ジャウマ・バラゲロ監督のファンタジー?・ホラー 「 ミューズ 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 ミューズ 」

(スペイン/アイルランド/ベルギー/仏・2017)

 

ファンタジー(?)・ホラー 作品。

 

監督は 『 REC/レック 』(07年)の ジャウマ・バラゲロ

 

 

 

「 詩 」を 教えている 大学教授の サミュエル は、

教え子の ベアトリス と付き合っているが、

サミュエル に “永遠の愛” を 誓わせた後、ベアトリス は 自殺してしまう。

 

1年後、サミュエル は 3週間、毎晩 “女性が殺害される夢” を見ていたが、

実際に その女性が 惨殺される事件が 起きてしまう。

 

殺害現場に行った サミュエル は、そこで レイチェル という 女性と

出会い、隠し部屋で 謎のオブジェ を見つける…。

 

 

 

前半は “殺人の予知”

被害者と その仲間のグループ、「 白い輪 」 が 研究していた

“7人の女神”

「 白い輪 」 の 他のメンバーの “変死” と、結構 興味が湧く 展開です。

 

あと、オブジェを 持って逃げた、シングルマザーの レイチェル

どう絡むか も気になります。

 

 

一番 気になったのが、

序盤に 起きる サミュエルの 恋人、ベアトリス の死。

 

冒頭は ダンテ 『 神曲 地獄篇 』 の朗読 だし、

 

ベアトリスベアトリーチェ は 『 神曲 』で

ダンテ が ( 一方的に )想いを寄せる “女性” なので、

 

てっきり “地獄系”( または 宗教系 ) の展開に なるのかな~ と、

思っていました。

 

 

しかし、あっさり “女神たち” が登場し、

「 心像( オブジェ )を 渡せ 」 と 言ってきたあたり から だんだん

ファンタジー・ホラーっぽい 感じに…。

 

そして、“やっかみ” が原因 の、こじんまりとした 展開になり、

ガッカリ…。

( “地獄” 要素は 無し 神話系? )

 

 

でも、“7人の女神”“記号化された(?)女性たち( 女性像 )

で、「 女性の話 」ってこと なのかな?

 

 

話としては ガッカリ でしたが、良かったところも あり、

 

「 詩 」「 呪文 」のように “力” を発揮するのは インテリっぽくて

独自性 を感じたし、

 

“女神” の それぞれ の名前が

「 導き 」、「 罰 」、「 欺き 」、「 秘匿 」 など、雰囲気ある名前なのも

好きですね。

 

あと 「 秘匿 」 の “隠れ場所” も 以外で 良かったかな。

 

でも、“魔女”風な ビジュアル なのが残念。

( せっかく だから もう少し “女神”っぽく すれば いいのに… )

 

 

 

ホラー、残酷 描写は 控えめ?

でも、クリストファー・ロイド が ほどほどの役で 出ているのですが、

結構 ヒドイ目に 遭ってましたね。

 

 

 

個人的には 中盤くらい までは かなり 楽しめましたが、

後半の 展開には あまり ノレませんでした…。

 

でも、つまらなくは ないかな・・・。