11月読書「R帝国」「電気人間の虞」「愚行録」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

社会派?SF・サスペンス、 ホラー・ミステリー、 映画化作品 の3冊。

 

「 R帝国 」 中山文則

R帝国は、表向き 民主主義国家だが、“党” の独裁政権だ。

 

矢崎 が目を覚ますと、自国の R帝国と B国の 戦争が始まっていた。

さらに R帝国は、Y宗国 の襲撃を 受ける。

 

野党秘書の 栗原 は、“L” という組織 の接触を 受けるが…。

 

 

 

色々な 社会的 不安要素 を 多く盛り込んだ 作品…かな。

 

 

“石油目的” の戦争は、原発が 大量にある設定 だから、かなり

無理が ありますね。

そこは “ウラン目的” にしてほしかったな。

 

資源目的の 戦争は、最近観た、

『 シークレット・レンズ 』( 82年 S・コネリー主演 )

の ラスト( 自国の危機を 煽って 侵攻 ) を思い出しました。

 

 

あと、人は “騙されたくない” 生き物なんだな~とも。

 

“疑わなければ”、騙される事はなく、傷つく事も ないんだよな~。

 

 

面白かったのは、AI 搭載の 携帯電話、HP ( ヒューマン・フォン )。

 

この HP が、HP同士で 勝手に やり取りする( ネットワーク を作る )設定が、SF的で 良かったけど、

 

HP“虐待” や、 “性的な行為” をする人が いるのが 特に良かったですね。

( 話には関係しないけど )

 

 

その HP は、後半の展開に 上手く 活かされて いましたが、

全体の 科学技術 としては 浮いているような・・・。

HP だけの話が 読みたいな~ )

 

あと、巨大な 歩行ロボ も、バカバカしくて 好きです。

 

 

個人的には、ノンフィクション要素 は いらなかったかな。

無くても メッセージ性 は 十分伝わると思いました。

 

その分、他の描写を 深く描いて ほしかったです。

 

ちょっと 詰め込み過ぎな感じ を受けました。

 

でも 作者らしい、人間の どうしようもなさ の描写は やっぱり良かったです。

 

 

 

「電気人間の虞(おそれ)」 詠坂雄二

ホラー・ミステリー 作品。

 

 

『 語ると 表れ、 思考を 読み、 電気で 人を殺す 』

 

ある地域で 語られる 都市伝説 「 電気人間 」

 

民俗学の 課題のため、「 電気人間 」 を調べていた 女性が、

“心不全” で 死亡する。

 

彼女と 関係を持っていた 高校生が、その死に 不審を抱くが・・・。

 

 

タイトル が “レトロ怪奇”、「 少年探偵団 」風で、イイですね。

 

“怪異” に惹かれる 少年 も出てきます。

その少年と、彼を 好きな 少女 のやり取りも 微笑ましいです。

 

高校生の 調査の動機も、 歪で 悶々としていて、良かったな~。

 

素人の捜査なので、地味ですが、怪奇な趣は 充分 ありました。

 

 

ホラー・ミステリー なので 結末が、

「 超自然 」か、「 人の犯罪 」 か、が気になりましたね。

 

どっちになるかは ネタバレ なんで言えませんが、私の予想通り でした。

( 某・有名?ホラー映画と 大体同じなので・・・ )

 

でも、フェア に書いていたと 思うので、本格ミステリー度 は 高いと思います。

( 大掛かりな 仕掛け が楽しい )

 

あと、“最後の2行” が くだらなくて 笑っちゃった。

( この作品は、“エピソード 0” なのだ )

 

好みの作品で 面白かったです。

 

 

 

「愚行録」 貫井徳郎

人間・ミステリー?

 

興味が無い 作品でしたが、映画化 されたので、読んでみようかと思いました。

 

 

タイトル通り “愚行” の話でしたね。

その “愚行” が人間らしくて 実に楽しい。

 

人は 他人の“愚行” 見て、 あざけり、さげすむ けど、

自身もまた、他者から そう思われているんだよな~。

 

そして “愚行” には、それに至る “背景” が 多かれ少なかれ

あるって事ですね。

 

 

構成は 関係者インタビュー と、 の語り で、「 “妹” は誰か 」 が、

ミステリー要素の 1つに なっていましたが、

 

「 映画 」 の方は、取り上げていた方の ブログ を読むと、

“妹” の謎 は 無いようで、当然 「 もう1人の ”誰か” 」 の謎も 無いようですね。

 

 

映画の キャストと 役を 調べてみると・・・、まさしく “愚行の人” じゃないですか~。

キャスティング 的には “正解” でしたね~。

 

 

気になるのは の描写ですが、どこまで 描いているのか・・・。

 

兄妹 の描き方が 浅いと、動機( 衝動 )や、2人の絆( 愛?)に

説得力が 出ないと思うけど…。

 

 

好みの作品では ありませんが、結構 楽しめました。