負の感情が “怪物化”… そして 父になる? 「 バッド・マイロ! 」 | berobe 映画雑感

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「 バッド・マイロ! 」(米・2013)

 

ホラー・コメディ。

 

気になっていた作品です。

 

 

 

結腸に ストレスにより 出来たであろう 「 大きな腫瘍 」が ある事が

わかった ダンカン

 

だが、それは 腫瘍 ではなく、ストレス( 負の感情、潜在意識 )が

“具現化した 怪物” だった。

 

その “怪物” ( 後に マイロ と 命名 )は

ダンカンの ストレスの元になる 相手 」を 殺すため、

「 お尻の穴 」から 外に抜け出すのだった…。

 

 

 

「 ストレス や 感情 が 怪物として 具現化する 」 という設定 は
『 ザ・ブルード 怒りのメタファー 』( 79年 D・クローネンバーグ 監督 )
を 想起しますね。
 
そんな怪物、マイロ が 「 お尻から 出て来る 」 という、
下品かつ バカバカしい 設定 なんですが、
 
「 溜まっている、我慢している “感情” 」 を 「 お腹の不調 ( う○こ )」
に 例える というのは うまい表現だな~と 思いましたね。

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、ダンカンの お尻から 抜け出した マイロ
 
おとなしそう に見えたが… 〕
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、牙をむく マイロ
 
結構 凶暴なのであった… 〕
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、お腹の 「 超音波検査 」を受ける
主人公・ダンカン( 右 )と 妻の サラ
 
ダンカンは ストレスを 軽減するため、カウンセリング を 受ける事に
なる 〕
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、
カウンセラー・ハイスミス先生 役の ピーター・ストーメア
 
 
 
さらに 面白いと思ったのが
 
ダンカンの 一部( 意識 )でもある マイロ
「 ダンカンの 肛門から 入り お腹に戻る 」という 超くだらない
下ネタ 設定。
 
でも その場面、
「 飼い主と ペット 」の関係性も 感じさせ、微笑ましい気持ちも
湧いてくるんですよね。
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、
ハイスミスの 「 マイロは お腹の中に戻りたがっている 」を受けての
ダンカン の セリフ。
 
至極真っ当な 意見に 爆笑してしまった 〕
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、肛門から お腹の中に 戻ろうと
ダンカンの 足をよじ登る マイロ
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、
マイロが お尻の穴に入って来て 苦しむ ダンカン
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、ハイスミスの 説明1 〕
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、ハイスミスの説明2。
 
マイロは “自分” なので マイロを 傷つければ 自分も 傷つく という、
“スタンド”仕様 〕
 
 
 
と、かなりの 「 バカ 」設定では ありますが、
意外と 「 社会派 」、「 ドラマ 」要素も しっかり あります(?)。
 
特に 「 ダンカン に 連絡をよこさない 父親 」の くだり は
よくある 展開とはいえ、
 
後半に 設定を活かした 「 ドラマの掘り下げ 」に 成功していて、
チョット感動。
 
あと、「 父への不信 」「 ダンカン自身の 父性 」に 繋がっていて、
 
それが さらに 「 不安感 ( マイロ )」 にも 当て嵌まっていく 流れも
上手いな~と 思いましたね。
 
( まあ、初めから言っとけ とも 思いましたが )
 
 
そもそも マイロ自体、ダンカンの一部 だけど 「 自身の子供 」 とも
言えそうなので、
 
そういう 意味 では 「 父子 」( 父性 の芽生え )要素が 意外と
大きい…のかな?
 
 
 
〔 『 バッド・マイロ! 』より、上司から リストラ係を 任される ダンカン
 
さらに 「 プレゼンのファイル を 消された 」り、
「 母親から 不妊 について いろいろ 言われ 」てもいて、
ますます ストレスが 高まる。
 
さらに 上司&会社が… 〕
 
 
 
で、肝心の 「 ホラー 」部分は というと…。
 
「 殺し 」の描写が マイルド なのは まあ、いいとしても、
 
「 R15指定 」だったので 期待はしていたが、 その指定は たぶん、下ネタ によるもの…。  なので 「 残酷画像 」は無し )
 
 
サスペンス的な描写も あっさりめ だし、
「 ボディ・カウント 」( 死体 )も 少ない しで チョット残念 でしたね。
 

最後の 暴れっぷりは まあまあ 良かった( 盛り上がった )けど…。

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、終盤の 「 サラ 対 マイロ 」。

 

ここは 「 地下室 」の秘密?も 面白かった 〕

 

 

 

それでも 楽しく観れたのは 「 マイロが カワイイ 」 からで、

 

個人的には そのマイロ“つぶらな瞳” に癒されましたね。

 

 

ここから 「 マイロ画像 」。

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、

不躾な 不妊治療・医師を 殺し、帰って来た マイロ

 

ちなみに 殺人事件 は 「 凶暴な アライグマ の仕業 」と される 〕

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、添い寝 マイロ

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、テレビを 観る マイロ

 

この マイロの場面が 一番好き かな 〕

 

 

 

〔 『 バッド・マイロ! 』より、マイロの全身。

 

ここでの 缶詰を 「 食え 」、「 食わない 」の やり取りも 微笑ましい 〕

 

 

 

「 ホラー・コメディ 」 としては 物足りなさは ありましたが、

 

予算的を 考えれば 十分 とも思えたし、

「 ドラマ 」部分も 結構 良く、意外と 満足感は ありましたね。

 

上映時間も 85分と 短めなので 気軽に 観れる 作品でもあります。