「 エルム街の悪夢3 惨劇の館 」 (米・1987年)
ホラー映画 『 エルム街の悪夢 』 シリーズ 3作目。
チャック・ラッセル 監督 の デビュー作です。
C・ラッセル 監督は 『 ブロブ 』(88年)、『 マスク 』(94年)、
最近だと 『 リベンジ・リスト 』( 16年 ) を撮ってますね。
悪夢を良く見る クリステン は 「 悪夢 」 を見ている時、手首を切って
しまい、精神病院へ 入院させられてしまう。
病院には同じく 「 悪夢 」 に苦しむ 子供たち がいた…。
これも 「 Amazon 」 動画配信で 百円だったので ポチりました。
( 今作も ほとんど 覚えていない… )
前作が “アレ” だったので、かなり心配になりましたが、
脚本に 1作目の監督、脚本の ウィス・クレイヴン と、
フランク・ダラボン が加わっていて 「 悪夢 」感 が 復活してまし
たね。
クリステン 役に パトリシア・アークエット。 ( 当然若い )
看護担当・マックス 役は ローレンス・フィッシュバーン ですが、
フレディ との絡みは無しで 残念。
研究生となった 1作目の主人公・ナンシー も出ますが、
ヘザー・ランゲンカンプ が 替わらず演じています。
話としては 病院での フレディ との戦い を描いているのですが、
フレディ の “出生の秘密” や、リンチ後の “死体の在処” と、
フレディ の 掘り下げ もありました。
でも、出生の くだり は 個人的には 蛇足に 感じましたね。
入院中の 子供たちは、“夢遊病” の フィリップ、
“失語症” の ジョーイ、 “車イスに乗る” ウィル など 個性豊かで、
それらが 活かされる展開が あるのも 良かったです。
でも、前作からの 影響か、フレディ の 「 悪魔属性 」 が 強くなり、
“宗教色” も 強くなったのが 気になりました。
ホラー演出 では
序盤、クリステン が 「 夢 」 で 実物大になった 「 手作り ハウス 」 に
入り込むのですが、
廊下が 「 沼 」 になったり、「 首吊り死体 」 が 沢山あったり、
目覚めた と思いきや、「 蛇口のハンドル 」 が フレディ の手っぽくなる
など、 いきなり 不条理で 楽しい描写 満載。
次の クリステン の 「 悪夢 」 も、“三輪車が溶けた” り、
“イモムシ状・フレディ に 飲み込まれそう” に なったりと、かなり
頑張っていましたね~。
他の子供たちも、
夢遊病の フィリップ は 「 夢の中 」 で 両方の手首、足の甲 から
血管が “紐” のように飛び出て、
巨大フレディ により 「 操り人形 」( 夢遊病 ) として 動かされたり、
( その直前の ストップ・モーション の パペット・フレディ も ユーモラス )
女優志望の ジェニファー は、テレビの両側面から 出た 「 機械の腕 」 に つかまれ、
テレビ画面に ぶち込まれたりと、何でもアリ が 愉快だな~。
後半は、「 夢の中 」 で それぞれの “夢での特技” を 披露する展開も
エンタメ・ホラー として 楽しい。
( 原題の 副題は 「 Dream Warriors 」)
特に 「 夢」 では 歩ける “魔法使い” ウィル と、
“トゲ で武装” されている 「 車イス 」 との戦いは、短いながらも
燃えますね~。
昔見た時の 記憶に 残っていたのが、フレディの指が 全て 「 注射器 」 に変わる 場面。
禍々しくも インパクト ある描写 で 今回も 印象に残ります。
でも、ナイフ を 使う 不良娘・タランと、フレディの 戦いが ユルイ のが惜しい。
「 現実 」 での ニール医師 と ナンシー父 の
「 フレディの骨 埋葬 」 場面 では、“フレディの骨” が 組みあがり、
2人に 襲いかかるのですが、
その ガイコツ が、ストップ・モーション・アニメ で 表現されていて、
見応えが あり、
しかも “スコップを 振り回す” など、かなり 強い!
終盤の 「 夢の中 」 での 「 鏡 」 が たくさんある廊下 では、
クリステン達 が フレディ に 「 鏡の中 」 に 引きずり込まれる描写があるのですが、
『 ジョジョ 5部 』、「 マン・イン・ザ・ミラー 」 風で 結構 テンションが
上がりましたね。
( 「 鏡 」 に 引きずり込まれる描写が ある 映画は 多くあるが、
個人的には 今作が 1番 「 マン・イン・ザ・ミラー 」っぽかった )
そして “失語症” の ジョーイ による “発声能力” で、「 鏡 」 から脱出するのも チョット感動的 でした。
ただ、最後が “埋葬 と 聖水” なので 少し 物足りなさを 感じました。
残酷描写は 少な目 ( クリステン母の “首” が チョット グロい?) で、
ファンタジー性が 高く、恐くないので ( 多分 ) かなり 観やすい作品
かな?
個人的には 不穏な雰囲気 が 足りませんでしたが、
エンタメ・ホラー として 楽しめました。