だ液にはこんなに多くの働きがあるんです。 | 鹿児島市の歯列矯正で評判の歯医者 別府歯科医院

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JR谷山駅より徒歩15分、永田バス停より徒歩2分の別府歯科医院。開業25年。矯正担当医は女医ですので、女性の患者さんも気兼ねなく治療が受けられます。

 口の中のだ液腺から分泌されるだ液は、ムチンを
含んでいてねばねばしています。
 
 健康な成人1日当たりの総分泌量は1~1.5リットルで、
何もしないとき(安静時)の量は1時間に約30ミリリットルです。

 睡眠中は、8時間に20ミリリットルぐらいしか
分泌されません。ですから睡眠中は、だ液の洗浄作用が
働きにくくなります。睡眠前のブラッシングが不十分だと
むし歯や歯周病にかかりやすいのは、この為です。

 食べたりおしゃべりをしたりして、だ液の分泌を刺激
すると、反射だ液といって500ミリリットルほど出ます。
成分はおよそ99.2~99.5%を水分が占めます。
残り0.5%の固形成分には、アミラーゼやリゾチーム
などが含まれています。

だ液の機能
 ◎ 潤滑作用
   ・粘膜の表面を滑らかにして、飲み込みや
    発音機能を円滑にする。
   ・砕かれた食べ物を集めて塊にし、飲み込み
    やすくする。
 ◎ 溶媒作用
   ・味を感じさせる物質は、だ液に一度溶けてから
    味蕾と反応する。
   ・精神的ショックなどで、だ液の分泌量が減れば
    特に固形物の味が分かりにくくなり、食事は
    砂をかんでいる様に思える。
 ◎ 洗浄作用
   ・だ液の流れによって口腔内の食べ物のかすや
    細菌、異物などを洗い流す。
 ◎ pHの緩衝作用
   ・だ液は食べ物の表面でpH(ペーハー)を調整し
    口腔や食道粘膜を保護する。
 ◎ 歯・粘膜保護作用
   ・エナメル質表層の耐酸性を上昇させる。
    また、カルシウムとリンの働きでエナメル質を
    だ液に溶けにくくしたり、生えて間もない歯の
    エナメル質を成熟させ、むし歯になりかけた
    部分を再石灰化させる。
 ◎ 口腔粘膜表面に吸着して防水膜として働く。
   ・物質の浸透性を調節する。
   ・乾燥や化学物質の刺激、細菌の酵素などから
    保護する。
 
全身に関係するだ液の機能
  ◎ 化学的消化作用
    だ液アミラーゼ(プチアリン)は、でんぷんを
    デキストリンや麦芽糖の状態にまで分解する。
 ◎ 抗菌作用
    ペルオキシダーゼやリゾチーム、ラクトフェリン
    分泌型抗体などのだ液中の抗菌物質が
    抗菌作用を発揮する。
 ◎ 内分泌作用
    だ液腺ホルモンのパロチンは、歯や骨の
    発育を促進させる。
 ◎ その他
    発がん物質の働きを抑える。

 だ液には多くの働きがあります。病気や高齢の方で
だ液の分泌量が少なくなった場合は、人工だ液とか
ありますので、歯科医院で相談してみましょう。

鼻から呼吸しないで、口を開けて呼吸すると(口呼吸)
口の中が乾燥して、むし歯や歯周病にかかりやすく
なります。気をつけましょう。

  

■ご予約・お問い合わせ
TEL:099-268-7181
診療時間:9:00~18:30(詳細
休診日:日曜、祝日
住所:鹿児島県鹿児島市東谷山5丁目30-5
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