魔女ホラー 「 ロード・オブ・セイラム 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 ロード・オブ・セイラム 」(米・2012)

 

ロブ・ゾンビ 監督の 「 魔女・ホラー 」。

 

 

ロブ・ゾンビ は “押さえておきたい” 監督 なんですが、

 

『 デビルズ・リジェクト 』(05年)『 ハロウィン 』(07年) しか

観てません。

 

( レンタルに 置いてない… )

 

まあ、

今作も 「 Amazon 」で 見つけてから 今まで 保留中 でしたけど。

 

( 今回は 100円だったのが 鑑賞の 切っ掛け… )

 

 

 

「 魔女裁判 」 で 有名な町、セイラム。

DJの ハイジシェリ・ムーン・ゾンビ )が 自身に送られた

「 謎の レコード 」を 聴いた事で 魔女たちに 囚われる…。

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

「 タイトル 」( 「 魔女集会 」場面 )の 山羊。

 

キリスト教的に 山羊は “悪魔の象徴”※ だが、

 

「 生贄の山羊 」、「 贖罪の山羊 」( “罪” を負わせ 荒野に放つ )

としての 役割も。 ( スケープゴート )

 

どちらにしろ 山羊にとっては 迷惑な話である。

 

( ※ 悪魔・バフォメットは 「 牧神パン を 悪魔として表現した 」

との説がある ) 〕

 

 

 

ストレートな 「 魔女映画 」 で、多くの方が 指摘している様に

 

ゾンビ版( メタル版?)『 ローズマリーの赤ちゃん 』(68年)でしたね。

 

あと、他のホラー映画 の 「 オマージュ 」も 見受けられました。

 

 

内容の方 ですが、

 

前半は 冒頭の「 魔女の集会 」「 怪しげな 5号室 」

 

「 送られてきた レコード 」と、その音楽を 聴いた 女性たちの

「 不気味な反応 」と、なかなか イイ雰囲気。

 

ですが 中盤、徐々に ハイジが 苛まれて( 蝕まれて )いく 展開は、

 

一応、ショック描写は あるものの、チョット退屈。

 

( 期待していた 「 残酷、暴力描写 」が なかったのも 原因か )

 

 

今作は 「 月曜 」から始まる、「 カウント・ダウン 」形式の構成 だけど、

 

「 徐々に 高まる 緊迫感 」も あまり 感じられなかったな。

 

 

それでも、後半頃からは 「 悪魔登場 」など、結構 盛り上がりましたね。

 

特に 終盤の ( ハード・ロックっぽい?)「 MV 」を思わせる 「 映像 」 や、

 

「 反キリスト 」的な 結構 “ヤバめ”( 悪趣味 )な 「 映像 」 が

面白かったです。

 

 

話は 「 魔女モノ 」ですが、テーマとしては

 

「 悪趣味、俗悪 ( メタル、残酷ホラー など ) でも いいじゃない 」

「 宗教も 時に 暴力的( 悪趣味 )になる 」

 

でしょうかね?

 

 

 

ここから 「 画像 」。 ( ネタバレあり )

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、冒頭の 「 7人の魔女の集会 」。

 

「 魔女集会 」場面は 大概 楽しそうに 見えますね。

 

その後 魔女たちを 「 火刑 」に掛けた 判事の ジョン・ホーソーン

実在した人。

( 牧師で 判事ってのが 恐ろしい )

 

「 セイラムの魔女騒動 」は 集団ヒステリー とされているが、
「 麦角菌 」による 症状が 原因 との説もある 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、監督の妻でもある、

主人公DJ・ハイジ 役の シェリ・ムーン・ゾンビ

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

同僚DJ・ジャクソン 役の ケン・フォリー。  『 ゾンビ 』(78年)の人 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

魔女研究家・フランシス 役 の ブルース・デイヴィソン

 

『 ウイラード 』(71年)ウイラード

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

「 5号室 」から 出て来る 大量のネズミ

 

これは 『 ウイラード 』 オマージュ でしょうか。

活躍は しなかったけど… 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、おどかし場面での 魔女ハイジ

 

ハイジは その後、火刑された魔女たち のリーダー、

マーガレットメグ・フォスター )から 「 王を産め 」と言われる。

 

M・フォスター『 ゼイリブ 』 で 主人公を裏切った女性、

ホリー 役の人です 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、「 5号室 」に入った ハイジ( 右奥 )。

 

左の “毛むくじゃら の怪物” は、『 サスペリア 』

 

「 窓ガラス を突き破った 毛むくじゃらの腕 」の オマージュ…多分。

 

 

興味深いのが 十字架が “逆さ” ではなく、“正位置”な事。

 

この 「 赤い・十字架 」は 「 キリスト磔刑 」のではなく、

 

「 魔女の はりつけ 」( 火刑、処刑 )の意味 なのだ…多分 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

ベッドで眠る ハイジ と、脇に現れた 「 拘束衣 的なヤツ 」

( 上の場面からの 続き )

 

『 月世界旅行 』

「 “月” の巨大パネル 」( 妻の名前に掛けている?) が 見えるが、

他にもある。

 

インパクトが強すぎて 邪魔している気が…〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、「 謎の男たち 」。

 

悪魔側の男たちは この容貌。  元ネタが あるのかな?〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、大家と その姉妹ハイジ

 

この後 「 5号室 」内へ…。  ここらへんも 『 ローズマリー~ 』っぽい 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

「 パンダ( ガイコツだが )メイク 」「 囚人服風・ファッション 」

ハイジ。  この格好、面白いね。

 

そこにいたのは… 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、偉い?悪魔

 

たまに 見かける 小さい系の 悪魔 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、腹から 出てきた 2本の触手。

 

ハイジは 両手で それぞれを ニギニギ する 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、終盤1( ライブ からの 謎の展開 )。

 

この「 画 」が 一番好き。

もっと 引いた「 画 」の方が イイけど、全裸なんで… 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、終盤2。

 

ボカシが 掛かっているのは 自慰を しているから 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、終盤3。 山羊に乗る ハイジ

 

かなり 「 MVっぽい “画” 」 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、ハイジから 生まれた 悪魔の王

 

マリアの処女懐胎の 「 悪魔・バージョン 」。

 

は よく見えないが、少し エビっぽいか。

 

脚?を ビチビチ動かすなど、活きがいいのだが、弱そう… 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、

出産後の「 悪魔版・マリア 」な ハイジ。  この 「 画 」も イイね。

 

彼女は 現実世界では 行方不明になってる )

 

ハイジ「 ホーソーン の子孫 」というのが 中盤頃に 判明する。

牧師の子孫「 悪魔の王 」を 産ませる、という 復讐でもあった 〕

 

 

 

〔 『 ロード・オブ・セイラム 』より、“謎”の 「 ほぼ ラストカット 」。

 

その後の 「 ほぼ ラストカット 」( エピローグ があるので )は

飼犬・トロイ と遊ぶ、楽しそうな ハイジ

 

「 地獄 」も 人によっては 楽しいって事? 〕

 

 

 

ホーソーン魔女たちを 「 残酷に 処刑した 」のが そもそもの発端と 考えれば、

 

「 神 を信じる者 」も 「 悪魔 を信じる者 」 も

「 暴力的 」という 意味においては あまり変わらないのかも

しれませんね。

 

( 実際、現実では “神” を持ち出して 争ってるしね )

 

 

感想としては 「 普通 」。

やっぱり、「 残酷描写 」が 欲しかったな…。

 

 

今作を 観て 「 無駄に 残酷描写 がある 」

アルジェント監督 『 インフェルノ 』(80年)の評価が

また チョットだけ アップ しました。