整えて、細菌に打ち勝つ健康な体をつくっておくことです。
健康な成人では、多少の病原菌、例えばサルモネラ菌、
病原性大腸菌、赤痢菌、コレラ菌などが1万~10万個
程度入ってきても、口の中や胃腸の防御機能によって
殆どが排除されてしまいます。
口の中には非常に多くの菌が住んでいて、これを
口腔内常在菌といい、菌は互いに均衡を保っています。
そのため、ほかの菌、つまり外来性の病原菌が入って
きても住めない状態なのです。
また、だ液中にある免疫グロブリンや抗菌物質
(リゾチーム、ラクトフェリンなど)が細菌の繁殖を
抑えます。
このことから考えると、食中毒予防で最も大事なことは、
だ液をたくさん出して食べ物をよくかむことです。
よくかむことで、だ液も多量に分泌されます。
次に、第2の関門、胃が待ちかまえています。
食べ物をよくかんでいる間に、胃からは強酸(塩酸)が
分泌されて待ちかまえているので、外来病原菌も
簡単に死滅してしまいます。
水やお茶、ジュースなどの飲み物で、口に入れた食物を
流し込む食べ方は、だ液も胃酸も薄めてしまうので
よくありません。
じっくりと食べ物をかんで、食中毒を予防しましょう。
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