【凱旋門賞】ヴィクト突き抜けた!武豊「大きなチャンス」 | ゴルフ大好き どらちゃんブログ

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 凱旋門賞(10月3日、ロンシャン)に出走する日本馬2頭の追い切りが
29日(日本時間同日午後)、フランス・シャンティーのエーグル調教場芝コースで行われた。
ヴィクトワールピサは武豊騎手(41)がまたがって併せ馬。
大一番へ向けて最高の感触をつかんだ。
ナカヤマフェスタは3頭併せの積極メニューで大差先着。
「遠征で馬が大きく変わった」
と二ノ宮敬宇師(58)は目を細めた。


 シャンティーの森に濃い霧が立ちこめる中、ヴィクトワールピサが最高の追い切りを行った。

 巨大な草原とも言えるエーグル調教場、1周2000メートルの芝周回コース。
市川義美オーナーが現地で購入したコルコントという馬を7~8馬身ほど先に行かせ、
武豊騎乗のヴィクトワールが残り1400メートル地点から追走した。
コースはないに等しく、目標はだ円形に並べられた小さなコーンだけ。
トレセン慣れした皐月賞馬にとって走りにくいはずだが、それでも動揺せず、どっしりと構えた。

 残り1000メートルからペースが上がり、ラスト200メートルで自然と並ぶ。
パートナーはプレッシャーを感じたのか外に膨れ、ゴール前から多少強めに追われた
ヴィクトワールが突き抜けた。
「先頭に立つと物見をする馬が、しっかり集中して走り切った。
真っすぐに走り、完全に抜き去った」
と武豊は手放しで喜んだ。


 見た目にも余裕のある体つきで臨んだニエル賞から一変。
中間は丹念に時計を積み、攻めの姿勢を貫いている。
「ある程度強くやってもテンションが上がらない。いい環境のおかげだろう。
ずっとここにいて馬づくりをしたくなる」
と角居師はニヤリ。
「今回の旅で大きく成長した。可愛い子には旅をさせよとはこのことだ」
と力を付けた愛馬に目を細めた。


 武豊も力を込めて語った。
「いよいよだな、という感じ。大きなチャンスをもらった。凱旋門賞は夢であり目標。
甘くないことは身にしみている。簡単ではない。でも、不可能でもないんだ。
悔いのないように乗りたい」
くしくも競馬学校の同期、蛯名とともに挑む一戦。
蛯名はエルコンドルパサー(99年2着)、 武豊はディープインパクト(06年失格)の無念を
晴らしに行く。
「一緒に凱旋門賞に乗るとは信じられないが、ともに頑張ってきます」
と武豊力強く締めくくった。


 ≪10年で7勝≫過去10年の凱旋門賞で3歳馬が7勝を挙げているが、
5頭がニエル賞をステップに本番に挑戦していた。
04年のバゴはニエル賞3着から凱旋門賞を制覇。前哨戦4着のヴィクトワールピサも
本番で巻き返しを狙う

【スポニチアネックス】