田中裕子主演【いつか読書する日】 | べっぴん典ちゃんのブログ

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こんばんは🌃

2005年に映画館で観た作品

田中裕子さん主演

【いつか読書する日】













美奈子(田中裕子さん)と槐多(岸部一徳さん)、中年男女の不器用な愛を描いた作品です。




美奈子と槐多は、高校生のときに付き合っていたが二人の親同士が不倫関係だと知って、その後別れた。


美奈子は、50代になっても独身を貫いた。一方、槐多は、結婚し役所の児童相談科に勤めている。だが、現在 槐多の妻・容子(仁科亜季子さん)は末期の癌で自宅療養中。そんな妻を献身的に支える槐多。


美奈子は、もう何年も早朝より牛乳配達をし続ける。それは、恋しい人に牛乳を届ける為だった。

牛乳配達のあとは、スーパーのレジ打ちの仕事をしていた。そのスーパーへ日常的に槐多も買い物に行っていた。


美奈子と槐多は、互いに惹かれ合っているのに気持ちを抑え込み知らんぷり。


見かねた槐多の妻・容子は、ある朝、病気の身体を引きずりながら玄関外の牛乳箱の空ビンにそっとメモを入れた。


美奈子の都合の良い時に会いたいという内容だった。


槐多の妻には、時間がなかった。死ぬ前に話しておきたいことが・・・・・


自分が死んだあと夫と一緒に暮らしてほしいと言った。

容子の深い愛。夫の心の底にあるもう一つの愛をずっと長い間見守っていた。

そして、美奈子の秘めた愛。

2人の不器用な愛の行方は?

ラストが切なくて泣けたえーん

しみじみと心うつ昭和感あふれる作品でした。