「これから先、税理業はどうなるのだろう…」

そうした不安を抱えている業界人たちが、結構いると聞きます。

生成AIの急速な、劇的な進化により、仕訳は自動化され決算書も自動化され、

申告書も自動化される…多くの人たちが、そう信じているようです。

実際そうなることでしょう。

しかしそのこと自体を危機の正面に置くというのはいかがなものでしょう。

昭和37(1962)年、ニューヨークで開催された第8回世界会計人会議。

出席した飯塚毅博士は「会計帳簿手書きの時代は永久に去った」と確信し、

(株)TKCを設立し、TKC全国会を設立しました。

職業会計人の職域防衛と運命打開の要諦につき、

博士はアメリカの公認会計士協会から主に2点を学びました。

1つは、事務所規模の大小を問わず、業務の均質性を保つこと。

2つは、職業会計人の生涯学習体制を確立すること。

この2点は、現在のTKCでも一大支柱とされています。

こうした原点を持っているTKCに所属しながら、何を不安に思うのか…

人の心の根の深さに驚くばかりです。

「汝が信、不及のゆえに今日葛藤す」

この言葉が、ありのままの生身の心を表していることに感動です。
『TKC基本講座』を読めば、安らぎしか湧いてこないのですが、

おそらく信が及ばない人たちは、この本を「積ん読」しておられるのでしょう。

 

いよいよ飯塚毅博士が予言した永久に去った時代がやってきます。

業務の均質性を保つために、

どれだけのTKCシステムが開発されていることでしょう。

使いこなせばよいだけです。

そして生涯学習として『基本講座』を読み込むことです。

要するに、哲学を深めるということなのです。

AIはツールです。AIはゴールではありません。

AIは手段です。AIを目的にしたら仕事はなくなります。

ここまでは理解できていました。

ところがAIは頭脳になりつつあるわけですね。
AIという頭脳とどう対話するか。そこが人間の価値になるときが来たのです。

いよいよ会計人の出番ではないでしょうか。

中小企業経営者を元気にする。心から励ませるのは会計事務所しかない。

山下事務所はそのように展望し、関与先さまとワクワクしています!

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

経営支援セミナー2025

今年は節目の年ということで、趣向を変えて開催します。

お越しになっただけで「おっ変わったな!」と感じていただけるセミナーにします。

経営環境が激しく変化する時代です。とはいえ…

1995年 地下鉄サリン事件 阪神淡路大震災

2000年 大蔵省解体

2008年 世界金融危機

2009年 リーマンショック

2011年 東日本大震災

2016年 熊本大地震

2020年 コロナパンデミック

2025年 そして今…

このように私たちは実は、数々の大きな試練を乗り越えてきました。

この30年を生き抜いてきた経営にはレジリエンスが染み込んでいます。

そのノウハウを蓄積するのがこれまでの30年だとしたら、

このノウハウを次世代のために存分に活かすのがこれからの30年です。

山下明宏税理士事務所ではこれからのご支援をそのように位置づけました。

そのスタートが今回の「経営支援セミナー2025」になります。

 

これまでの30年でお世話になった関与先さま、提携・協定企業をはじめ、

これからご支援がはじまる企業の皆さまにもお越しいただき、

にぎやかに、朗らかに、情熱をこめ、希望の光が輝くセミナーといたします。

 

共々に、未来の日本を創造して参りましょう!

 

お申込みはこちらから↓

 

 

 弊社は開業30年になりますが、その中にあって、

特にこの10年、何を軸にして経営してきたか、そこを教えてほしい…

身内に突然、そんな問いを立てられました。

「えっ?一緒に生きて来ただろう。」

内心そう思いつつも、何か意図があるな、と考え直し、

その問いに真摯に向き合ってみました。

 

2011年に東日本大震災が起こり、モラトリアム法が成立。

時の政権は民主党。自民党は下野していました。

非常事態から中小企業を救うためとはいえ、真に借りやすい環境ができました。

おかげで中小企業は、死にませんでしたが借金漬けになりました。

累積した借金をどう返すか…事業計画が重要なポイントとなりました。

405事業、ポスト405事業など、政府も大きな予算を組んで、

中小企業の事業計画策定を支援してくれました。

 

事業計画の策定は、金融機関からの資金調達に役立つだけだけでなく、

補助金、助成金をゲットする場合にも必要です。

しかしこれまでの会計…特に税務会計は、取引事実を認定する世界です。

取り引きはすでに起こっています、それを後日確認し、認定する。

過去の会計なのです。なぜ過去の会計をやらなければならないのか。

時効が来るまで、会計帳簿の証拠力を保つ使命があるからです。

税法の時効は7年です。7年前の過去に責任を持つ仕事に従事する人が、

これから7年後の未来を創造することができるか…という問いです。

認定と創造。相反する脳が必要とされるのではないか…

山下事務所はそんな風に考えました。

会計という言葉は同じでも、過去会計と未来会計の中身はまるで違います。

同じ人に担わせるのは無理があるのではないか…

そのような判断から、分業化することにしました。

 

事実認定部門と事業創造部門。業務を部門として2つに分け、

それぞれを監査部・未来部と呼称しました。

未来部の責任者には、金融機関出身の方に担っていただきました。、

そうして10年、過去会計と未来会計を繋ぐリアルタイム会計を、

関与先経営者にお届けしてきました。

 

この続きは、また別の機会に…

 

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消費税の滞納、社会保険料の滞納、住民税の滞納…

これらは企業業績に関わらず課せられる税です。

しかし業績が悪い場合、法人税等は発生しません。

 

担税力という言葉があります。税を負担する力のことです。

利益があれば、税を負担する力があるとみなされて法人税等が計算されます。
利益は決算で確定しますが、月々の利益の塊りを計算するので、

利益が出たといっても、本質は過去の清算です。

その利益の内訳は、過去の利益(幻)と回収見込み資金の一部の合算です。

極端にいえば、理屈で利益の根拠をフィクションで作っているだけで、

裏付けとなるお金はどこにもありません。

それなのに利益が出たよねということで、

税を負担する力があるとみなされてしまう…考えれば不思議な制度です。

 

しかし法人税等は、税を取る側の理屈でいうと、

景気や業績に左右されて、税収が安定しないのでよくない税だ…

ということになります。

確かにそうですね。入ってくる税が不安定なら予算など組めません。

そこで、考え出されたのが消費税です。

消費税なら、企業の黒字赤字に関わらず課税できます。

しかも「消費者から預かっているのだから君のお金ではないよね。」

という理屈が成り立つので、納税義務者である事業者も怒りません。

 

とはいえ、赤字になってしまう企業は、ほぼ資金繰りが下手な先です。

資金繰りが下手な企業に、
消費者からの金を預かれという制度が上手くいくでしょうか。
上手くいかないから、滞納額が1兆円規模にも膨らんでしまうのです。

借金返済、インフレ経済、円安…

滞納額は、今後ますます増加していくことでしょう。

 

この実態を鑑み、消費税を毎月納付させようという案がでてきています。

一見、親心のようですが、そんな制度がはじまったら、

源泉所得税の納期の特例も見直されるようになるでしょう。

税金を払うために仕事をする、納税額を正しく把握するために帳簿をつける。

資金繰りとは納税の異名になるかもしれません。

そうなったら本末転倒です。中小企業は激減するでしょう。

日本の経済の崩壊…そうなることが識者にわからないはずがありません。

 

ご政道の正しきを待っていては、中小企業は冷え上がってしまいます。

自力で、資金を回転させる力をつけましょう。

そのコツを盛り込んでお届けしたのが今回の著書になります。

赤字に苦しむ7割の中小企業。

そのすべての経営者に読んでいただきたいと願っています。

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

『六十の手習い』

 

「老人になると物覚えがわるくなるというが、
老年になったために記憶力が減退したのではない。
大抵の老人は自身の若い時代のことなどを話し出すと、
その当時の事実を細大もらさず実に詳細に述べる。
老年になったから記憶力が減退したのではなく、
注意力が散漫になり、
物事を完全に記憶しないようになったのに相違ない。
老年者でも有意注意を習性化すると、
青年に劣らぬような記憶力が作られることからでも
この消息は諒解(りょうかい)される。

 

※諒解:わかること。悟ること。

 

― 中村天風 ―  思想家 

            1876年7月20日 ‐ 1968年12月1日  

 

今、ここから!ますますこれから!

そうした人は、常に明るい。若々しい。皮膚は枯れても心は瑞々しい。

そうした人にお会いすると、

人生の本当の楽しみは後半戦だな…と気づかされる。

そういう人は、決まって病院を友だちにしていない。

人間の中に飛び込んでいくことを喜びにしている。

 

医学と薬学のおかげで、誰でも長壽になれる時代。

ゆえに互いに有意注意を習慣化しよう。

立石一馬氏が発見した不良老人にだけはなるまい。

 

― 経営マインド 313  ―

 

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担当 : 総務 山下がお受けいたします。
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地方のそのまた地方の小さな村落に、8人兄弟の末っ子として生まれた社長。

長男との年の差は18だったそうです。小学校2年生の時、父が他界。

その後は母の手一つで、子供たちを育てたそうです。当然お金はありません。

苦労に次ぐ苦労、貧乏につぐ貧乏の中、社長は幼少を過ごします。

腹も心も満たされない成長期の兄姉たちを部屋の隅でじっと観察してきた社長。

そのおかげで、人物を観察する力が備わったそうです。

 

少しでも母を楽にするために、働きながら学校に行けるという就職先を選びます。

これが社長の社会人生活のはじまりです。机上の空論より現実から学ぶ社長。

人生の階段を一つ、またひとつと登ることで、いわゆる成功者になりました。

今では、ご自宅はもちろん、山にも海にも別荘をお持ちです。

そして2隻目となるクルーザーも購入しました。その進水式に招かれました。

この社長も無借金経営を実践されています。

当然、個人所有の不動産も手元資金で購入されます。

売るときに値崩れしない物件を購入するセンスがあるのです。

 

簡単にいうと、分をわきまえた購入に徹するのです。

サラリーマンでも購入できるライン。

上を見たら青天井になるライン。その間の物件を探す。

こんなルールを業者に伝え、ピンと来る営業マンをそばに置く。

そして顔の見える営業マンとだけ、とことん付き合う。

これが達人になるコツだそうです。

 

振り返ると、8人兄弟のなかで、一番幸せになりました。

おふくろへの親孝行ができたと思っています。洋上でそんな話をしてくれました。

「仕合せになることが親孝行。」この心が大事ですね。子孫繁栄の秘訣です。

感謝の社長。仕合せをいただいた週末でした。

 

今週もお読みいただきありがとうございました。

 

イギリス人が見ていた1930年ってどんな風景だったのでしょう。

大英帝国の威信はまだ人々の心の中にあったことでしょう。

しかし第一次世界大戦で敗北したドイツに、過剰な賠償金をかけ

ドイツ国民から根深い恨みをかい、全体主義を一気に加速させました。

産業革命によって資本主義が成長し、科学万能の時代が幕を開け、

ヨーロッパ中が戦争に巻き込まれました。

戦前の期待、戦中の絶望、そして戦後の後悔…

ゴルフに例えていますが、

国家経営の責務を負う政治家の本音のように読めました。

 

それは兎も角、個人レベルで読み解くと、人生のコツのように感じます。

7:3の法則になぞらえれば、7割の人が、この感想を持つことでしょう。

目の前で起こる現実に呑まれれば、そのような渦の中に入ってしまう。

それを一般的には運命などという言葉で終わらせてしまいますね。

要するに諦めてしまうのです。

国家を導くリーダーは、そうした発想を持ちません。

「そのどれをも楽しみなさい!」と言っています。強さを感じます。

期待であれ、絶望であれ、後悔であれ、よいではないか、諸君、楽しめ!と。

 

これが出来るようになったら、達人ですね。

まもなく秋。ゴルフシーズンが帰ってきます。

その前に、どんなプレーも楽しめる心を作ります。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

事務所経営30年といっても、資格を取らなければ開業することはできません。

この世に産声をあげてから30年は、右も左もわからないなか、

言われるがままに、学校へ行き、勉強し、運動し、友だちと遊び…

自分の道を探し続けました。探したって、見つかるはずはないのに…

とにかく学校で一番になる。そんな目標を与えられても幸福にはなれません。

いまではわかりますが、当時はそれが幸福への道だと思わされていました。

部活で成果を出す。県大会に出場する。それが幸せへの道でした。

そうしたその時にしかできない、漠然とした目標ではなく、

具体的な進路を見つけなければならないのに、そうした導きは、

私の環境にはなかったような気がします。

偏差値がいくつだから、この学校には入れますが、ここは無理です。

それが誘いでした。世の中にどんな職業があって、その仕事はこんなことをする。

就職前の説明会ではなく、大学や学部を決める前に話が聞ければよいのに…

高校1年生のときに教えてもらえれば、理系・文系の選択も、

向き不向きを越えて選択できるようになるはずです。

大学は社会人予備校だという教授がいましたが、

それなら高校は大学予備校です。

最後が職業選択なのですから、高校時代からそうした誘いが大事だなと。

自分の歩んできた道を振り返り、しみじみ思います。

 

私の場合は、高校の教員に、「お前、会計士になったらどうだ?」

進路指導のとき、ふと言われたことがきっかけでした。理由を訊くと、

「わからん。ただこれから会計の時代がくる気がする」と言ったのです。

その言葉が胸に響きました。根拠はないけれど、その先生の直観だけれど、

未来をものすごく感じました。そこから私の会計への道がはじまりました。

 

30年という職業生活を経て、高校の先生にしみじみ感謝しています。

本当に会計の時代が来ました。会計は単なる技術ではなく哲学でした。

そのことに気が付いてから、会計を深く掘り下げることができました。

そして今後、ますます会計の時代が続くことでしょう。

次の30年は大会計時代になることでしょう。

そこに向かって確実に仕込みをしたのが、この30年です。

 

高校の先生の予言を現実にして恩返しするのが、

これからの30年をひらく私の仕上げの仕事になります。

 

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今回お会いした経営者は、10年で店を6つにした才覚の持ち主でした。

アルバイトをして貯めたお金で最初の店を出しました。

朝から晩まで働きました。そうして金がだんだん回るようになります。

そこでこの人は何をしたか。お金を貯めたのです。

その昔、オリンピック選手が「自分を褒めてあげたい!」と言ったことで、

真似する人が増えました。オリンピックに出場するだけですごいのです。

そこからメダルを取るとなると、どれほどの絶壁を登ることに等しいか。

自分を褒める次元が桁違いなのに、平地しか歩いていない人たちが、

すぐに自分にご褒美を上げてしまうことになりました。

しかしこの経営者は自分にご褒美をあげませんでした。経営して5年。

コロナパンデミックが世間を覆いました。その時です。

この経営者は、貯めに貯めた預貯金を、2店目の開業に使ったのです。
あの当時、世間は、無利息・無担保で3,000万円借りまくりました。

 

世間と違う行動。いわゆる逆張りです。店は大当たり!

そこから生み出されたキャッシュで翌年にまた1店舗を出します。

金の稼ぎ方と貯め方。そして店長の育て方と新店への投資を覚えたので、

経営者に専念することができるようになりました。

今では来年出店する店探しが仕事の中心です。

等身大の経営を地道に広げる投資戦略。もちろん無借金。

借金を想定していないビジネスモデルです。

これぞ中小企業経営の正しい在り方ではないでしょうか。

 

最初の5年間は、自ら先頭に立ち働く。

仕事に没頭していれば遊びにいく暇はありません。

金を使う機会がありませんがから、通帳には残高が膨らむ一方です。

6年目から、倍々ゲームでお金がまた貯まるようになりました。

こうなると自分の経営に投資することの確実性に気づきます。

もう完全に勝ち組です。最初の我慢が成功の秘訣。

働けることが楽しかったから我慢ではなかったかもしれません。

この人が化けたのは、現場を離れて経営者になれたからです。

その楽しさを知ることができたわけですね。

 

経営って楽しいですね。この話まだまだ続きます。

次回をお楽しみに。

 

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ここが急所です。

世界一の会計システム。

世界一の事業計画策定システム。

世界唯一の書面添付。

世界唯一の巡回監査…

これら最高の宝を手にしていても、

根が曲がっていたら、ご利益はありません。

道具が活かされないからです。

ツールはあくまで手段です。

ゴールは何か!「幸福」です。

本当に幸福になりたいと思っているのか。

その源が、問われるのです。

「発心正しかざれば万業も空し」

発心は初心ではありません。

初心が曲がっていればゴールも曲がることは想像できますが、

初心は、発心によって正すことができます。

「スタートは何でもいいよ」そんな風に励まされることもありますが、

これなどそのよい例でしょう。

発する心。今の心が大事です。発々と生じる瞬間の心根を正す。

この不断の実践が、ゴールを確かなものへと決めて行きます。

その過程のなかで、ツールも活かされていきます。

 

世界で唯一の事業を完成させるのが中小企業の経営です。

ゆえに、そこに伴走する会計事務所の職員も唯一の存在です。

飲食業で例えれば、ミシュラン5つ星を目指すのが中小企業経営です。

チェーン店のシステムは、カウンター7席、夫婦で営む店には無用です。

「唯一の経営には唯一の巡回監査を!」
「唯一の経営には唯一の書面添付を!」

それが山下事務所の基本原理です。

 

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