皆様こんにちは。
Berlin JP Tourスタッフの鈴木です。
ベルリンに限らず、ドイツ国内ではこのような(以下写真参照)大きなコンテナが設置されています。
ドイツ赤十字社の衣類回収BOX
これは、『Kleiderspende』といって、古着を24時間このコンテナに入れることができ、それをドイツ赤十字等が集め、世界の洋服が足りていない地域へ送ったり、リサイクル会社やセカンドハンド店へ売られたりしています。
ドイツ赤十字のホームページによると、ドイツ市民は年に20kgの繊維製品を購入するそうです。そのうちの12kgが衣類で、ただ単にたくさん集めるわけではなく、コンテナに投げ込まれる年間約100万トンの古着を、きちんと専門家が査定してどの衣類をどう割り振るか査定しているそうです。
赤十字による衣類の寄付集めは長い伝統的な活動となっています。
初めて衣類が集められたのは1964年のことで、ハンブルクでの洪水被害者のためでした。
また、この活動の意味は今日、衣類に恵まれない人達のためだけではなく、環境保護のためでもあります。
リサイクル会社やセカンドハンド店への売上は赤十字の重要な収入源になっていて、税金を納めた後そのお金は、国内外の災害時や障がい者の方達の保護などに使われます。
また赤十字だけではなく、他にも衣類を回収している会社や団体があります。
ベルリンでも、そろそろ本格的な寒さがやってきます。衣替えをするときに不要になった衣類等を、このコンテナに入れようと思います。
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