J・ジェイソン・リー 映画デビュー作品。 サスペンス 「 他人の眼 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 他人の眼 」 (米・1980年)

ケン・ウィーダーホーン 監督の サスペンス作品。

 

「 Amazon動画 」で 観賞。

 

前から気になってたんですが、しばらく 配信停止に なってたんですよね。

 

 

TVキャスター の ジェーン は、

心因により 目と 耳が 不自由で 発声も出来ない 妹の トレイシー

マンションで 暮らしている。

 

ある日、マンションの駐車場で シャツを着替える を目撃した

ジェーンは、その が連続して発生している 「女性暴行 殺人事件 」の犯人ではと 疑う…。

 

 

 

多くの人には どうでもいい作品 ですが、 妹・トレイシー 役は

今作で 映画デビューした ジェニファー・ジェイソン・リー なんですよ~。

 

 

 

( 『 他人の眼 』より。 妹・トレイシー役の J・ジェイソン・リー )

 

 

 

暴行魔の犯行 と、犯人らしき男 を調べる ジェーン の話で、

「 ホラー要素 」は あるものの 普通のサスペンス で、展開も シンプル

 

最初の “イタズラ電話男” が 「 ミスリード 」 だと 睨んだのですが、

そんな ひねり も無くそのまんま 犯人 でしたし。

 

 

それでも 妹・トレイシー

目が見えず、声も出せず、耳も聞こえなくなった 原因( 心因 ) が

「 子供の頃に に襲われた 」 事にあり、

 

その一因を持つ ジェーン

「 女性暴行 事件 」に 熱を上げる 理由に なっているのが 少し

面白いかな。

 

 

最初の 犯行場面 は、「 イタ電 」 が 気持ち悪く、不気味だったし、

家に来た 彼氏「 首チョンパ 」 が意外で、気分が上がりますね。

 

その “首”水槽に 沈んでいる画も イイ。

 

 

 

( 『 他人の眼 』より。 最初の被害者の 「 恋人の首 」。

首切断の描写は ガラスの反射で 映し、上手く 誤魔化してました )

 

 

 

でも、ストッキング?を被っている 犯人が 女性を襲う 場面は

意外と 生々しい描写 で、結構 「 犯罪度 」 も 高いんですよね。

 

 

この場面、TVで 映画が 流れているんですが、その作品が

 

『 ゲシュタポ卍(ナチ)死霊軍団 / カリブゾンビ 』※(76年。 未見 )

なんですよ。

 

「 水中を歩く ゴーグル・ゾンビ 」 で有名(?)。 TV放映題 は

『 東カリブ魔の海域 ・ 謎の大型クルーザー遭難 』

あと、「 右卍 」って 打てないんですね… )

 

 

 

( 『 他人の眼 』より。 見にくいが TVで流れる 『 カリブゾンビ 』の

水中を歩く 「 ゴーグル・ゾンビ 」 )

 

 

なんでかと 思ったら 監督が 同じ でした。

あと、その監督 ケン・ウィーダーホーン『 バタリアン2 』(87年)も撮ってましたね。

 


次の被害者「 イタ電 」 が イイ感じ。

 

『 暗闇にベルが鳴る 』(74年)の 「 イタ電 」の方が もっと キモイ

けど… )

 

あと、「 エレベータ内の電話 」 にまで 電話を掛けてくる ところは、

犯人の 「 嗜虐性 」 と 「 こだわり 」?を感じる ハッタリ演出 で、

地味に 好き。

 

あと、音による 伏線の 出し方も良かった。

 

最初と 違い、あっさり 犯行を終えた かと 思いきや、

 

砂浜への 死体遺棄の場面で、イチャつくいていた カップル

「 ノド切り 」 で 殺していて チョット安心(?)。

 

 

なぜなら 今作の 「 特殊メイク 」の担当は トム・サヴィーニ だから。

 

なので 低予算ですが、残酷描写は まあまあ 良く出来ているん

です。

 

 

 

( 『 他人の眼 』より、カップルの男の方。 “首”系 は サヴィーニ が

得意とするところ )

 

 

( 『 他人の眼 』より、カップルの女の方。

男と比べ、かなり 長い断末魔の描写 が 可笑しい )

 

 

 

その後 ジェーン が 証拠を得るため、怪しい男・スタンレー の部屋に

不法侵入して…という 展開になり、

 

終盤は ひょんなことから スタンレージェーンの素性

( TVキャスター )がバレ、

妹・トレイシーが 自宅で スタンレーに 襲われる事になるんですね。

 

ここから 「 ハンディキャップ・ヒロイン 」の サスペンス展開 になりますが、盛り上がりは いまひとつ。

( 目、耳が 不自由だと さすがに 無理か… )

 

しかし、襲われている 途中、

トレイシーの目が 見えるようになってくる ところは 意外と 感動的でしたね。

 

 

 

( 『 他人の眼 』より、終盤の 犯人への ヘッドショット 場面。

その後の 「 額の穴 から 流れる血 」 の特殊効果 が 地味~に イイ )

 

 

 

ジェイソン・リーの 目の見えない演技は まあまあ かな。

でも 最後、絞り出すように 声を出すところ は、なかなか良くて

抱き合う 姉妹 に ちょっぴり 感動。

 

あと、服を裂かれての ポロリっぽい のが あるので、

デビュー作から 身体を張ってたんだな~と、感慨深い気持ちも

湧きました。

 

 

 

( 『 他人の眼 』より、エライ目あった トレイシー。

数年後 ジェイソン・リー は 『 グレート・ウォリアーズ 』(85年)、

『 ヒッチャー 』(86年)と 連続して ルトガー・ハウアー から 襲われる事に… )

 

 

 

ホラーのほか、ジャーロ要素も 感じる サスペンス で、

個人的には 普通に 面白かったです。

 

ただ、3回目の 犯行場面、「 のぞき描写 」キモくて 良かったのに、

殺人描写が無かった のが残念。

 

あと、個人的には 犯人を ボコボコにする描写が 欲しかったな。