ホラー・サスペンス 3作品。
一応 「 共通点 」 が あります。 ( ほぼ ネタバレ かな… )
「 エリザベス∞エクスペリメント 」 (米・2018)
SF・サスペンス作品。
科学者の ヘンリーと 結婚した エリザベスは 山にある 彼の家に
向う。
そこは 豪邸で、オリバーと クレア、2人の使用人もいた。
ヘンリー が出かけた その夜、エリザベスは 入ってはいけない部屋に 入り、
そこで 「 生命を 維持され、眠っている 」 “女性” を発見、
驚いた 彼女は その部屋から 逃げ出す…。
しかし 次の日、エリザベスは ヘンリーに 襲われ、殺されてしまう…。
┋
6週間後。
ヘンリーと 結婚した エリザベスは、山にある 豪邸に……。
あらすじ から なんとなく 分かると思いますが、「 クローンもの 」 です。
ヘンリー の 「 クローン製作 の理由 」は 至って 普通。
見所としては、登場人物 各々の思惑が 絡む 「 ドラマ 」 かな。
( 『 エリザベス∞エクスペリエント 』より、 「 入ってはいけない部屋 」で、生命維持され 眠る女性を 発見する エリザベス )
エリザベスの くだり の他、5年前の 「 クレアの 話 」 が語られ、
( クレア 役は カーラ・グジーノ )
さらに 「 盲目の オリバー 」 も絡み、ドラマ として 面白くなるんですよ。
後半の 2人の 「 思惑 」の衝突も 結構 サスペンスフルな 展開でした。
でも、「 ヘンリーの殺人動機 」は 弱い と感じたな。
( 『 エリザベス∞~ 』より 終盤、銃を構える “エリザベス”
後半は 「 監禁 」が あったりと、いろんな ジャンル要素がある )
個人的に 盛り上がったのが “趣向” が それぞれ違う、
2つの 「 エリザベス殺し 」場面。
1回目のは 「 スラッシャー、スプラッター 系 」 で、時間的には
短いけど、豪邸なので 「 逃げ描写 」が 結構 良かったし、
2回目の 「 サスペンス系 」 は 「 画面分割 」 で 描写していて、
燃( 萌 )えるんですよ。
( 『 エリザベス∞~ 』より、最初の 「 エリザベス殺し 」場面。
夫・ヘンリーが 持つのは マチェーテ( 山刀 )と、『 13金 』っぽい。
顔は見えませんが、 ヘンリー 役は キアラン・ハインズ です )
( 『 エリザベス∞~ 』より、2回目の 「 エリザベス殺し 」場面。
左が ヘンリー、 右が エリザベス の画面分割 )
あと、ゆったり ペースで 進みますが、
エリザベス 役の アビー・リー の 微エロ描写が 案外多く、
ファッションや 絵画など、芸術的な 見所もあって、
そんなに 退屈は 感じませんでした。
( 『 エリザベス∞エクスペリエント 』より、エリザベス 役は モデルの
アビー・リー。
役者としては 『 ネオン・デーモン 』(16年)の サラ 役など。
女性なら ファッション面も 楽しめるかも )
それでも、若干 上映時間が 長めかな。
「 108時間 」
(アルゼンチン/スペイン/ウルグアイ・2018)
芸術系 オカルト・ホラー 作品。
女優の ビアンカ は、舞台演出家の アルマ から
「 病院に 火を付け、自分の赤ちゃんを 浴槽で 殺そうとした 女性患者の ドラ が書いた “日記” 」
を 基にした 「 劇 」の 主演依頼を 受ける。
しかし、主演候補として ライバルの セシリア も参加、
廃病院で 行われる その 「 劇 」 も、
「 108時間 眠らない 状態 」で 演じる物だった…。
「 長時間 眠らない事 」で 見える、悪夢的な “幻覚”映像が
普通に 良く、
序盤の 「 75年の 断眠実験 」で 見える “幻覚” の雰囲気は、
結構 好きですね。
廃病院で 行われる 「 稽古 」 や 「 曖昧な 幻覚と 現実 」の描写、
「 謎 」の出し加減 も良かったし、
あと、演者を 追い詰め、“役” ( “霊”?)を 憑依させる という、
前衛的な作劇法を 実践する、「 アルマの狂気 」も独特で 面白い。
でも 恐怖描写 は、
「 静かな 恐怖 」( 黒沢清 っぽい感じ?)を 醸し出していて、
「 幻惑感 」も 良かったのに、
たまに 普通の恐怖演出になる のが 個人的には 残念でした。
( 『 108時間 』より、「 断眠 & 浴槽沈み 」 で 見える幻覚 場面。
ここは 控えめな “黒い人影” の演出が良かった )
“驚いた” のが、ある人物 が 「 亡き人と 会う 」場面。
ちゃんと 伏線も あったし、さらに その“亡き人” は 実は…であったりと、
個人的には テンションが上がりましたね。
あと、
アルマの 「 破壊する芸術 」 が、「 自身の破滅にも及ぶ 」流れ や、
断眠で “あの世” と繋がる という、スピリチュア感 ( トンデモ感 )
にも ゾクゾク しましたね。
「 ダーク・スクール 」 (スペイン・2018)
学園・ホラー作品。
9歳の時 父を亡くし、今は 素行の悪い キット。
彼女は 母と 義父の 考えで、森の奥にある 全寮制の
「 ブラッドウッド学院 」に 編入する事になるが、
そこは キットを含め 5人の編入生 しかいなかった。
しばらくし、生徒 が 「 詩 」や 「 絵 」の 才能に目覚め、
キット も 音楽の才能を 開花させるが…。
期待していませんでしたが、普通に 面白かったです。
というのも、学院側の “動機” が良かった ( 好きだった ) から。
ネタバレ すると、
校長のデュレは 「 憑依、霊感 体質 」を持つ子供 を集め、
過去の偉人 ( 芸術家や 作家など )の “霊” を、
その子供 ( 生徒 )たちに 乗り移らせ、
「 偉人の才能を 発揮させる事 」に あったんです。
『 108時間 』 と 同じく、
こちらも 「 芸術系・ホラー 」の要素 がある作品 なんですよね。
( 『 ダーク・スクール 』より、主人公の 鼻ピアス少女・キット。
演じるのは アナソフィア・ロブ。
『 ソウル・サーファー 』(11年)の 片腕サーファー です )
( 『 ダーク・スクール 』より、 不良・編入生 5人。
右から 2番目は 『 エスター 』(09年)の エスター役、
イザベル・ファーマン。
あと、デュレ校長 役は ユマ・サーマン。 最後は もっと はじけても
良かったかな )
しかし、「 ホラー 」 としての 「 恐怖 」は ほとんどなく、
「 雰囲気系 」 としても 普通…。
個人的には 後半、“あの世と繋がった”感じ には、
少し ゾクゾク しましたけどね。
( 先の 『 108時間 』の ゾクゾク と 同じです )
あと、「 凡人は 才能のある人の犠牲に なってもいい 」 という
デュレ校長の 思想が 恐ろしかったな。
終盤、キット が 「 亡き父 と 再会 」 し、
言えなかった “自分の気持ち” を 伝える場面 があり、
さらに 学院の 用務員の女性 も 亡き息子 と 感動の再会※ を
するんですよ。
用務員は 息子を追いかけ、爆死 しますが…。
(※ 校長と その息子 以外は 「 “亡き人” に会うため 」 に 学院に
勤めていた( 協力していた )・・・多分 )
というわけで、今回 取り上げた 3作品 は、「 亡き人 と 再会 」 で
共通するんですね。
( 『 エリザベス~』 は クローン で、『 108時間 』、『 ダーク~ 』 は
“霊” として。 後者の2つは “あの世” とも 繋がる )
まあ、ホラー作品では よくある展開、要素 だけど。







