「 エクスカリバー 」 (米・1981)
トマス・マロリー 原作 「 アーサー王の死 」 を基にした 作品で、
ジョン・ブアマン 監督。
「 アーサー王伝説 」 は
“聖剣・エクスカリバー” を 岩から 引き抜く 場面は 知っていますが、
ほかは 詳しくは 知らなかったので 鑑賞。
( 作品によって 細かい所が 違うらしいが )
あと、映画本を 再読した際に、J・ブアマン の記事を 読んだので。
ブアマン と言えば ( ホラー 好き としては )、
『 脱出 』( 72年 未見 )や、 『 エクソシスト2 』( 77年 ) ですが、
個人的には 深夜映画で 観た、( 多分、中学の時 )
ショーン・コネリー の フェロモン・ムンムン(?) “哲学?SF”、
『 未来惑星ザルドス 』( 74年 ) ですね。
『 ザルドス 』 は 好きで、3回観てまして、
「 ザルドス 」 の名前の由来が わかる場面が 衝撃的でしたね。
ちなみに 『 ザルドス 』 も この作品 も、ブアマン の自宅近くにある、
アイルランド の ウィックロー で撮影されているようです。
閑話休題。
話は 思っていたより 面白く、アーサー( ナイジェル・テリー )が
かなり 人間らしかったな~。
アーサー が 国を統一 した あと、
妻・グエネビア が 騎士・ランスロット と 浮気しちゃう展開に 驚きました。
その ショック で アーサー が “聖剣を手放し”、土地が荒廃し、
それで 騎士たち に “「 聖杯 」 捜し” を命じる という展開に。
後半、荒廃のせいで 騎士・パーシバル が 村人から ボコボコ に される場面も あって 笑ってしまいました。
結構 因果な 展開で、最後 アーサー は
魔女になった 異父姉・モーガナ と、
“モーガナ との間にできた 息子”、モードレッド と 戦う事に…。
ランスロット( ニコラス・クレイ )も 戦闘に 加わるけど、“寝取った男” だからか、
イマイチ 感動できないんだよな…。
ちなみに グエネビア は 修道女 になっていて、
最後の戦いの前、アーサー は 彼女を 許し、自分も 謝るんだよな~。
最後、瀕死の アーサー が 船で 運ばれた みたいで、「?」 だったの
ですが、
調べてみると、どうやら 「 アヴァロン島 」 に運ばれたみたいですね。
( 島で 亡くなった、又は 眠った ようです )
ブアマン の演出 としては 幻想的な イメージの描写 が 多かったのが 興味深いです。
湖の精 の手により 湖から 現れる 「 聖剣 」 は 神秘的で 美しいし、
控えめに エメラルドに 輝く 「 聖剣 」 も 印象深い。
その 湖の精( 女性 ) は、水中に あおむけ に沈んだまま、
湖面に 腕を出すだけなのが チョット 笑えます。
でも、ミレー の 絵画、「 オフィーリア 」 っぽくもあり、綺麗で 幻惑的 でもありましたね。
あと、1人 森で眠っていた ランスロット が 「 自身の甲冑 」 と 戦う、
“葛藤” の 場面も、“夢現” な描写で 戸惑うし、
騎士・パーシバル が 川から上がり、幻視し(?) 「 聖杯 」 を手にする場面 でも、
薄くなる 「 聖杯 」 や、再び現れた 「 聖杯 」 を取ると アーサー王 の
近くに 移動( ワープ )していたり、
「 夢 」 のような 幻惑的で ダイナミックな 演出( 編集 )で、
楽しくも ありますが、
整合性が 無く 混乱しますね~。
思えば 『 ザルドス 』 の 「 理想郷・ボルテックス 」 も、
どこか 夢幻さ を感じる 雰囲気 でした。
キャストも 興味深く、
アーサーの父、ウーサー 役 は ガブリエル・バーン だし、
( 気づかなかった… )
モーガナ 役 は、ヘレン・ミレン。
騎士・ガウェイン 役で リーアム・ニーソン、( 結構 出番アリ )
レオデグランス 役で パトリック・スチュワート も出てました。
あと、 イグレーン 役、カトリン・ブアマン は 監督の娘、
子供時代の モードレッド 役、チャーリー・ブアマン は 監督の息子です。
個人的には
グエネビア 役の シェリー・ルンギ が 脱ぎっぷり も良くて、綺麗でしたね。
古い作品なので、戦闘場面は 少し緩めで、ファンタジー要素 も
そんなに高くないかな?
でも、雰囲気は良かったし、話も 上手く まとめて いたと思います。
個人的には ちょっと変わった 演出が 好みでした。