連休の最終日は朝から雨・・・・前日に富士の裾野で打ちのめされて、ゴルフという「ゴ」の字も口からでない傷心の一日をしていた。そしてもう一つの悲しみに、ゴルフ仲間のN氏の奥方が長い闘病生活にピリオッドを打った。
広尾と恵比寿のちょうど中間点、昔でいう白金三光町の交差点の角からちょっと入ったところ・・・・私が会社を興した懐かしの地でもある。
豊沢教会でお別れの会が催された・・・・新しい形での個人を送る会、見事だった。
「ことのみ合唱団」故人の教えていたもっとも年少のグループのようだ、可愛らしいあどけないコスチュームで登場して、教授された歌唱力を見事な成果で披露してくれた。
そして、故人の指導によって歌唱を学んだ合唱団やコーラスグループが順次登場してくる・・・・それぞれが先だった先生の逸話を語っていく、親愛された情感が言葉や歌唱によって再現されていく。
今時は葬儀も変わってきているのを痛感する・・・・葬儀場や寺院のお仕着せによらない「お別れの会」という新しい形。涙を流している人もいるが、誰もが故人の恩を返して送ろうとの気持ちがうかがえる・・・・10という組をはるかに超える人の数の多さ、見事でもあるし故人の人柄が偲ばれる心のこもった会でもあった。
人には色々な世界観がある・・・・「合唱団」と一言で言ってしまえるほど、簡単にはくくれない質の深さを拝見した。故人によって教授された歌唱という技術を、これからも夫々が万遍なく披露していくのだろう・・・・会場の一人一人が生き生きとして光り輝いていた。
あらためて故人の旅立に栄光あれ。
年齢を超越して皆がピッカピカ。