今月は ミステリー 3冊 と、漫画 1冊。
まずは 2冊。
「 紅のアンデッド 」 川瀬七緒
ミステリー 作品で、「 法医昆虫学捜査官 」 シリーズ 第6弾。
古い 一軒家で 多量の血が 発見される。
家主の 遠山夫婦 はおらず、現場には 夫妻 と “客”、3本の
“切断された小指” が残されていた…。
科捜研の別部署、「 捜査分析支援センター 」 に 正式採用された
法医昆虫学者・赤堀 は、切断された “3本の小指” のうち、
“客の指” の わずかな 蚕食の違いが気になる…。
今まで 赤堀 は アドバイザー的な 仮採用でしたが、一応 正式採用
される 新たな展開。
配属された 「 捜査分析支援センター 」 には 「 昆虫学 」 の 赤堀 のほか、
「 犯罪心理学者 」( プロファイラー )の 広澤 と、
「 技術開発者 」 の 波多野、の 3人が まとめられている のですが、
例によって あまり 期待されていないんですね。
今までの シリーズ のように、 刑事・岩楯 ( と 相棒・鰐川 )の
「 捜査パート 」 と、 赤堀 の 「 昆虫パート 」 で、
家主の 遠山老夫妻 と “客” の行方に、
裏の家の “犬の遠吠え” や、遠山の夫 の “アルコール依存症”、
過去の “似た事件” が、どう繋がるのか 興味を そそられます。
もちろん 「 昆虫学 」 として、残された指の
“ほぼ 同時切断 なのに ウジ による蚕食痕 が わずかに違う” 理由
を探る 赤堀 の試行錯誤 が 面白く、
以外な 情報から その答えが わかる くだり もスリリング でしたね。
あと、当然 「 虫トリビア 」 もあり、
コチニール・カイガラムシ の、「 赤い染料 」 は知っていましたが、
ラック カイガラムシ の “分泌物” の 「 コーティング剤 」
( アメ や チョコ に使用されている ) や、
“抹茶風味・着色” として使われる、「 蚕のフン 」 を 乾燥させた
「 蚕沙( さんさ )」 は 初耳でした。
( 消化されなかった “桑の葉緑素” のようです )
虫そのもの だと、「 やけど虫 」 こと、アオバアリガタハネカクシ
が凶悪 でしたね~。 ( 黒と オレンジで、アリっぽい 虫 )
この虫は 体内に 「 有毒物質 ペデリン 」 を持っていて、
その体液 が 体に付くと ( しばらく 経ったあと )ヤケド のように なり、
強烈な痛み と、かゆみ を引き起こす そうです。
( 目に 入ると 失明の可能性 もある )
しかも 卵、幼虫、サナギ も 「 ペデリン 」 を 持っている ようなんですね…。
( 気になる方は画像を 見て 知っておこう )
そして 話的にも、この 「 やけど虫 」 の 大活躍?が、“キモ 面白く”
描かれていて 楽しかったですね~。
下世話な 真相も 人間味 溢れていて 良かったし、個人的には かなり 面白かったです。
虫が 苦手じゃなければ 楽しめる 作品かな?
「 新ゲゲゲの鬼太郎 第3集 」 水木しげる
先月に続いての 妖怪漫画。
前回の 『 第2集 』 の 長編は 『 野球狂の巻 』 でしたが、
今回の長編は 『 相撲の巻 』 です。
金が無く、山で暮らす 鬼太郎 と ねずみ男。
おばさん から 「 東京の家で 一緒に 暮らさないか 」 と、手紙が
来て 東京に行きます。
しかし、おばさんの娘、モモ子 から
お土産と 称し 「 霊毛チャンチャンコ 」 を 取られ、
健康診断と 称し 医者 から
“血を 全部抜かれ、かわりに 凡人の血を入れられた” 鬼太郎は、
「 無力化 」 し、こき使われる展開に。
鬼太郎 が モモ子 から 「 ビビビビビン 」 と、ビンタ を食らい、
ごはんも 残飯 なのが 悲しい…。
そんな 鬼太郎は 「 鬼太郎の血 」 を 取り戻した ねずみ男 と逃げ、
ひょんなことから 相撲部屋の 「 貧乏部屋 」 に入ることに・・・と、
「 相撲 」 までが 長いぞ!
でも その後は 「 福の神部屋 」 に お世話になったり、鬼太郎 が
「 ゲゲゲ山 」 として 初場所に出たりと、相撲らしい話に なります。
が、そこに 実は 「 吸血鬼一味 」 の モモ子、吸血医者、ドラキュラ が
絡み、またしても とんでもない 方向に…。 ( おばさん も 一味 )
ここから ネタバレ。
モモ子 は 半分取った 「 鬼太郎の血 」 で 綺麗になり、「 ミス日本 」 に選ばれますが、
恨みを持った モモ子が 鬼太郎に 挑戦状 を送り、
最後は 国技館で 鬼太郎 と モモ子 が 「 相撲 」 で戦う事になります。
「 今回は エロネタ が あまり無いな 」 と 思っていたのですが、
ここでは 鬼太郎 の 「 チャンチャンコ 」 を 「 フンドシ( 廻し )」 にした、
上半身裸 の モモ子 が登場し、
解説者が 「 皮膚の 感度が 勝敗の分かれ目 」 やら、
“2人とも 自慰 をしているだろう” と、急に エロ強め になります。
そして 鬼太郎が 色ボケ したまま 戦いが 始まりますが、
鬼太郎を 懐かしく思った 「 チャンチャンコ 」 が モモ子 から 外れ、
鬼太郎に まとわりつき、
裸になった モモ子 の アソコ を みんなが 見て、行司は なぜか
モモ子 に 軍配をあげ モモ子 の勝ち、
という 衝撃?の 結果に! ( その後 吸血鬼と 妖怪が 大乱闘 )
しかし、モモ子 は 吸血鬼 だと バレ、“国外追放”。
鬼太郎 も 大騒動を 起こしたことで、“相撲協会を 破門”… と、
前回 同様、かなり 強引な オチ でした。
個人的に 愉快だったのが 子なき爺 の大暴れで、
鬼太郎 を 助けるために バーの扉を “蹴破り”、
「 じゃまだー どきやがれー 」 と、ドラキュラ を 持ち上げ、
床に めり込ませたり、
「 吸血鬼一味 」 の家に “窓をぶち破り” ながら 飛び込んだりと
アグレッシブ で 笑えましたね。
短編は 一気に エロネタ が増え、特に ねずみ男が ゲスな話 が
多かったです。
面白かったのが
妻の尻に敷かれる男 が、「 ベッドのマット 」 に 改造 させられる、
『 肉ぶとん 』。
男は 女優の ベッドマット として 使われ 喜びますが 捨てられ、
自分の妻 の ベッドマット になり、妻と 情夫 とのセックスに 耐える・・・という 皮肉な 結末が 良かったですね。