この社会の現状では、志を立てる経営の困難さを感じています。

人生でいえば、「何のために生きるのか」…この視点が個人にない。

要するに、「何のため」を探究していないのが、どうも当世のようです。

探究でもなく、何のためを考えていないのでしょう。要するに浮世なのです。

まさに「そなたも、世の者にも…」ですね。

何のためを考える時間が持てない私たち。本当にもったいないです。

『自利とは利他をいう』

この究極の教えが、いかに観念的に捉えられてしまうことか。

全力投球の生き様とはいかなるものか。

現場に挑むことで、その甚深を感じていける毎日です。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

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小学生の孫が、おじいさんに宛てて書いた「表彰状」

いろいろなことがあったけれど、この表彰状で嫌なことはすべて消えた。

このご褒美をいただくために、すべての試練があった…

会長はそんなことを口にされました。

 

後悔先に立たず…と言います。

同じように、幸福も先には立ちません。

一日、一日生きていること、それ自体が奇跡だ!とも思いませんでした。

そんな無粋な私ですが、それでも子どもが後を継いでくれました。

孫が、お祖父さんにと、心からの敬意をペンで表してくれました。

今にしてみれば、私は何と仕合せなお祖父さんでしょう…。

会長がそんな風に呟いているように思えます。

 

世間から何と言われようと思われようと、

それはそれで問題ではありますが、世間の無理解、誤解、無認識…

そんなこともこの世のありのままの姿です。

当世の方に、受け入れられなかったとしても、

後の世の人たちに称賛されることになった人生は、たくさんあります。

何があろうと、へこたれず、朗らかに、あるべき姿に生き続ける。

 

これが出来た、これを押し通したからこそ、身内が称賛したのです。

おじいちゃん、ありがとう。

おじいちゃん、おめでとう。

おじいちゃん、いつまでも。

事務所は、このおじいちゃんのすべてを見続けてきました。

 

家族と同様の思いを味わいました。

表彰状を書いた子が、世継ぎになるまで、お供します。

そんな決意を沸かせてくれた、表彰状でした。

 

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そなたの考えはすかん。

世の大事は先ずはカネ。それが当世であることはわしとてわかる。

しかしカネというのものは、いざというときに、

米のように喰えもせねば、刀のように身を守ってもくれぬ、

人のように手を差し伸べてもくれぬ。

さような頼りなきものであるにもかかわらず、

そなたも、世の者も、金の力を信じ過ぎておるように、わしには思える。

 

なんと含蓄のある台詞でしょう。

前後も素晴らしいのですが、会計人なのでここだけ切り出しておきます。

演技が真に迫っていて圧倒されました。

これが俳優を本気にさせる脚本か…脚本家の才能があふれ出ています。

興奮が頂点に達して、「では一服とするか」と和んだあと、

さあここからどうなる?!わくわくしたのもつかの間、

その4分後にはまさかの大事、そして続きに…

久しぶりにVTRに保存しよう。そう思いました。

この台詞は、胸に沁み込ませて、しばらく武元(たけちか)になります。

 

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新年度になると、個別の会議を開きます。
会議というと固いですが、ようするに個別ミーティングですね。
この一年、どんな目標を立てて、それがどうなったか。
個人として満足のいく仕事ができたか。社会に貢献できたか。
独自の使命は果たせたか。家族の状況はどうか…
基本的には質問だけです。各人が思いをどこまで言語化できるか。
すべてではないにしても、これで一年の成長を大方知ることができます。
成長を知るといっても、すでに業績は出ていますから、
その成果に対し、どのような思いを持っているか、そこを聴いています。
素直な心で、自身の仕事を見つめる職員さん。見ていて清々しいです。
この段階に入った人は、自ずから次の目標を設定していきます。
成長することが実感できるから、楽しくなっていくのでしょう。

仕事を楽しめるようになった人は仕合せです。
顧客への貢献という思考が、自ずと育っていきます。
会計事務所の社会的使命は、租税正義の実現です。
そのためともすれば、顧客への貢献という言葉に惑わされてしまいます。
租税正義の実現と顧客への貢献は、二律背反していると感じてしまうのです。
しかし巡回監査を10年以上続けていくと、背反するものではないことを知ります。
知るのではなく、直観できるようになるのです。
会計事務所の仕事が、俄然面白くなるのはここからです。
「独立した公正な立場」という言葉が、税理士法第1条にあります。
職員自身が、この立場で生きられるようになったとき、
お客さまである経営者も、同じ立場で、事業に取り組めるようになります。
ですから所長の仕事は、この精神で生きる職員を育てることに尽きるのです。
人生の達人のような職員さんたちと仕事ができる幸福感。
そんなわけで、個別ミーティングは会議の中で、一番楽しい会議です。

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ご本ありがとうございました!

私にまるでない稼ぐ力!そして、会計…😂

読んで少しでも学びたいです。

E.Y

 

 

新書、いい本になりましたね。読みます。
M.I

いつも大変お世話になっております。
事務所開業30周年をむかえられ心よりお祝い申しあげます。
山下先生はじめ奥様、社員の皆様のご健康を祝し

未来に向けてますますのご発展をお祈りいたします。
「稼ぐ力は会計で決まる」

会計力、私にとって最も苦手な言葉ですが

心を入れ替えて生涯のバイブルになるよう読ませていただきます。
H.T

 

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「相手方の気持ちになるということは、
わかりやすくいえば
「自分が先方の立場にいたらどうであろうか」
ということを考えることなのである。

実際!自分以外の人の心持ちを理解しあうことが
できるという特殊の精神能力を、

人間だけに賦与されているのはなにゆえぞ、と考えたら、

何事に対しても、まず相手方の気持ちになって考えてみることが、
すべてのことの解決をスムースにする秘訣だと理解される。

 

― 中村天風 ―  思想家 

            1876年7月20日 ‐ 1968年12月1日  

 

相手と自分。字面だけ追っていたら二元的に感じてしまう。

しかしすぐさま、先方の立場だったら…と展開する。

つまり相手は自分なのである。

そう直観できることは特殊な精神能力であり、

人間にだけ賦与されている…と踏み込んでいく。

ここを味わえるようになることが、会計人に求められる資質であろう。

その資質は、同時に中小企業経営者にも求められる。

 

― 経営マインド 293  ―

 

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担当 : 総務 山下がお受けいたします。
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長寿社会を生き抜くには、まず健康を確保すること、これが第一です。

90歳になった母は、今も元気。とてもよく食べます。

82歳になる義父もよく食べます。そしてよく飲みます。

最近は、純米大吟醸しか飲まないと言います。一升瓶で毎月6本。

日本中の純米大吟醸酒を制覇すると、誠に意気軒昂です。

飲みながらよく笑います。そして人の話しをよく聞きます。

そんな様子を拝見しながら気づきました。自然に傾聴ができているのです。

元気で長生きの秘訣は、この辺りが急所のようです。

文句をいわない。マイナスの言葉を使わない。不快を与える振舞いをしない…

他の項目を上げると、いくつも出てきますが、ポイントは傾聴です。

正直、耳はだいぶ壊れていますが、心で聴くので、ちゃんと思いが届きます。

口の動き、顔の表情、しゃべる素振り。全部見ているから、届くのですね。

つまりは、生きる姿勢がよいのだ!ということなのでした。

心がきれいだと体も健康になる。健康だから、心も柔らかくなる。

柔らかいから、さまざまな人たちと、触れ合うことができる。

触れ合うからたくさんの刺激をいただいて、心が元気になる。

おかげさまで食事も酒も美味くなる。こんな循環が毎日起きています。

人と会って話すことを日課にしているご老人。

ぜひこんな老後を迎えたいものです。

こうした模範が身近にいる私は、大の幸福者です。

 

今週もお読みいただきありがとうございました。

 

ベテラン世代の常套句

「こんなことも分からないのか」

「そんなの常識だろ」

これに対する若手のコミュニケーションは、

「そこをもう少し教えてもらえませんか」だそうです。

踏み込めという教示です。

 

またベテランの常套句には、こんなのもあるそうです。

「こんな大変なことが起っているのに」

「みんな言っているぞ」

これに対する返しは、

「大変なこととは具体的に何か教えていただいていいですか」

「できれば詳しい状況を知りたいのですが、

みんなとは具体的にどなたがおっしゃっているのですか。」と訊ねることで、

事実に近づけるということです。

『戦略経営者』4月号P.10-11 参照。

 

ベテランにこんな返しができる社員は、相当の優れものです。

仮に返せる社員がいたとしたら、ベテランはどう応答するでしょうか。

コミュニケーションが成立するとはとても思えません。

炎上するだけではないかと冷や冷やしながら文字を追いました。

「シニア活用の傾向と対策」という特集からの引用です。

シニアを活用するのは、相当、大変ですね。

 

ある企業の若手社員の思い(ホンネ)は、

「上の世代の人には、もっと話しを聞いてほしい」だそうです。

当然ですね。若手が歩み寄っていく話ではないでしょう。

そこで記事ではベテラン社員に、

「傾聴」のスキルトレーニングを施すことも一手だと勧めていました。

そんなトレーニングをしたら、大爆発されるだけだと思うのは私だけでしょうか。

シニアの活用の仕方、自信のある方はぜひご指導ください。

因みに、私は10年以上、シニアと仕事をしています。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

「バックミラーを見ながら前に進む…」

そんな格言があるそうです。

そんなことができるでしょうか。車の運転ならありえません。

しかし大概の人間は、そうやって生きているといいます。

言われてみるとそうかな…とも思います。

経験の中で生きようとする。過去の延長線を歩こうとする。

「今どきの若い者は…」年配者のこんな枕詞は要注意です。

やはりバックミラーを見ながら生きている人は多いようです。

人間は、本来変化を好まないものなのでしょうね。

黙っていても生老病死は進む。だからこのままでいてくれ!

時間よ止まれ!と願うのが、生き物の本当の心でしょう。

しかし、その執着が迷いのはじまりだと説くのが仏法です。

限られた命だからこそ、未来を創造する。託す未来を思い描く。

そこに新たな価値が生まれる。本当の価値もそこにある。

このセミナーに参加して、そんな思考を一緒に養っていきませんか。

 

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シカゴに住む友人の友人が日本を旅するとのことで、

東京滞在中のホストを依頼されました。

東京に来るまで伊豆、箱根、熱海を訪ねたそうです。

東京の後は京都に4日ほど滞在し、そこから香港へ飛び、

しばらく観光してからシカゴへ帰るとのこと。外国の方の旅行は優雅です。

 

さて東京の思い出になる名所と、江戸らしい食べ物は何かな…

一応、思案しましたが実際は、お客さま先に相応しいお店があります。

今回はどちらでお世話になろうか…そんな贅沢な選択ができる。

だからホストに選ばれるわけですね。

 

先週はロスから遊びに来ているご夫婦とお会いしました。

先週のペアも、今回のゲストも、現大統領のことを批判していました。

私の身近にいる世界通は、そろって大統領支持なので意外でした。

ゲストがいうには、大統領不支持派は国民の半数いるとのことです。

 

何かでみた資料によると、アメリカ人と中国人の平均年収はほぼ同じでしたが、

日本は、その6割程度でした。日本にいると稼げないことが明らかですが、

ゲストの26歳の友人は、大の日本贔屓で、その内、日本に暮らすそうです。

それを羨ましく思い、ゲストは今回、来日したそうですが、

昔からJ-POPなど聞いていて、この方も大の日本好きでした。

 

そのうち住んでしまうかも…なんてリップサービスを振りまいてくれましたが、

日本酒を美味い美味いと、ぐいぐい飲んでいるところを見ると、

本当に、そのうち日本に住んでしまうかもしれません。

中国の歴史も、政治もよくご存じでした。アメリカのことも当然知っている。

それなのに、飯が上手くて、景色がきれいで、人が優しい…

それだけの理由で日本に住みたくなるものでしょうか。、

 

経済も、軍事も、食糧も、そしてエネルギーも、不安定極まりない日本です。

本当は、不安定ではないのか。不安定こそが安定の本質なのか。

異文化の方と触れ合うと、さまざまな刺激をいただけます。

バランスの幅が広がります。

 

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