ウォシャウスキー姉妹 監督デビュー作 「 バウンド 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 バウンド 」 (米・1996)

WOWOW と TSUTAYA のコラボ、「 発掘良品 」 での放送。

 

サスペンス 映画。

 

『 マトリックス 』(99年) の

ラナリリーウォシャウスキー 姉妹の 監督 デビュー作。

( 当時は ラリー と アンディ で兄弟だった )

 

かなり前に 2回は 観ているけど、その時は あまり ノレなかったような…。

 

 

出所して間もない コーキー は アパートの部屋の改修を 依頼される。

コーキー は 改修部屋の隣に 住む マフィア・シーザー の恋人、

ヴァイオレット と 知り合い、2人で 会計士 が横領した金の “横取り”

を企むが・・・。

 

 


コーキー 役、ジーナ・ガーション

ヴァイオレット 役、ジェニファー・ティリー

( ホラー 作品だと 『 チャイルド・プレイ 』 4作目~ティファニー ですね )

 

シーザー 役、ジョー・パントリアーノ

( 彼は 『 メメント 』(00年) の テディ 役 でした )

 

 

番組最初の 解説を 聞いて、

これは 「 ファムファタールもの 」 と 気づかされました。

 

主人公 が 同性愛の 女性2人 なので、今の 監督2人 を思いながら観ていると、

前半の 2人の出会い や ベッドシーン の場面に 女性らしい機微 が

感じられる・・・ような 気がします。

( 脚本も 両監督 )

 

 

話としての 展開、構成は シンプル。

 

ですが “横取り” は 当然 思い通り にはいかず、

さらに 状況も 変化して 徐々に盛り上げていき、緊張感を 途切れさせないのが 上手い。

 

 

中盤の 銃撃戦は、短いながらも スローモーション だったり、

流れるような カメラワーク ( “銃越し” の カメラの動きが 美しい )

があったりと、なかなか 楽しい。

 

撮影は ほとんど アパート内 ですが、

効果的な クローズアップ や 構図が 凝っていて 画的に 退屈させない作りでした。

 

 

始めは 計画を立てた コーキー が 主導的で、指示に 従っていた

ヴァイオレット ですが、

 

後半は 頼りなさげな ヴァイオレット が 自ら 機転を利かせ 奮起し

女性、個人 として 自立していく 展開に なるのには チョット感動。

 

 

裏主人公、シーザー“覚悟”“足掻き” も見どころ で、

 

度重なる ピンチを 度胸と ハッタリで 切り抜ける様が スリリング に

描かれていました。

なので、騙されていて、滑稽でも ありますが、応援しちゃうんですね。

最後の 死にっぷりも イイ。

 

 

ラストの 『 マトリックス 』風な レザージャケット と サングラス の

コーキーヴァイオレット、2人の格好 が微笑ましいな~。

 

 

G・ガーション は 男らしい容姿で、カッコよく、

久しぶりに 見た アヒル口 は やっぱり チャーミング でした。

 

あと、シーザー 役の J・パントリアーノ の 緊張と、可笑しみを

感じる 熱演 でしたね。

 

 

今回は 作品にノレ、思いのほか 楽しめたかな。