
地元の税理士仲間と、久しぶりに懇親を深めました。
同じ志を持った資格者と、飲んで食べて、語らえるというのは本当にありがたい。
心強くなることができます。TKC全国会では、入会3年未満の会員を特に、
「ニューメンバーズ」と位置付け、手厚くフォローする仕組みを備えています。
そのおかげで、業界のこと、実務のことがまったくわからなかったとしても、
3年後には、見違えるほどの実務家になってしまいます。
残念ながら、税理士会にその仕組みはありません。
税理士会は入り口から市場原理優先の競争社会。
TKC全国会は自利利他の世界。
同じ職業の選択といっても、入口が違えば出口はまるで異なります。
「発心、正しかざれば万業も虚し」まことに恐ろしい言葉です。
ニューメンバーズがいくら手厚い支援をいただけるとしても、
中には元気がなくなってしまったり、脱落してしまう人もいます。
そうした人の共通点で、目に着くのは、文句好きだということです。
誰かの発言に対しすぐに反論してしまう。自分の主張をして終わり。
正に対し反を返す。これはよいのですが、合に向かわないのです。
合を創造出来た人が、生き残る…
これがニューメンバーズ時代に、実際に見て学んだ法則でした。
正→反→正の人による合。
正→反→反の人による合。
正→反→正反の人による合。
このように、合の過程に3通りがあるとしたら、6人のうち2人は落ちていきます。
政治の世界では、この手続きを合意形成などと呼んだりします。
TKC理念と事務所経営。TKCシステムと事務所経営。税務当局と事務所経営。
提携協定企業と事務所経営。関与先企業と事務所経営。職員と事務所経営。
金融機関と事務所経営…
事務所経営と一口に言えど、さまざまなチャンネルの合意形成先があります。
つまりニューメンバーズ時代とは、合意形成能力を高める時代だといえるのです。
その大本は、TKC理念です。自分の心を理念に合わせられるかが、
成否のポイントになります。「二元相対的発想法を取らない」ことなのですが、
これが分からないと、苦労をします。
仲間と会うことで、当時の訓練を懐かしく思い出しました。
今回の懇親会で、感動した一コマを残しておきます。
ちょっと年上の仲間が「おい、Aちゃん、幸福そうな顔をしていないね。」と、
いきなり切り込んだこと。「ニューメンバーズ時代はかわいい顔していたけど、」
「ぜんぜん違う顔になっちゃったね。」
言われた本人だけでなく、周囲の仲間も驚いたことでしょうが、
何の悪びれもなく、そのように相手の心に飛び込めるもの同志だからです。
切り出した仲間は、きっと関与先にも同じように切り込んでいくのでしょう。
この勢いがなければ、巡回監査もシステムも現場に落とすことなどできません。
生ぬるい姿勢を正していただいた瞬間となりました。
今週もお読みいただきありがとうございました。