とにかく寒いですね。
箱根も青山辺りも、何処も街中凍っているみたいです。凍死してはいけない、暖房では健康に良くない。身体を芯から暖めようということで、ベルコモサイドのキラー通り真ん中辺りの「第一神宮」へ。韓国料理のユッケジャンスープで温めるというか、発汗させようという魂胆だ。漢方の力で身体の新陳代謝を促進する。
まったく韓国料理屋の様相をしていない店つくりだ、更には良い雰囲気のロッジ風のインテリアは私は和む。量は食べられないが手ごろな肉を食べさせてくれる。
日本語が片言の綺麗な女性従業員ばかりの店で、いつも良い接客を感じる。何年も通ってしまっているのは、美味しさと、美しさが同居しているからだ・・・・・美味い肉と美人は関係的に方程式になりえる?
肉はほどほどに、いつもロース一枚とカルビを二枚というくらい。偏らない食を心がけているが肉に関しては我慢と言うところ。「チョレギサラダ」はチョッと辛めで肉と合わせてもよし、で焼肉では欠かせないサラダ。
炭は脂を落とし、肉汁を芳醇なものにする。脂を落とした肉片は香りも素晴らしい。
なるべく炭火焼きの店を選んでいるが、焼肉は炭火に限る。
夏はビールだが、冬はワインがことの他はかどる。肉には赤ワインと言っているが、焼肉にも当てはまる言葉なのか研究・・・・・する。
半分づつ分けて食べる「ビビンパ」辛目のジャンを塗してスープで混ぜ合わせる。
待っていました、本日の本命「ユッケジャンスープ」タップリと汗をかかせてもらいます。
焼肉は炭火が美味いと言うが・・・・これは本当だ。今時は当たり前のようになっているが、是非とも炭で焼いて食べて欲しい。東京ガスには申し訳ないが、ハッキリと比べても分るこの差も、食べる楽しみの一つだ。
昔モンゴルでは匈奴が長城の外を犯して時代を跋扈していた。それを中国の時代の皇帝は「狄」と呼んでいた。それは字の如く獣を焼いて食べると言うこと。焼くだけの食を戦争のパワーとしていた。待ちの中国に対して、攻めの匈奴はスタミナ源として食の知恵としていた。
今日、相撲はモンゴル勢が趨勢をしめているが本当に強い。朝青龍も白鵬も12勝を上げている。菜食主義の日本の歴史で頑張ってきたが肉食習慣には、どうもしばらくは勝てそうも無い。精々肉を美味く食べて十年後には凄い横綱を作って欲しい。
ガスの濡れた炎では肉に余計な水分と臭いを持たせてしまう・・・・肉汁に湿気が混じる。キリッと焼けない=不味い。
炭の強力な火力は遠赤外線を発し、余計な肉の脂分を落として肉汁だけを残す。それが旨味となって、香りも豊かになる。
美味いものを覚えると戦争にも勝てる・・・・と歴史は教えているが、相撲でも同じだろう。肉が野菜より安くなっている昨今、強くて大きな横綱を期待する。
自給できない肉より、野菜が高い不思議。
食の七不思議だ。
食はバランスよく・・・・・。