“月曜” に何があったのか?「 セブン・シスターズ 」 | berobe 映画雑感

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「 セブン・シスターズ 」 (英/仏/ベルギー・2017)

SF・サスペンス 作品。

 

監督は トミー・ウィルコラ

 

T・ウィルコラ は 隠れた?名アクション・映画、

『 ヘンゼル&グレーテル 』※(13年 )を 撮ってますね。

( 面白かった )

 

『 処刑山 デッド卍スノウ 』(07年)も 撮ってるけど…。

( これも まあまあ 面白かった )

 

 

劇場未公開  兄妹 役は ジェレミー・レナージェマ・アータートン、魔女 役は、ファムケ・ヤンセン

 

 

 

人口増加で 食料不足が 起こるが、収穫量の多い

「 遺伝子組み換え 作物 」で 食料不足は とりあえず 解消。

 

しかし、人体への影響で “多生児” が急増 してしまう。

 

生物学者・ケイマン 博士に より、1家庭、1子の 「 児童分配法 」 が

施行され、違反となる 子供 は 「 スリープ 」 させられることに…。

 

祖父により 密かに 育てられた “各曜日の名” を持つ

セットマン家の 七つ子( 7姉妹 )だったが、仕事に行った “月曜” が 帰ってこず、捜索することに…。

 

 

セットマン家の7姉妹 役、ノオミ・ラパス

祖父 役、ウィレム・デフォー

ケイマン 役、グレン・クローズ

 

 

 

人口増加による 食料不足 の設定に 『 ソイレント・グリーン 』(73年) を思い出しますね。

 

 

7姉妹 には それぞれ 「 曜日 」 が 名前として 付けられていて、

今日の曜日と 同じ名前の人が 外出する ルール です。

 

人口管理社会 なので、「 ID・リストバンド 」 を着用して いなければ

ならず、

 

なので “七つ子” なのを隠す、サスペンス展開かと 思っていましたが、

少し 違いました。

 

 

SF・ディストピア? な 設定と、7姉妹の 人間ドラマ のほか、

 

“月曜” の 行方( と 昇進 )を 巡る サスペンス、

( 原題 『 WHAT HAPPENED TO MONDAY 』

 

“七つ子” を追う 「 児童分配局 」 との ( ほどほどの )アクション と、

イギリス( フランス?) らしい 笑い、

 

で エンタメ性は 思ったより 高く 感じました。

 

 

個人的には “ある人物”「 動機 」 に、“ミステリー要素” を感じて、嬉しかったですね~。

( 邦題が ミスリード として 働きました )

 

 

あと、子供時代も 少しだけですが 描かれていて、

全てを “同じにする” 痛い場面( 設定 )が、後に 活かされているのも 巧いです。

 

終盤 描写される、祖父“苦しみ” と、

それによって “もう一つの 苦しみ” が生まれる場面が 切ない…。

 

 

G・クローズ の演説が ずしりと 胸に響く、

安易じゃない 結末も 個人的には 良かったですね。

 

 

ただ、7姉妹の 個性を 活かした演出、展開が 少ないのが 勿体無いかな。 ( 物語上 しょうがないが… )

 

 

7姉妹を 演じ分けた N・ラパス が素晴らしかったけど、

子供時代の 7姉妹を 演じた、クララ・リード も上手かったな~。

 

 

個人的には SF、サスペンス、アクション の バランスが 取れた作品で、期待していたより 面白かったですね。