チャップリンの放浪者~公演・中篇 | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!


・・・目的地と反対方向へ走り出したメロウ・・・

途中で道に迷う。

てか、別の場所に向かっているんだから、着くはずはない。


パニくりタクシーを拾う。

しかし、タクシーのおじさんは古石場文化センターを知らないという!

諦めて二台目を拾うと、すぐさま向かってくれたが・・・

走り出したのは今来た道!!

ここで私は道に迷う以前に、はなから間違えていたことにやっと気づく。

何とも情けない気分になりつつ、何とか辿り着く。


徒歩でも10分弱の遅れの予定が、なんと30分近く遅れてしまい!

先輩である楽団カラード・モノトーンの皆様をスタンバイさせたまま

お待たせしてしまった大馬鹿女郎なのでありました・・・


そして・・・楽屋にいらっしゃる澤登師匠にご挨拶に行くと・・・

し、師匠・・・もしかして洋服!?

いや、もしかしなくても洋服!!


三年?前の古石場の新年公演を拝見したっきり、

この二年は失礼していたのですが・・・

三年前にはお着物で、今年もてっきりそうだと・・・

「確認しろよ!おいっつ!!!」

自分に自分で突っ込みを入れながら、

パニ×2で音合わせとマイクチェックは終了。


「気ににないで~!」

と、カラードの皆様はひたすら優しく・・・

「私はそういうの気にしない人だから!」

と、師匠はニコニコと答える・・・


ええ、わかっています・・・

わかっていますが・・・

あああああ~~~


・・・ト、そんなこんなで、

公演は本番に突入してゆくのでありました・・・!



~つづく~



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※写真は昨年末亡くなった「デコちゃん」こと、

高峰秀子さんの追悼写真の前で。