールバスで 医師のハル の屋敷へ
向かう 〕
「 フリークス 要素 」については、
前作よりも 「 フリークス 対 ノーマル 」の様相を 強くみせる展開で、
より 「 差別 」と 「 そこから生まれる 恐怖 」を 際立たせる 形になって
いたのかな。
あと、前作は 「 居場所を守る 」( 「 好奇の目」から 守る )でしたが、
今回は 「 存在そのもの 」を 脅かされる チョット恐ろしい 内容 にも
思えましたね。
始まりが 「 『 2 』の終盤が そのまま 流れる 」構成で 若干、不安を
覚えましたが、 その後は テンポよく 話が進み、ホッとしました。
( 昔の 「 ホラー続編 作品 」では たまに ありました )
「 ホラー的な 展開、描写 」は 中盤頃まで ほとんど ないんですが、
( ベリアルも ほとんど 出てこない )
「 前半 」は 前作で 女性・スーザンを 亡くした ( 殺してしまった )
弟・ドウェイン の、
“依存” ともいえそうな 「 兄・ベリアル への妄執 」が 可笑しかったし、
「 ルース と グリフィン保安官 の出会い 」から生じた 不穏感 や、
「 イヴの出産準備のドタバタ 」の 雰囲気が 意外に楽しく、
退屈は しませんでしたね。
〔 『 バスケットケース3 』
「 バスで 移動中 」での 「 歌 & 演奏 」※( 後述 )場面( 上画像 )と、
口をきいて( テレパシー して、許して )くれない 兄 への 不満を言う
ドウェイン( 下 )。
スーザンという 「 新しい拠り所 」( 居場所 ) を失った ドウェイン の
自分本位な 「 兄弟( 家族 )再構築の願い 」が 窺えるけど、
「 元カノと よりを戻そうとする 男 」のようにも 見え、可笑しみも 感じ
ましたね 〕
〔 『 バスケットケース3 』
通りかかった 女性、オーパルに 「 指名手配の兄弟 」だと 教える
ドウェイン( 上画像 )、
その オーパルの父親の グリフィン保安官 と ルース( 下画像 ) 〕
〔 『 バスケットケース3 』
子供時代の リトル・ハル の「 肖像画 」を見る、グリフィン保安官 と
ハル医師( 左 )。
グリフィンと ハル医師は 知り合いで、
ハル医師 には リトル・ハル という名の フリークが…と、
不穏が漂う 設定 〕
〔 『 バスケットケース3 』
機械工作が 得意な( 頭が良い) リトル・ハル。
しかも リトル・ハルは 「 ルースの息子 」という、衝撃事実も
明らかに 〕
〔 『 バスケットケース3 』
出産に立ち会うはずだった ベリアル だったが、
「 医者へのトラウマ 」( 『 1 』の 手術場面が 流れる )で ハルを
襲ったため、退場… 〕
〔 『 バスケットケース3 』
屋敷を抜け出した ドウェインと オーパルの会話。
オーパルの 「 自己肯定感を促す セリフ 」から、
今回も 「 恋 」が生まれるのか?と 思いきや…。
弱ってる時は 「 優しい言葉 」にも 弱いのだった… 〕
〔 『 バスケットケース3 』 イヴの出産場面。
一方、イヴの出産は 12人産まれ 無事終わる。
「 チュミミ~ン 」と 鳴きそうな 容姿ですが 鳴きませんよ 〕
〔 『 バスケットケース3 』 ベリアルが見ている夢。
そんななか、退場し 眠っていた ベリアルは 「 エロい夢 」を見ていた…。
女性の 「 詩的な “愛の言葉” 」が 笑える 〕
本格的に 盛り上がって来るのが、
ベリアル を捕まえに来た 保安官2人が 「 イヴの12つ子 を誘拐 」
したことで、対立が 顕在化する 後半。
「 牢屋に入れられた ドウェイン 」も 上手い事 絡んでくるし、
「 ベリアル怒りの腕力 」の展開( 描写 )も楽しい。
終盤の ベリアルと グリフィン保安官の、
「 喪った者同士の戦い 」も いろんな意味で “熱かった” な~。
ここから 「 後半 画像 」。 ( 結局 ネタバレ… )
〔 『 バスケットケース3 』
牢屋に入れられた ドウェイン と 「 懸賞金 チラシ 」 〕
保安官2人は ベリアルを捕らえに 「 ハルの屋敷 」へ…
〔 『 バスケットケース3 』 12つ子を さらう 保安官 〕
「 ハルの屋敷 」に 侵入した 保安官2人 だったが、フリークスの多さに 尻込みをし、代わりに 12つ子を さらう事に。
その事に 気づいた イヴだったが、ベリアルだと誤解した 保安官に
撃たれる…。
〔 『 バスケットケース3 』
「 イヴの死体 」と、それを見て 慟哭する ベリアル 〕
〔 『 バスケットケース3 』
「 ハルの屋敷 」に行った グリフィン の場面。
「 下画像 」は その時の リトル・ハル との対面 〕
ルース と グリフィン、なんか イイ雰囲気だったのに、こんな形で
仲たがい…。
〔 『 バスケットケース3 』
エンピツで ツンツンされる 12つ子と、オーパルの 「 ペット発言 」 〕
「 チュミミ~ン 」と 鳴きそうだが…やっぱり 鳴かない。
〔 『 バスケットケース3 』
「 バスケットケース 」に入り 「 保安官事務所 」に侵入した ベリアル と ( 「 人食い箱 」っぽい感じ )、
ベリアル との テレパシーが 再び繋がり、
死んだと思っていた ベリアルの生存を知る ドウェイン 〕
ここの 「 ドウェインの叫び 」の くだりは 結構 グッと 来ますよ。
〔 『 バスケットケース3 』 ベリアルの残酷描写 〕
〔 『 バスケットケース3 』
ベリアルの 「 残った保安官への “襲撃” 」と、
その保安官 の 「 “誤射” で 亡くなる オーパル 」と、
そのオーパルに 「 “潰され” て 亡くなる ベリアルの子供 」 の
「 3連鎖 」( アイスストーム )場面 〕
〔 『 バスケットケース3 』
オーパルの 死体を見て 悲しむ グリフィン 〕
一方、「 事務所 」を 脱出した 兄弟の方も 兄が 怪我を負う、
結構 ピンチな状況に。
〔 『 バスケットケース3 』
「 兄弟の和解 」(?)と、 何やら “機械”の説明をする ドウェイン 〕
その後、“機械” で 12つ子を 誘拐した 保安官2人を 殺すのだが、
画像枚数の関係で カット。
〔 『 バスケットケース3 』
ベリアル と 11つ子( 一人減った… ) の交換のため、取引場所に
来た グリフィン 〕
そこで 彼が 見たのは…
〔 『 バスケットケース3 』 ベリアル と “歩行マシン” 〕
「 マシン 」( パワーローダー )に乗った ベリアルだった!
『 エイリアン2 』(86年)の終盤は 「 母 VS 母 」 だったが、
こちらは “子供を失った” 「( 新米 )父 VS 父 」 だ!
〔 『 バスケットケース3 』 「 ベリアル VS グリフィン 」の死闘 〕
戦いを 有利に 進める ベリアルだったが、油断から 一転して ピンチに。
だが、何とか グリフィンを 「 11つ子のカゴ 」に 吹き飛ばし…
〔 『 バスケットケース3 』 11つ子に襲われる グリフィン。
「 首の頸動脈 」を 狙っていたとか いなかったとか…〕
ついに 決着が付くのだった…。
エピローグ
〔 『 バスケットケース3 』 放送中の 「 テレビ番組 」 〕
「 情報番組?」放送中、突然 ルースと フリークスたちが 乱入…
〔 『 バスケットケース3 』 ルースの 宣戦布告ともいえる 宣言。
締めは 「 良い 一日を 」 〕
ルースは 「 もう、逃げも隠れもしない 」との発言をするのだった…
( 終 )
保安官の 「 異形への恐怖 」から 始まった 「 憎悪の連鎖 」が
悲劇的で スリリングでしたね。
最後の「 もう 隠れない 」という メッセージも 良かったな。
でも、最後の 「 モテない 男の妄想 」みたいな 描写は
「 テーマの軸 」が 若干 ズレる感じで 少し残念 かも…。
「 ホラー 」、「 エンタメ 」的には 後半の 「 ベリアルの襲撃 」や
「 父親 対決 」が 超・楽しかったですね。
「 対決 」時の ベリアルが乗る、“歪なマシン” にも 興奮しましたよ。
『 2 』も 予想に反し 面白かったけど、
この 『 3 』も かなり 面白かったですね。
ちなみに 「 エンドロール 」で 流れている 「 歌 」は
「 バスで移動 」場面で ルースが歌っていた 「 歌 」で、
てっきり オリジナルだと 思っていましたが
「 エンドロール 」表記によると 既成曲 でしたね。
「 エンドロール 」&「 ネット調べ 」によると、この「 曲 」は、
ロイド・プライスの 『 PERSONALITY 』(59年 ネットに上がってる)
なんですが、
ここで 歌っているのが なんと 「 作中 」と同じ、
ルース役の アニー・ロス なんですよ。
というか、そもそも アニー・ロスって 歌手なんですね。
( アニー・ロス は 今年 7月に 亡くなっていた… )
この 『 PERSONALITY 』 の歌詞も、
「 あなたのためなら 何度だって 愚か者になれる。
だって あなたには 個性がある。
あなたの笑い方、 あなたの魅力、 あなたの愛し方。
あなたのハートも好きよ 」
と、「 テーマ 」に合った ラブソングで 強く 印象に残りましたね。
〔 『 バスケットケース3 』 「 エンドロール 」後の ラストカット… 〕
















































