写真は、友人が作ってくれた手捏ねハンバーグ。

当日の昼過ぎ、「夕方、飲みに行くよ」と一言伝えただけでした。
それなのにテーブルに現れたのは、

高級料理店のメインディッシュのような一皿。

いつもはスパークリングワインと白ワインが中心の彼が、
この日は「なぜか赤が飲みたくなってね」と言う。
それに合わせて、ハンバーグのソースも赤ワインベース。

堂々とした厚みが、見た目からして美味さを主張してくる。
このサイズ感で、よくぞ均一に火を通したものだと感心する。
聞けば、どこかのレストランで出会った形状を再現したのだとか。

美味いもの好きというのは厄介なもので、
「食べて満足」では終わらず、「自分で作れるようにならないと気が済まない」。
遊びに行くたび、見たこともない調理器具や小道具が増えています。

だが、その背景や空間そのものが、すでに一つの“味”になっているのです。
だから、どんな有名レストランへ行くよりも、
ここに来る時間がいちばん楽しい…となってしまいます。

そう思わせてくれる、実にありがたい友人です。

帰宅してから礼のメールを送ると、
「次回は、もう少し気合を入れます!」と返ってきました。

料理は、つくづく人格だと思う。

彼はすでにリタイアしていますが、この利他心とも言える姿勢は、
ぜひ中小企業の経営者たちにも育ててほしいと願ってやみません。

この気持ち、温かいうちに、そっとブログに書き留めておきます。

 

今週もお読みいただきありがとうございました。

 

ゴルフの上達法に学ぶ、経営者の姿勢

あるレッスンプロが、
「ゴルフが本当に上手くなるために必要な情報は、実は3つしかない」
と語っていました。

 

① 基本から正しい順番で練習をする
② 自分に合ったクラブを使う
③ ある程度、動く身体にする

 

派手さはありません。
しかし、結果が出る情報は、いつもシンプルです。

そして私は、この教えは
そのまま 経営の姿勢そのもの だと感じました。

 

基本を、順番通りに

経営にも「型」があります。

理念があり、数字を把握し、戦略を描き、人を育て、現場を回す。

 

ところが現実には、流行りの手法や成功事例、

即効性のありそうなノウハウから手を出してしまいがちです。

基本を飛ばした応用は、一時は上手くいったように見えても、
必ずどこかで崩れます。

 

基本を、正しい順番で積み重ねる。
遠回りに見えて、これが最短距離です。

 

身の丈に合った経営をする

どんなに高性能なクラブでも、振り手に合わなければ、

球は曲がります。経営も同じです。

大企業の成功モデル、有名経営者のやり方、最新の経営理論。

それが「良いもの」であることと、「自社に合うもの」であることは別です。

規模、業種、人材、地域性、そして経営者自身の器。

自分の会社に合った経営を選ぶ勇気が、長く続く会社をつくります。

 

経営は、最後は体力と心

経営は頭を使う仕事ですが、
実はそれ以上に体力と精神力を使います。

判断の連続、孤独な決断、不安との付き合い。

身体が弱れば、思考は鈍り、決断は守りに入ります。

生活を整え、健康を保ち、学び続ける。

これは自己満足ではなく、経営の基礎体力づくりです。

 

結果の出る経営情報とは

派手なノウハウではありません。

基本を大切にし、自社に合ったやり方を選び、経営者自身を鍛え続ける。

この3つが揃って、初めて「結果が出る」。

ゴルフも経営も、結局は同じなのだと思います。

 

一生かけて、基本を磨き続ける。
それが、経営者という仕事なのかもしれません。

この醍醐味を掴んだら、経営は、もう楽しくて仕方ないものになるでしょう。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

中村天風氏の言葉をもう一歩掘り下げて週末に入ります。

 

真・善・美は、経営判断の奥にある

この言葉が示す核心は、
「宇宙の心は真善美である」という一点につきます。

これは決して抽象論ではありません。

真:ごまかさない。現実を直視する。数字から逃げない
善:自分だけでなく、社員・顧客・取引先にとって正しいか
美:無理がなく、誠実で、長く続く姿かどうか


優れた経営判断を後から振り返ると、必ずこの三つがそろっています。

逆に、短期的には成功に見える判断ほど、
どこかに「不自然さ」や「醜さ」が残るものです。

人間の本質もまた、真善美である

天風氏はこうも言っています。
宇宙の心が真善美であるなら、人間の心の本質もまた真善美である と。

これは、経営者にとって非常に大切な示唆です。

社員は本来、怠けたい存在ではありません。
人は本来、ずるい存在でもありません。

環境が歪めば、心も歪む。経営が濁れば、組織も濁る。

経営者が整えば、組織は必ず応えてくれる。
これは理想論ではなく、現場で何度も見てきた現実です。

会計もまた、宇宙の言葉である

私は会計の仕事を生業としていますが、
会計もまた「真善美」を映す鏡だと感じています。

・ 正しい数字は、嘘をつきません。
・ 誠実な経営は、必ず財務に表れます。
・ 美しい財務体質の会社には、共通して無理がない。

会計とは、
宇宙の流れに沿って経営しているかどうかを映す言語 なのかもしれません。

経営者に求められるのは「整える力」

これからの時代、
小手先のテクニックや流行の経営論よりも大切なのは、

自分の心を整えること
会社の軸を整えること


宇宙の流れと心を合わせる、などと言うと大げさに聞こえますが、
要するに「人として正しいか」を問い続けることです。

中村天風のこの言葉は、
経営の原点に立ち返らせてくれる、静かで力強い指針だと感じています。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
いつもお読みいただきありがとうございます。

昨年暮れに、金融庁が「地域金融力強化プラン」を公表しました。

このプランは、人口減少・少子高齢化が進む中で、

☆地域経済の持続的発展を支える「地域金融力」☆を

一層発揮することを目的として、金融庁が取りまとめた総合的な施策集です。

柱は次の 2点です。

Ⅰ.地域企業の価値向上と地域課題の解決
Ⅱ.地域金融力を発揮するための環境整備

 

1.このプランで、税理士の立ち位置はどう変わるか

本プランを一言で言えば、
「地域金融機関をハブに、専門家が“企業価値向上チーム”として再編成される時代の設計図」
といえます。

 

ここで税理士・会計事務所は、「周辺プレイヤー」から「中核プレイヤー」へ
役割が引き上げられています。

特に本文中で何度も出てくる次の言葉が鍵です。

・事業性評価 ・予兆管理 ・伴走支援 ・企業価値創造 ・平時からの支援

これらは、会計データを日常的に扱う税理士が最も得意な領域です。

2.金融庁が“暗に期待している税理士像”

本文では「税理士」という言葉は多くは出てきません。
しかし、以下の文脈で明確に前提として組み込まれています。

(1)早期の経営改善・事業再生支援

「税理士や弁護士といった外部専門家と適時適切に連携」

ここでいう税理士は、決算後に数字を説明する人ではありません。

金融庁が想定しているのは、

・ 月次・四半期で異変を察知できる
・ キャッシュフローと収益構造を言語化できる
・ 経営者の意思決定の“前”に立てる


すなわち「予兆管理型税理士」です。

(2)事業性融資・企業価値担保権との関係

2026年から本格化する 企業価値担保権 × 事業性融資は、

・将来キャッシュフロー
・ビジネスモデル
・無形資産(ブランド・人材・販路)

を説明できるかどうかが成否を分けます。

ここで重要なのは、銀行は“説明できる人”を探しているという点です。

金融機関単独では、

・事業の言語化 ・将来計画の整合性検証 が足りません。

すなわち ここで、

会計×経営を語れる税理士が不可欠になるのです。

3.会計事務所が担うべき「大いなる使命」

このプランが示す構造変化は、次の一点に集約できます。

「融資判断の軸が“過去”から“未来”へ移る」
△従来          ▲これから
決算書中心       事業計画・変動損益・CF
担保・保証        企業価値・成長性
単発支援         継続的伴走

この変化は、
記帳代行型事務所には脅威ですが、経営支援型事務所には追い風です。

4.巡回監査の実践事務所として読み込む

・変動損益計算書を軸にした経営管理
・金融機関からの高評価
・「稼ぐ力」を会計で示す思想


これらはまさに、金融庁が全国で実現したい“理想モデル”そのものです。

すなわち、これまでは
・金融機関  ⇔ 企業  

・企業 ⇔ 税理士

でしたが、これからは
・「(税理士 × 金融機関) ⇔ 企業」
という関係式が、明文化され、制度的に後押しされ始めたのです。

 

凄いことになってきました。この続きはまた別の機会に。

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

「利他に徹する経営は、無限に発展する」

 

巡回監査の父、飯塚毅博士の格言です。テキストと言ってもよいでしょう。

私は、この言葉を真読し、色読するために30年という時間をかけました。

そしていくらか体験し、実感したことを言語化できるようになりました。

すると別のところから言葉が寄ってくるという現象が起きることを知りました。

その一つが中村天風氏の言葉です。

週のはじめにご紹介した言葉を、ここで掘り下げてみまます。

 

経営は「宇宙の流れ」に逆らわない営み

経営をしていると、

どうしても目先の数字、競争、評価に心を奪われがちです。
 

・利益を出さねばならない。

・人材を確保しなければならない。
・他社に負けてはいけない。

しかし、長く経営を続けていると、ある感覚が芽生えてきます。

・無理をしている経営は、必ずどこかで歪む。
・人の心に反する判断は、遅かれ早かれ反動を生む。


天風氏の言う「宇宙という大生命の流れ」とは、
自然の摂理であり、人の道であり、経営の原理原則 だと感じています。

その流れに逆らわず、調和した経営を行ったとき、
会社も、人も、数字も、不思議なほど整っていく…

 

これが30年、事務所を営んできた、偽らざる実感であり、事実です。

そして宇宙生命が無限のエネルギーに満ちているのと同じように、

経営に無限性を持たせるコツというようなものも掴むことができました。

それが「宇宙の流れ」に逆らわない営みなのです。

組織でも個人でも同じです。流れに逆らわないときは整っていく。

逆らったとき、乱れがはじまる。

 

乱れは悪いことなのか

 

では乱れが悪い事なのか…といいますと、決してそうではありません。

原則を知っている経営は、守りを固めた上で、次の一手を指します。

「頼まれ事は、試され事」とも言われる成長を促すための一手。

この課題をどう受けるかで三手目が決まります。

三手で完結するルーティンの確立。五手、七手と複雑にしない。

この小さな積み上げが、経営に無限性を起こしていきます。

即ち、宇宙の大生命の流れはこうして勢いを増していくのか…

そんな直観を得る日が来るのです。

 

直観は現象となって視覚化されます。

経営で言えば自己資本比率が高まりだすのです。

コツは、一日も早く、宇宙の流れを感じる力を備えることです。

すべての責任を一人で引き受けている経営者なら、できるはず。

流れに逆らわない経営を実践するのです。

 

山下会計の「型」で一緒に挑戦しませんか。

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

この画面『365日変動損益計算書』といいます。
当事務所で提供する自計化システムの一財務諸表です。

タイトルが「365日…」とあるので、本当に365日見ている経営者がいます。

それが当事務所のお客さまです。

数字を見ても、何もわからない。でも一年毎日と書いてあるのだから見る!

「見れば何かがわかるだろうから、そうしたネーミングなのですよね。」

そんな動機で毎日この表を見ているのです。この在り方を伺い感動しました。


そして日本は、「まだまだいける!いや、ここからが本番だ」と力が湧きます。

経営者の言葉に滲み出ているのは、

派手さとは無縁の、しかし極めて日本的で、同時に世界に誇れる力です。
意味が分からずとも、数字を“見る”ことは、未来を“考える”こと

この経営者は、
「ちょくちょくアクセスしては、

ため息混じりにどうしたものかと思い悩んでいる」
とつぶやいてもくれました。

 

これは弱さではありません。
経営者が逃げていない証拠です。

変動損益計算書を「よく見ている」という行為は、単なる閲覧ではなく、
・今日の資金繰りをどう保つか
・明日の判断をどこで切るか
・この会社を、いつまで生かし続けるか

これらを、一人で引き受けて考えている時間そのものです。

数字を見続ける経営者は、未来から目を背けていない経営者です。

そして見えないところで“見守る”という、TKCの日本的システムの美徳。
特筆すべきは、
その努力が、誇示されることなく、静かに把握されているという点です。
システム会社であるTKCは、評価を煽らない。ランキングを前面に出さない。
それでも「見ている事実」は、確かに存在する…

これは、管理ではなく、信頼を前提にした伴走ではないでしょうか。

そして税理士は、経営者の苦悩を知り、数字の重みを共有し、
必要なときにだけ、言葉を差し出す。前に出過ぎず、しかし決して放置しない。
この三者の距離感は、効率主義や成果主義だけでは決して生まれません。

日本が本来持っている「底力」の正体

この仕組みが示しているのは、

・地道さを価値とする文化。
・数字を誠実に扱う姿勢
・見えない努力を尊ぶ感性 
です。

派手なイノベーションではない。劇的な成功談でもない。
しかし、社会を壊さず、会社を生かし、人を孤立させない力がここにはあります。

発展とは、「静かな連携」が積み重なること

社会を発展させるのは、声の大きさでも、スピードでもありません。

1.経営者が、今日も数字を開く 
2.システムが、黙ってそれを支える
3.税理士が、その背中を理解している


この積み重ねが、日本経済の“底流”を支えています。

終わりに

このやり取りは、一社の美談ではありません。
日本が、まだ十分に言語化できていない強みの縮図です。
だから私はこう思い、勇気を持ちました。

「日本は、まだまだ力を発揮できる。
いや、こういう力を発揮できる国は、日本しか残っていない」
と!

そして、その中心にいるのが、
数字を手元に置き続ける経営者と、
それを信じて支える職業会計人なのだと。

この「現場にこそ、神が宿る」のです。

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。

TKC東京都心会のニューメンバーズ・サービス委員会主催の
「新春セミナー」に、講師として登壇させていただくことになりました。

 

題して、
『TKC会計人 業務の未来設計』
少し先を歩んだ者が、これからの若手にお伝えすべきこと。

せっかくの機会をいただきましたから、余すところなくお伝えします。

 

「おお、久しぶりに山下が話すのか…」ということで、

興味をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし今回は、ご挨拶でお越しになる必要はありません。

ハッキリと申し上げます。

今回の話は、

事務所経営に迷いがない方には不要です。
しかし、一度でも迷ったことがある方には必ず役に立ちます

 

といっても私は、成功者でも評論家でもありません。

事務所経営を、30年続けてしまった実務家です。

ですから、きれいなお話しはしません。できません。

その代わり、現場で使える話を、時間の限りご披露します。

 

そして今回、何より持ち帰っていただきたいのは、

明日からの答えではなく、

これからの10年間を考え続けられる問いです。

 

当日、お目にかかれますことを楽しみにしております。

ご興味ある方は、写真のQRコードからお申込みください。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

仕事始めに、新春方針発表会を開催しました
これからの30年に向かっての旅立ちです。

「戦後80年のレジームを脱却しよう」と言われ始めたのは、

いつからだったでしょうか。
私たちが能動的にその機会を掴めないまま、

気がつけば「日本は戦後体制から卒業させられた」とも

言われる状況になっています。

その実感がまだ腹落ちしきらないのが、

多くの中小企業の現場かもしれません。
しかし今年は、これまでとは明らかに違う社会の姿を、

否応なく目の当たりにする一年になる可能性があります。

とはいえ、そうした国家的危機状況を、

そのまま職員さんに伝えても、恐怖心を煽るだけ。意味はありません。
今回の方針発表会で伝えたのは、
「私たちは生き残る力を、すでに持っている」ということ。

だからこそ、安心して、いま目の前の業務に没頭しよう。
そして、中小企業を励まし、支え続けよう。
そんなメッセージを共有しました。

「TKC基本講座」基本理念1の読み合わせから

今年の『TKC基本講座』読み合わせは「基本理念1」。
その中にある「発心正しかざれば万業も空し」

という言葉が、印象的でした。

「入所したときの思いを忘れずに」という感想は、よく聞かれます。
ただ、その場では一歩踏み込んで、
「それは“意識の世界の思い”だよね」
という対話が生まれました。

基本理念は、
「本当の自分はどれですか」 と、私たちに問いかけてきます。

本当の意思決定は、実は潜在意識で行われている。
そう捉えるなら、入所したときの決断も、

潜在意識が下したものだったはずです。

では、その潜在意識は、
何を理由に意思決定したのか。

そこを掴むことこそが、
「本当の動機」を知ることにつながるのではないか。

そんな、いつもより一段深い対話ができた、
今年はじめの会議となりました。

社会が大きく揺れ動く時代だからこそ、
中小企業の経営者に、より一層期待していただける存在でありたい。

そんな予感に満ちた、良いスタートです。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

「もしも1日200円しか使えなかったら」
――これは、あなたが本当に経営者になれているかを問う質問かもしれない。

中谷昌文さんの著書
『ビル・ゲイツの幸せになる質問 

―もしも1日200円しか使えなかったら―』は、
一見すると、広く人々に向けられた、やさしく温かな一冊です。


しかし私は、この本を読み進めるうちに、
この「幸せになる質問」は、

経営者に向けた、かなり厳しい確認の問いにもなり得る―― 

そう受け止めました。

「もしも、あなたが1日200円しか使えなかったら、どうしますか?」
これは単なる極端な仮定ではありません。
資源がほとんどない状況でも、価値を生み出せるか。
未来を構想できるか。知恵を絞れるか。

つまり、
経営者として立っているかどうかを問われているのです。

 


知恵を「出せる人」と「出せない人」の分かれ目

本書では、ビル・ゲイツの答えとして
「ニワトリを買う」という象徴的なエピソードが紹介されます。

卵を産み、増え、やがて人に分け与えることができる。
これは「お金の話」ではありません。

 

・限られた条件の中で ・再生産できる仕組みを考え、

・時間を味方につけ ・他者と分かち合う未来を描く
――この思考の「型」そのものが、経営なのです。

一方で、この問いに直面したとき、

 

・「そんなの無理だ」
・「前提が厳しすぎる」
・「現実的じゃない」

そう感じてしまう自分がいるとしたら、それは能力の問題ではありません。

思考が、すでに“管理者”や“生活者”の位置に下がっている
そのサインかもしれません。

知恵が出ない原因は「才能不足」ではない

経営者が知恵を出せなくなる最大の原因は、
経験不足でも、学歴でもありません。

多くの場合、・失敗を恐れる心 ・正解を外に求める癖 

・「守る」ことに思考が縛られている状態

これらが、思考の流れを止めています。

本来、経営とは、

答えがない中で、問い続け、仮説を立て、試す営みです。
「1日200円しか使えなかったら」という問いは、
その原点に私たちを引き戻します。



では、どうしたら知恵が出るのか

答えは、意外なほどシンプルです。

・条件を嘆かない ・まず「あるもの」を見つめる 
・小さくても循環する仕組みを考える ・時間軸を伸ばして考える

そして何より、
「自分は経営者である」という位置に立ち直ること。

幸せになる質問とは、
実は「あなたは、今どこに立っていますか?」
という問いなのです。

幸せと経営は、同じ場所にある

本書のやさしさは、決して甘さではありません。
人はいつでも、どんな状況からでも、
知恵と行動によって未来を変えられる――
その事実を、静かに、しかし確かに突きつけてきます。

経営者にとっての幸せとは、
売上や規模の話だけではありません。

・考え続けられること ・希望を描けること ・人と未来を分かち合えること

そのすべてが、
「もしも1日200円しか使えなかったら」
という一つの問いに凝縮されています。

やさしい文体の奥にある、この鋭い問いを、ぜひ一度、
経営者としての自分自身に向けて投げかけてみてはいかがでしょうか。

答えを出す力こそが、
あなたを経営者たらしめていきます。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

『宇宙の心、人間の心』

「現代人の考え方は、
ただ生活の当面のことだけを考えて、
それで人生を考えているように思っている。

もっとはっきり言えば、
こうやって生きている毎日、
その日の生命の生活のことだけを考えるのが、
何か人生の先決問題のように考えている。

食うこと、着ること、儲けること、遊ぶこと。
もちろんそれも必要なことだから、
考えるべきものではあるかもしれない。

しかし、だからといって、
それだけを考えていれば、
人生のすべてが解決すると思う考え方は、
どうかと思わない?


― 中村天風 ―  思想家 
            1876年7月20日 ‐ 1968年12月1日 

 

 

今日から、社会も本格始動となります。

この一年、会計はこれまで以上に
厳しい問いを突きつけていくことでしょう。


それは「儲かっているか」ではなく、
「この会社は、社会の中で持ちこたえられるか」という問いです。

今日を回すだけの経営か。未来を引き受ける経営か。
わが社はどっちか。


天風氏の言葉には、逃げ場がありません。、
静に私たちに問い続けています。

この思想、今週かけて考えていきましょう。

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

― 経営マインド 331  ―


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